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デザートワインとは?飲み方や合うおつまみを紹介!おすすめ銘柄は?

デザートワインとは?飲み方や合うおつまみを紹介!おすすめ銘柄は?

投稿者:ソムリエ 垣内悠里(かきうちゆり)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2021年3月13日

うっとりするような甘口で人気のデザートワイン。デザートワインの定義は国によって異なり、製法によっても甘さや味わいに違いがある。食後に飲むイメージが強いかもしれないが、実は食前から食中、料理の材料としてもさまざまな楽しみ方ができるのだ。詳しく解説するので参考にしてみてはいかがだろうか。

  

1. デザートワインとは?飲むタイミングなどの基本的な特徴を解説

デザートワインは甘口ワインのことを指す。食後にデザートとともに、またはデザートとして飲まれたり、食前酒として提供されたりすることが多いが、食事中に飲まれることもある。製法ごとに個性は異なり、味わいも軽い甘口から極甘口まで幅広いのが特徴だ。ここでは主要な4タイプのデザートワインを紹介する。

貴腐ワイン

貴腐ワインは芳醇な香りと凝縮した甘みをもち、デザートワインの中でも希少で特別感のある極甘口ワインだ。貴腐菌というカビがブドウにつくことで果実の水分が蒸発し、干しブドウのようになり糖度が上がって特有の複雑な香りが生まれる。世界三大貴腐ワインとしてとくに有名なのが、ソーテルヌ(フランス)、トカイ(ハンガリー)、トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)だ。

アイスワイン

凝縮した甘みの中にさわやかな酸味が感じられるアイスワイン。ブドウの収穫を遅らせ、氷結した果実から凍った水分を除いた果汁を搾って造られる。産地はドイツとカナダ、オーストリアで、栽培や生産にかかる手間と時間から希少性の高いワインとして知られている。

レイトハーヴェスト

遅摘みワインを意味するレイトハーヴェストは、完熟したブドウの収穫を遅らせて糖度が上がった果実から造られる甘口ワインだ。主要産地はフランスやドイツだが、世界的に広く生産されている。花や果実の香りにとろけるような甘みをもつ。

ストローワイン

ストローワインは、収穫したブドウを乾燥させた干しブドウで造る甘口ワイン。「ストロー」とは藁(わら)を意味し、藁の上でブドウを干したことから名付けられた。現在は棚や吊るして乾燥させたワインもストローワインと呼ぶ。味わいは濃厚でコクがあり、長期熟成させることもできる。

2. デザートワインの飲み方は?おすすめのおつまみもご紹介

デザートワインは飲む温度がポイントだ。合わせるおつまみによっても違った表情を楽しめるので試してみてほしい。

デザートワインの飲み方

デザートワインは冷やして飲むと味わいのバランスがよくなる。タイプにもよるが4~10℃くらいに冷やすのがよいだろう。食前酒として、または食後にデザートやチーズとともに飲んだり、デザートとして飲んだりすることが多い甘口のデザートワイン。しかし食事中に飲まれることもあるので、シチュエーションに合わせて楽しもう。また抜栓後も1週間~1ヶ月ほどは保管できるので、ゆっくり飲みたい場合は栓をして冷蔵庫に入れておくとよい。

おすすめのおつまみ

貴腐ワインのような華やかな香りの極甘口ワインは、濃厚な味わいのおつまみと相性バツグンだ。蜂蜜をかけたブルーチーズやフォアグラのテリーヌなどと合わせてみよう。軽い甘口のワインは、新鮮なフルーツやドライフルーツ、フルーツタルトとの相性がよい。生ハム、甘辛い味つけの焼き鳥、スパイシーなエスニック料理などもやさしい甘みと酸味をもつワインのおつまみにおすすめだ。

3. デザートワインを使ったレシピ!アレンジもおすすめ

デザートワインでいつもと違うアレンジをしたいときや、飲みきれないデザートワインの活用におすすめのレシピを紹介しよう。

アレンジ方法

桃や梨のコンポートは水とデザートワインを同量入れて作ると上品で贅沢な味わいのデザートになる。バニラアイスクリームに貴腐ワインを垂らして楽しむのもいいだろう。料理では極甘口のワインをソースに使うのもおすすめだ。シンプルにワインを煮つめてフォアグラに添えたり、バターで炒めたみじん切りのタマネギにワインとだしを加えて煮込んで濾したものをステーキにかけたりするのも相性がよい。

4. デザートワインにおすすめの銘柄は?

最後に、多種多様なデザートワインの中から、通販やスーパーで入手できるワインを紹介する。デザートワインを選ぶ際にぜひ参考にしてみてほしい。

エノテカ「カルム・ド・リューセック」

世界三大貴腐ワイン産地のひとつであるフランスのソーテルヌ地方で造られるワイン。評価の高い格付け1級シャトーのセカンドラベルだ。華やかで濃密な極甘口ながらもフレッシュさを感じられる味わい。

オーバーシーズ「リープフラウミルヒ」

ドイツで生産されるとてもポピュラーなワイン。飲みやすくコストパフォーマンスがよいので、まずは安いデザートワインからトライしたいという人におすすめしたい。スーパーで購入できるという手軽さもポイントだ。

蒼龍葡萄酒「フリージングワイン」

山梨県で造られるマスカット・ベーリーA100%の甘口赤ワイン。果汁は冷凍濃縮して補糖せずに発酵させている。珍しさや見た目の美しさからプレゼントとしても喜ばれそうだ。

結論

世界中のファンの心を掴んで離さない魅惑のデザートワイン。口当たりがよいのでワインが苦手な人でも飲みやすいのも嬉しいところだ。ほっとひと息つきたいときにワインだけ飲んでもよいし、いろんな料理やおつまみとの組み合わせを見つけたりするのも楽しいだろう。
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  • 更新日:

    2021年3月13日

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