カルディ ニュージーランドワイン「ソーヴィニヨン・ブラン」の特徴

まずは、オーバーストーン ソーヴィニヨン・ブランの特徴やテイスト、魅力について紹介しよう。

商品名のソーヴィニヨン・ブランとは、世界的に有名な人気の白ブドウ品種。ニュージーランドで生産される葡萄のうち、収穫量の7割がこのソーヴィニヨン・ブランだ。そのため、ニュージーランド産ワインは圧倒的に白の生産量が多い。特徴的な香りを持っており、この品種で作られるワインは草原のようなさわやかさと形容される。

フレッシュなグースベリーやパッションフルーツ、グレープフルーツのような香りを感じられる。心地よい酸味と果実味が引き立ったすっきりした味わいが魅力。甘さが控えめで和食との相性もよい、高コスパのデイリーワイン。

ワインは飲み方によっても味わいが変化する。せっかくいただくなら最適な状態で味わえるように、美味しく飲むポイントをチェックしておこう。

ワインは温度があがるほど甘みが引き立ち、温度が下がるほど渋みを感じる。白ワインは冷やしていただくのが一般的だが、冷やしすぎてもせっかくの風味が損なわれてしまう。辛口白ワインは元々ほどよい酸味があるので、10〜14℃くらいの温度が一番適当といわれている。冷蔵庫にワインボトルを入れると1時間に5℃前後冷えるため、その日の気温に合わせて冷やす時間を調節しよう。

ワインは温度だけでなく、グラスの形でも味わいが大きく変化する。辛口白ワインの場合は、飲み口の直径が狭く、ボウル部分が広いデザインのものが最適だ。グラスの中に香りが広がりすぎないため、繊細なアロマをダイレクトに楽しむことができる。また、グラスが大きいほどワインの温度が早く上昇するため、冷やして飲みたい白ワインは小ぶりのグラスを選ぶのが定番だ。

ワインを飲む際は、手の温度がワインに伝わらないように足の部分を持つのがマナーだ。また、「スワリング」といい、グラスを軽く回すことでワインの香りを立たせる作法がある。口に含む前に2～3回ほどスワリングすることで、ワインが開きより美味しくいただける。回せば回すほど味わいが変化するわけではないため、やりすぎには注意しよう。

オーバーストーン ソーヴィニヨン・ブランは和食によく合うワインとしても有名だ。また、味わいや香りが繊細なため料理の風味を損なわず、比較的どんな食材にも合わせやすい。アジア料理やヨーロッパ料理など、世界各国の料理と合わせてハーモニーを楽しもう。

和食なら鮭のホイル焼き、アサリの酒蒸しなど、魚介系の食材を使った料理と非常によく合う。意外なところだと、豆腐や刺身などあっさりした和食と合わせても美味しくいただける。中華ならシュウマイなどの肉料理、アジア料理ならスパイシーな料理とも相性バツグンだ。

辛口のワインなので、濃厚な味わいで塩気の強いセミハードタイプからハードタイプのチーズが向いている。中でもゴーダやミモレットはとても相性がよい。白カビタイプのチーズを合わせるなら、比較的クセが少ないカマンベールやブリー、シャウルスがおすすめ。ウォッシュタイプのチーズは香りが強く、繊細な風味のワインには合わないため、できれば避けよう。

定番だが、アクアパッツァやカルパッチョなどあっさりした魚料理、バーニャカウダなどの野菜料理はどんなものでも合わせやすい。パスタはトマトソースやミートソースよりも、‎オイルソースやクリームソースを選ぼう。フルーツを使った前菜と一緒にいただくのもおすすめだ。

オーバーストーン ソーヴィニヨン・ブランは甘みが少なくさわやかな味わいが人気のワインだ。温度やグラスにもこだわり、相性のよい料理と一緒にいただこう。カルディで安く購入できるため、気になる人はぜひ一度試してみてほしい。
＊価格は2019年11月のもの