目次
1. スパークリングワインの辛口とは?味や香りなどの基本的な特徴を紹介

スパークリングワインの辛口とはどんな味や香りなのかみていこう。ラベル上では「辛口」ではなくスパークリングワイン独自の表記になっていることもあるので、それぞれの違いも紹介する。
辛口スパークリングワインの味や香り
辛口スパークリングワインはシュワシュワとした泡立ちが楽しめてスッキリとした飲みやすいものが多い。レモンのようなシャープなものから熟れたリンゴのようなまろやかなものまで種類は幅広いが、どれも果実の味わいや酸味が楽しめる。熟成期間が長いシャンパンなどでは酵母由来のトーストを思わすような香ばしい香りを感じることも多い。
Brut:一般的な辛口
流通量が一番多く、スーパーの売り場などでも目にする辛口スパークリングワインがBrut(ブリュット)だ。残糖度は1リットルあたり6~12g。
Extra Brut:極辛口
近年生産量が増えているのがBrutよりも残糖度の低いExtra Brut(エクストラブリュット)だ。残糖度は1リットルあたり0~6g。
Brut Nature:極辛口
Brut Nature(ブリュットナチュール)もExtra Brut同様、近年人気を伸ばしている。残糖度は1リットルあたり3g未満。
Extra Sec:やや辛口
通常の辛口スパークリングワインよりも甘みを感じるのがExtra Sec(エクストラセック)だ。辛口と甘口の中間的な存在で、残糖度は1リットルあたり12~17g。Extra Dry(エクストラドライ)と表記されることもある。
2. スパークリングワインの辛口に合うおつまみは?

飲んだ後の爽快感が特徴の辛口のスパークリングワインは、基本的にどんな料理とも相性がよい。レストランなどでコース料理に合わせてワインを選ぶ場合でも、辛口のスパークリングワインがよく勧められる。中でも特に合うのはシーフードや生ハムを使ったサラダや野菜、鶏肉などの揚げ物、グリルなどだ。コンビニでも手に入る枝豆やソーセージなどでも辛口のスパークリングワインと一緒に楽しめるので、気軽に好きなおつまみと合わせて見てほしい。
3. スパークリングワインの辛口のおすすめ銘柄

次にスパークリングワインの辛口の中からおすすめ銘柄をいくつか紹介する。
モエ・エ・シャンドン社「シャンドン ブリュット」
ドンペリやモエ・エ・シャンドンなど世界に名だたるシャンパーニュを造るモエ・エ・シャンドン社が、オーストラリアで造る辛口スパークリングワインだ。シャンパ-ニュと同様に瓶内二次発酵という手法で仕込まれ、18カ月の熟成を経て出荷される。シャンパーニュよりも手ごろな価格ながら上品で本格的な味わいが楽しめる。
フレシネ「フレシネ コルトン ネグロ ブリュット」
数あるスパークリングワインの中で販売数量世界一を誇るのがフレシネの辛口スパークリングワインだ。存在感のある真っ黒なボトルで、スーパーの売り場などでも見たことがあるかもしれない。シャンパーニュと同製法を用いて造られるきめの細かい泡だちと、キレ感のあるフレッシュな飲み口で世界中で愛されている。
ペリエ・ジュエ社「ペリエ ジュエ ベル エポック」
1811年創業の老舗ワイナリーが造るプレステージ・シャンパーニュだ。彼らはまだ甘口が主流だった1800年代から辛口のシャンパーニュ造りを手がけている。当時からフランス王室で愛飲されていて、現在では世界中のセレブに愛されるブランドだ。エミール・ガレという著名な芸術家がデザインしたアネモネの花がラベルを飾っていて、特別なギフトにぴったりだ。
4. スパークリングワインの辛口はプレゼントにもおすすめ?

スパークリングワインの辛口はプレゼントにおすすめかどうか?の答えはシンプルにYESだ。いくつか理由があるので詳しくみていこう。
誰でも飲みやすい
前述した通り、辛口のスパークリングワインはフレッシュな味わいで料理にも合わせやすいお酒だ。ワインはあまり飲まないが、スパークリングワインはおいしく感じるという人は多い。プレゼントする相手の好みがよく分からない場合でも、辛口のスパークリングワインが安全なチョイスだ。
お祝いのイメージがあり高級感もある
スパークリングワインは結婚式の乾杯に使われるなど、お祝い事をイメージさせるお酒である。ボトルデザインが凝ったものやボックス付きの商品もあるので、見た目の高級感もありプレゼントにぴったりだ。
結論
スパークリングワインの辛口は、華やかさがありながらも親しみやすい味わいのお酒だ。辛口やドライと書かれたビールやチューハイは飲まない人でも、スパークリングワインの場合はフルーティーさがあるのでおいしく飲める可能性が高い。おつまみも選ばないので、ぜひ家に一本ストックして晩酌やパーティーで楽しんでほしい。