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トロッケンとはどんなワイン?ドイツワインの基本を理解しよう

トロッケンとはどんなワイン?ドイツワインの基本を理解しよう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2021年3月30日

トロッケンとは、ドイツワインにおける味わいの表示規定のひとつである。ドイツワインに慣れていない人にとって、これらの表示規定は見慣れない文字が並ぶため味わいの予想がしづらいが、それぞれの特徴さえ押さえれば、表示だけである程度の味わいの予想ができるという利点がある。本記事ではトロッケンの基本的な特徴に加え、おすすめの飲み方やおすすめの銘柄を、ほかのドイツワインとの違いにも触れながら解説していこう。

  

1. トロッケンとは?味わいや香りなどの基本的な特徴を解説

はじめに、トロッケンにはどのような意味があるのか、またトロッケンの味わいや香りにはどのような特徴があるのか解説していこう。実際にトロッケンを味わう前に、基本的な部分はしっかり頭に入れておきたい。

トロッケンの意味

トロッケンとは、日本語に訳すと「干からびた」という意味や「辛口の」という意味を持つ。ドイツワインにおける辛口度を示す表示は、極辛口のトロッケン、一般的な辛口のハルプトロッケン、中辛口のファインヘルプ、以上の3つに分類されていることを覚えておこう。

トロッケンの味わいや香り

トロッケンの味わいや香りは、すっきりとした酸味と口に広がるフレッシュな果実香が特徴だ。すべてのトロッケンが同じものではないが、参考までに覚えておいてほしい。もともとドイツワインといえば甘口ワインが主流だったが、このトロッケンのブームを機に辛口ワインの生産も盛んになり、現在ではドイツで生産されるワインの60%以上がトロッケン、ハルプトロッケンとなっている。

2. トロッケンベーレンアウスレーゼとは?他のドイツワインとはどう違う?

トロッケンについての基本的な特徴を解説したが、本項では同じトロッケンの名を持つトロッケンベーレンアウスレーゼについて解説する。また、品質等級から見るほかのドイツワインとの違いについても紹介しよう。

トロッケンベーレンアウスレーゼとは

トロッケンベーレンアウスレーゼとは「貴腐ワイン」ともいわれる、非常に希少価値の高いワインである。貴腐ワインとは、世界最高峰のデザートワインとも称される、極甘口ワインだ。前項でトロッケンとは極辛口であると解説したが、混同しないよう注意。トロッケンベーレンアウスレーゼの場合のトロッケンは「辛口の」という意味ではなく「干からびた」という意味合いで、これは過熟して貴腐化したブドウが干からびた状態であることを表している。貴腐ブドウの特徴とは、糖度が限界まで上がっていることである。生産・収穫に非常に手間と時間を要するため、貴腐ブドウを原料に使用したワインは高価なものが多いが、トロッケンベーレンアウスレーゼは、そんな貴腐ブドウだけを使用して造られる高級品なのである。

ドイツワインの品質等級について

ドイツワインは、その品質により3つの等級に分けられる。下から順に、デイリーワインとして親しまれている「ターフェルヴァイン」、ドイツワインの中で最も生産量の多い「クヴァリテーツヴァイン」、そして最上位の等級の「プラディカーツヴァイン」だ。クヴァリテーツヴァインの正式名称は「クヴァリテーツヴァイン・バシュテムター・アンバウゲビーテ」、プラディカーツヴァインの正式名称は「クヴァリテーツヴァイン・ミット・プラディカーツ」と長いため、クヴァリテーツヴァインは「QBA」、プラディカーツヴァインは「QMP」と、それぞれ単語の頭文字を取って略称で呼ばれることが一般的だ。プラディカーツヴァインはさらに果汁の糖度により6つの等級に細かく分けられ、下から順に「カビネット」、「シュペトレーゼ」、「アウスレーゼ」、「ベーレンアウスレーゼ」、「アイスヴァイン」、「トロッケンベーレンアウスレーゼ」と分類される。トロッケンベーレンアウスレーゼの糖度はほかの種類のものに比べ、群を抜いて高くなっていることが特徴だ。

3. トロッケンのおすすめの飲み方は?

トロッケンのおすすめの飲み方は、タイプによって異なる。せっかくトロッケンを味わうのなら、美味しい飲み方は事前にしっかりと覚えておきたい。

トロッケンのおすすめの飲み方

定番の白ワインの場合は、飲む前に冷蔵庫で軽く冷やしておくことをおすすめしたい。辛口の場合はそこまで冷やす必要はないが、とくにトロッケンベーレンアウスレーゼのような極甘口ワインであれば、キリッと冷やすことで甘みが際立つので、忘れずに実践しよう。赤ワインの場合であれば、室温から室温より少し低めの温度がおすすめ。ほどよい渋みと、まろやかな口当たりが楽しめる。軽い飲み口が好みの人であれば、軽く冷やしてから飲んでもOKだ。

4. トロッケンのおすすめ銘柄は?

トロッケンには数多くの種類があるため、初めはどの銘柄を選べばよいのか悩んでしまうものである。本項では、トロッケン、そしてトロッケンベーレンアウスレーゼのおすすめ銘柄を紹介しよう。

ヴェストホーフェナー・リースリング・トロッケン

生産者であるヴィットマン社は、ドイツ最大規模のワイン産地で1663年から15代続く老舗である。少し塩気も感じるほどのしっかりとしたミネラル感と、豊かな酸味のある味わいがあり、力強い飲み口ながら上品な余韻が楽しめることも特徴だ。

ベヒトハイマー・ステイン・フクセルレーベ・トロッケンベーレンアウスレーゼ

希少なトロッケンベーレンアウスレーゼの中でも、コストパフォーマンスがよいことが特徴だ。フルーティーな果実香の中に、カスタードなどの甘い香りが濃厚に混ざり合っており、その味わいは甘くまろやかで、心地よい余韻も長く続くものとなっている。初めてのトロッケンベーレンアウスレーゼにもぜひ、おすすめしたい銘柄だ。

結論

トロッケンについての解説をはじめ、ほかのドイツワインの特徴についても解説したが、難しい言葉ながら特徴さえ押さえておけば、わかりやすいものだったのではないだろうか。ドイツの辛口ワインを代表するトロッケン、そしてドイツの甘口ワインを代表するトロッケンベーレンアウスレーゼ。どちらもドイツを代表するワインの種類なので、まだ飲んだことがない人は、ぜひ一度味わってみてもらいたい。
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  • 更新日:

    2021年3月30日

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