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ドメーヌのワインとは?特徴やおすすめのドメーヌと銘柄を紹介

ドメーヌのワインとは?特徴やおすすめのドメーヌと銘柄を紹介

投稿者:ワインエキスパート 白川茜(しらかわあかね)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2021年5月27日

ワインをよく飲む人ならば「ドメーヌ」とワインのラベルに書かれているのを見たことがあるだろう。このドメーヌはフランス語で生産者を意味しているが、使われる産地や生産者の規模感も示している。この記事ではドメーヌの意味やそのほかの類似した用語との違い、おすすめのドメーヌや銘柄を紹介する。

  

1. ドメーヌとは?味や香りなどの基本的な特徴を解説

ドメーヌとはブドウ畑とワイナリーを持ち、ブドウ栽培からワインの醸造、出荷までのすべてを自社で行っている生産者のことだ。彼らのワインがどういった特徴を持つのかみてみよう。

ドメーヌは小規模生産者が多い

ドメーヌという言葉は主にフランス・ブルゴーニュ地方で使われていて、比較的生産量の少ない小規模生産者をそう呼ぶことが多い。ブルゴーニュ地方ではひとつのブドウ畑を複数人で分けて所有するのが一般的なためだ。ひとつのドメーヌが出荷するワインの量は少ないため、ドメーヌのワインは比較的流通価格が高いという特徴がある。

ドメーヌワインの味わいの特徴

ドメーヌという言葉はブルゴーニュ地方以外の地域や国でも使われているため、ドメーヌと書いていたらこういう味わいだと言い切ることはできない。ブルゴーニュ地方に限っていうならば、主に造られているのはピノノワールの赤ワインとシャルドネの白ワインで、繊細で華やかな味わいや香りであるのが特徴だ。

2. ドメーヌとメゾンの違いは?それぞれの特徴も合わせて紹介

メゾンとはフランス語で家を意味する言葉で、ドメーヌと同様にワイン生産者を呼ぶときにも使われる。ドメーヌが自社栽培ブドウからワイン生産を行っているのに対して、メゾンは農家から買ってきたブドウでワイン造りを行っている。一般的にはドメーヌの方がメゾンよりも上質なワインを造っているというイメージがあるため、ラベルにメゾンの表記があることは少ない。またシャンパーニュ地方ではブドウを自社栽培しているかにかかわらず、ワイン生産者をメゾンと呼んでいる。

3. ドメーヌのおすすめワイナリーは?

次におすすめのドメーヌをいくつか紹介する。

ドメーヌ・ルロワ

ワイン評論家ロバート・パーカーが100点満点をつけたワインを複数造る、ブルゴーニュでも屈指の有名ドメーヌだ。ドメーヌものだけでなく、買い付けたブドウからワインを造るメゾン・ルロワのブランドも持つ。11の特級畑を所有し、市場価格が1本100万円を超える超高級ワインも送り出している。

ドメーヌ・ミシェル・グロ

世界最高のピノノワールを生み出すといわれるヴォーヌ・ロマネ地区の名門ドメーヌがミシェル・グロだ。多くの造り手が畑を分割所有するブルゴーニュで、クロ・デ・レアとフォンテーヌ・サン・マルタンという畑を単一所有している。柔らかく風味豊かな、バランスのよいワインを造ることで知られるドメーヌだ。

ドメーヌ・レゾン

日本にもドメーヌと名の付くワイナリーがいくつもある。このドメーヌ・レゾンは北海道、富良野地区にブドウ畑と醸造設備を持つワイナリーだ。農園では同社が飼うヤギたちが伸び伸びと走り回り、草を食べ、その排せつ物がまた畑に返っていく。人の手ではなく自然の力を使って造られるワインたちはとても上品でクオリティが高く、日本ワインのポテンシャルを感じさせてくれる。

4. ドメーヌワインのおすすめ銘柄は?

最後にドメーヌワインのおすすめ銘柄をいくつか紹介する。

ウィリアム・フェーヴル「シャブリ」

販売元:エノテカ ほか
辛口白ワインの代表格として人気のあるシャブリで大変有名なドメーヌがウィリアム・フェーブルだ。キレイな酸味とミネラル感のある味わいで、牡蠣をはじめさまざまな魚介系のメニューとよく合う。シャブリの造り手はたくさんいるが彼らのシャブリは基本に忠実なスタイルなので、初めて飲む人におすすめしたい。
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ドメーヌ ミエ・イケノ「ミエ イケノ ピノ・ノワール」

販売元:いまでや ほか
フランスでワイン醸造の国家資格を資格した日本人女性、池野さんが山梨・八ヶ岳で立ち上げたのがドメーヌ ミエ・イケノだ。標高750m、昼夜の寒暖差が大きい気候下で化学物質を使わず栽培された良質なブドウからワインが造られる。販売開始されるとすぐに売り切れるため幻のワインとも呼ばれ、ソムリエたちの間でも人気が高い。

ドメーヌ・パラン「ブルゴーニュ ピノ・ノワール」

販売元:ワインショップドラジェ ほか
ブルゴーニュ地方・ポマール村で1803年に創業した歴史あるドメーヌだ。2009年より有機農法でブドウ栽培をはじめ、ブドウの収穫もすべて手摘みで行っている。チェリーのような果実味があふれるバランスのよいワインで、若いうちからしっかり楽しめる味わいだ。
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結論

ワインの世界は普段使わない横文字がたくさん出てくるが、それを理解することでラベルから読み取れる情報も増える。ドメーヌは主にブルゴーニュ地方のワイナリーで使われるが、そのほかの国であっても栽培から醸造まで一貫して自社で行っている小規模な生産者に見られる言葉だ。ドメーヌのワインには個性豊かでこだわり抜かれたものがたくさんあるので、ぜひ見かけたら試してみてほしい。
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  • 更新日:

    2021年5月27日

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