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世界中で人気上昇中のワイン品種、ピノ・グリの特徴を徹底解説

世界中で人気上昇中のワイン品種、ピノ・グリの特徴を徹底解説

投稿者:ワインエキスパート 白川茜(しらかわあかね)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2021年1月31日

ピノ・グリというかわいい名前のブドウがある。現在ではシャルドネやソーヴィニョンブランなどの国際品種にも負けない存在感のある白ワイン品種のひとつだ。リッチな味わいと華やかな香り、少しミステリアスなバックグラウンドを持ち人気を伸ばすピノ・グリについて、産地や合う料理、おすすめ商品などを紹介する。

  

1. ピノ・グリとは?ピノ・グリージョとの違いや味わい・香りなどの特徴を解説

まずはピノ・グリについてのよくある疑問やブドウとしての特徴に触れていこう。

ピノ・グリとピノ・グリージョは同じブドウ

ワインによってピノ・グリと書かれていたりピノ・グリージョと書かれていたりして混乱するが、二つは同じブドウだ。ピノ・グリはフランス語であり、この呼び方がもっとも一般的である。イタリア語ではピノ・グリージョといい、イタリアのワインだったりイタリアに多いスタイルに仕上げたピノ・グリの場合は、ラベルにピノ・グリージョと書かれていることが多い。

ピノ・グリの味わいや香り

ピノ・グリはピノ・ノワールという黒ブドウの突然変異種で、フランスのブルゴーニュ地方が原産といわれている。グリ=灰色という意味で、黒ブドウと白ブドウの中間的なピンク色の果皮を持つ。外観は白ワインだがその味わいはほかの白ワインよりもリッチで豊かなボディを持ち、香りも南国フルーツを思わす華やかなものが多い。産地や生産者のスタイルで味わいにはかなり違いがあり、スッキリしたドライなものからコクのあるタイプ、甘口ワインまでバラエティが豊かだ。

2. ピノ・グリはどこで栽培されている?名産地や産地ごとの違いや特徴について解説

今日では世界中でピノ・グリのワインが生産されている。その中でも有名な産地をいくつか紹介しよう。

フランス

現在は原産地であるブルゴーニュ地方での生産は少なく、より北部に位置するアルザス地方で高品質なピノ・グリのワインが作られている。アルザス地方のピノ・グリはさわやかな酸味と芳醇な果実味を楽しめるものが多い。またスパークリングワインや甘口ワインなどワインのスタイルも豊富だ。

イタリア

北部に位置するフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州がピノ・グリージョの有名な産地だ。豊かな果実味にミネラル感のある素晴らしいワインから、カジュアルに飲めるさわやかでドライなワインも揃っている。また果皮や種を一緒に醸す作り方のオレンジワインも生産されており、通常の白ワインとは違った味わい深さを楽しめる。

ニュージーランド

今やヨーロッパ以外でも多くの地域で栽培されるピノ・グリだが、ニュージーランドもその人気産地のひとつだ。ピュアな味わいのワインが多い同国の特徴がよく出た、繊細かつ華やかな香りのピノ・グリが作られている。

3. ピノ・グリに合う料理は?おすすめの飲み方と合わせて確認

ピノ・グリのワインは商品によって味わいに大きく差があるので、ワインのタイプ別におすすめの料理と飲み方を見ていこう。

すっきりさわやかタイプのピノ・グリ:魚介や野菜のマリネ、フリットなど

すっきりした味わいのピノ・グリであれば魚介や野菜をマリネにしたものや、フリットや天ぷらなど揚げ物によく合う。飲む前に冷蔵庫やワインクーラーでしっかり冷やしてからいただくのがおすすめだ。

コクありタイプのピノ・グリ:ローストポークや中華料理

濃厚な味わいのピノ・グリの場合は、白ワインでありながらも魚よりも肉との相性がよい。ローストしたポークやチキン、ソーセージなどと合わせてみてほしい。より濃縮感のあるピノ・グリであればスパイスが効いた中華料理にも合わせられる。コクのある味わいを引き立てるため、通常の白ワインよりも少し高めの温度で飲んでほしい。

4. ピノ・グリで造られたおすすめのワインは?

数もスタイルも豊富なピノ・グリのワインの中からおすすめの商品を紹介する。

トリンバック「ピノ・グリ・レゼルヴ」

販売元:エノテカ
フランス・アルザス地方で300年以上の歴史を持つ名門ワイナリーがつくるピノ・グリのワイン。ブドウ本来のさわやかな酸味とほどよいボリューム感があり、バランスがよい。さまざまな料理に合わせやすく、普段のディナー用から持ち寄りパーティなどにもおすすめできる。
おすすめ商品

ブリッコ・アル・ソーレ「ピノ・グリージョ オーガニック」

販売元:フェリシティー
カジュアルなイタリアのピノ・グリージョらしい、華やかな香りとドライでフレッシュな味わいが共存している1本。オーガニック認証を受けたワインでありながら1000円台前半という手ごろな価格も嬉しい。ピクニックや休日のランチなど家飲み用におすすめしたい。

ヴィラマリア「プライベートビン ピノグリ」

販売元:木下インターナショナル
ニュージーランドの異なる3つのエリアのワインをブレンドして仕込まれている1本。洋ナシなどのアロマティックな香りとほのかなスパイシーさが感じられ、厚みがありながらも酸味がしっかりと味を引き締めている。メリハリがあって飲み飽きしないので、ちょっとしたおつまみで晩酌をしたい日におすすめだ。
おすすめ商品

結論

世界中で人気上昇中の白ワイン品種ピノ・グリにはまだまだ面白いワインが存在していて、ここで挙げたのはそのほんの一部だ。魅惑的なピンクの果皮を持つピノ・グリは独特な味わいと香りで、ほかの白ワインでは見られない個性が詰まっている。手に取りやすい価格のワインも多いので、ぜひ一度試してみてほしい。
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  • 更新日:

    2021年1月31日

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