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ラム酒

ラム酒はサトウキビでできた甘いお酒!カクテルやお菓子にもおすすめ

投稿者:日本酒ナビゲーター 大京寺諄(だいきょうじしゅん)

鉛筆アイコン 2021年11月30日

ラム酒はカリブ海の島が発祥とされるお酒で、その原料はサトウキビ。アルコール度数は40〜50%程度と高いが、ストレートやロックで飲んでもその甘さがクセになるお酒だ。本記事ではラム酒の基本的な特徴や種類、飲み方、カクテルレシピを紹介していく。

  

1. ラム酒とは一体どんなお酒?

ラム酒

ラム酒とは

ラム酒はサトウキビを原料とした蒸留酒で、発祥は17世紀のカリブ海の島とされている。海賊が飲むお酒として映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の作中でも登場した。

アルコール度数

ラム酒のアルコール度数はアルコール度数は40~50%程度。醸造酒であるビールはアルコール度数が5%程度であるため、比較するとアルコール度数は高めだ。

カロリーと糖質

アルコール度数が高いラム酒のカロリーは度数の低いお酒と比較すると高め。しかし蒸留の過程で失われるため糖質は通常100gあたりわずか0.1mg以下とほとんど含まれていない。ウイスキーなどと同様、糖質制限中には嬉しいお酒だ。

日本のラム酒の歴史

カリブ海の島が発祥のラム酒だが、実は江戸時代から日本でもの取引がされていた。小笠原諸島では1830年頃からラム酒の取引があり、その後サトウキビ栽培をはじめラム酒づくりも行われていた。

2. ラム酒の種類

並んだ色の違うお酒

ラム酒は製造方法によって、ホワイトラム・ゴールドラム・ダークラムの3つに分けられる。ホワイトラムは活性炭を使用し濾過されたラム酒で、無色透明の色合い。ゴールドラムは樽熟成によるやや褐色の色合いだ。ダークラムはその名の通り濃い褐色。これは樽の内側を焦がし、その中でラム酒を熟成させることで生まれる色合いだ。

製法

ラム酒の製法にはライトタイプ・ヘビータイプ・ミディアムタイプがある。ライトタイプはサトウキビから抽出した糖蜜に水、酵母を加え発酵させた後に連続式蒸留器で蒸留する。その後、樽で短期間の熟成をさせたら完成だ。ヘビータイプのラム酒は自然に発酵させた後に単式蒸留器を使用して蒸留する。その後、内側を焦がしたオーク樽を使用して、3年以上の長期熟成を行うことでつくられる。ミディアムタイプはライトタイプのラム酒とヘビータイプのラム酒を混ぜてつくるものと、ライトタイプとヘビータイプの製法どちらかでつくられるものがある。いずれもバランスのとれた味わいに仕上がる。

3. ラム酒の美味しい飲み方

ラム酒

ストレート・ロック

ラム酒の本来の風味が感じられる飲み方はストレートやロックだ。ストレートやロックで飲むときには、ラム酒の中でも香りがしっかりと楽しめるダークラムやゴールドラムがおすすめ。アルコール度数は40?50%程度と高めなので、ゆっくりと時間をかけて味わいながら楽しもう。

ホット

寒い季節や体を温めたいときにおすすめのラム酒の飲み方がホットだ。お湯で割ることでさらにラム酒の香りが引き立つ。アルコール度数の調整が可能なので、好みの割合でお湯と割ってみよう。

ドリンクで割る

ラム酒はカクテルに使用されることもあるお酒だ。ラム酒をコーラで割ったカクテルはラムコークという名前で広く親しまれている。炭酸水やオレンジジュースで割るとさわやかな風味が楽しめるので、いくつかのドリンクで割って飲み比べをしてみるのもよいだろう。

4. ラム酒ベースのカクテル

モヒート

バカルディ

バカルディは甘みと酸味のバランスがよいさわやかなカクテル。バカルディという名の通り、バカルディ社のラムを使うことがポイントだ。バカルディ・ホワイト・ラム45ml、レモンジュース15ml、グレナデンシロップ1tsp(ティースプーン1杯分)をシェイクしカクテルグラスに注げば完成。

モヒート

モヒートもラム酒を使用したさわやかなカクテルのひとつだ。タンブラーグラスを用意し、ライム1/2を搾り、皮もグラスに入れる。ミント4枚と砂糖1tspを加えたら、ミントを潰すように混ぜる。氷を加えゴールドラムを45ml注いだら軽く混ぜて完成。

ピニャコラーダ

ピニャコラーダはカリブ海生まれのカクテルで、ココナッツミルクとパイナップルの南国的な味わいが楽しめる。ラム酒30ml、パイナップルジュース80ml、ココナッツミルク45mlをシェイクしグラスに注げば完成。

ダイキリ

ダイキリはラム酒を使用する代表的なカクテル。酸味と甘みが楽しめるお酒だ。ホワイトラム45ml、ライムジュース15ml、砂糖1tspをシェイクしカクテルグラスに注いだら完成。白色の見た目が美しいカクテルだ。

マイタイ

「マイタイ」はタヒチ方言で「最高」を意味する言葉で、トロピカルカクテルの定番として愛されている。アルコール度数が高いラム酒を使用したカクテルだが、複数のフルーツの酸味や甘みで飲みやすいカクテル。ホワイトラム45mlにホワイトキュラソー1tsp、パイナップルジュース1tsp、オレンジジュース1tsp、レモンジュース1/2tspを加えシェイクする。氷を加えたグラスに注いだら上からゴールドラム2tspをゆっくりと注ぎ完成。

ホットで飲む美味しいカクテル

ラム酒はアイスだけでなくホットで飲むカクテルもつくることができる。ホット・バタード・ラム、ラムミルク、グロッグなどさまざまなホットカクテルが楽しめるので、寒い季節に試してみてほしい。
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5. ラム酒はお菓子作りにも最適

蒸しパン
ラム酒はストレートやロック、カクテルと幅広い飲み方で楽しむことができるお酒だが、お菓子作りにも重宝する。ラム酒スイーツの定番であるラムレーズンは焼き菓子やチョコレート、アイスなどさまざまなお菓子と相性がよい。ラムはコーヒーとの相性もよいので、ラム酒を使ったお菓子と一緒にコーヒーブレイクはいかがだろうか。
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結論

ラム酒にはホワイトラム、ゴールドラム、ダークラムといった種類があり、その風味もさまざまだ。ストレートやロックだけでなくカクテルレシピも豊富なので、好みの飲み方で自由に楽しんでみよう。お菓子作りをするという人はラム酒を使った焼き菓子やチョコレート作りにも挑戦してみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2021年11月30日

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