- 1. ブランデーとは?
- 2. ブランデーの種類
- 3. ブランデーのランク
- 4. ブランデーの飲み方
- 5. ブランデーを使ったカクテル
- 6. 飲むだけじゃない?ブランデーの使い方
- 7. おすすめのブランデー3選
1. ブランデーとは?
ブランデーとは果実を使用した蒸留酒で、豊かな香りと味わいが楽しめる。アルコール度数は40?50%程度となっており、醸造酒と比較すると高いのでゆっくりと味わおう。ワインを蒸留しブランデーをつくるため、ワインの名産地ではさまざまなブランデーがつくられている。代表的なブランデーはりんごやぶどうを原料としたもので、これらは産地によっても呼称が異なる。
ブランデーとウイスキーの違い
ブランデーと同じくウイスキーも蒸留酒であるが、大きく異なるのは穀物を原料としていることだ。果実の蒸留酒であるブランデーとは味や香りが大きく異なる。ブランデーは果実由来のフルーティーな香りと甘さであるのに対し、ウイスキーは穀物由来の味わいとスモーキーな香りやバニラのような香りが楽しめる。
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2. ブランデーの種類
コニャック
コニャックはブランデーのなかでも代表的な種類。フランスのコニャック地方でつくられるブランデーでぶどうを原料とした蒸留酒だ。上品な香りと口あたりが楽しめる。
アルマニャック
アルマニャックもぶどうを原料とした蒸留酒。フランスのアルマニャック地方でつくられている。コニャックよりもぶどうの風味が強く残った力強い味わいが特徴。
カルバドス
カルバドスはブランデーの中でもりんごを原料としたお酒。フランスのカルバドス地方でつくられているもので、それ以外の場所でつくられたりんごのブランデーはアップルブランデーと呼ばれる。ぶどうのブランデーとは異なった甘さや香りが楽しめる。
3. ブランデーのランク
ブランデーを選ぶときに参考にしたいのがランクだ。熟成年数が長いブランデーは高品質のランク付けがなされている。ここで紹介するランクは全てのブランデーではなく、コニャックとアルマニャックに対して設定されているものなので注意しよう。ランクを理解する上で重要なのがコントという熟成年数の単位だ。蒸留した年をコント00、その翌年からコント0、1、2とコントの数値が上がっていく。
スリースター
コニャックではコント2以上、アルマニャックではコント1以上のもの
VS・VO・VSOP
VSはコニャック、アルマニャックともにコント2以上、VOはアルマニャックのみに使用されるランクでコント4以上、VSOPはコニャック、アルマニャックともにコント4以上となっている。
ナポレオン
ナポレオンはコニャックでコント6以上、アルマニャックでコント5以上のもの
X.O
X.Oはコニャックでコント10以上、アルマニャックでコント5以上のもの
4. ブランデーの飲み方
ここまでブランデーはさまざまな種類やランク付けがあることを紹介した。次にブランデーの美味しい飲み方を紹介する。
ブランデーグラスを使う
ブランデーは香りが最大の特徴だ。専用のブランデーグラスを使うとしっかりと香りを楽しむことができる。
時間をかけて味わう
ブランデーはすぐに飲み切ってしまうのではなく、時間をかけてゆっくりと味わいたい。アルコール度数も高めなので、相手との会話や1人の時間を楽しみながらじっくりと飲んでみよう。
ブランデーが美味しい温度は?
ブランデーは18?20度の温度で飲むと香りがさらに引き立つ。冷蔵庫などで保管していた場合には飲む前に少し常温に戻してから楽しもう。
5. ブランデーを使ったカクテル
ブランデーはカクテルにも使用することができる。ホワイトキュラソーやレモンジュースと合わせて楽しむサイドカーは酸味と甘みのバランスがよく上品な味わいのカクテルだ。
デザートカクテルも美味しい
ブランデーはデザートカクテルにしても美味しい。特にチョコレートとの相性は抜群。チョコレートリキュールや生クリームを加えてシェイクすれば、チョコレートブランデーカクテルができあがる。甘いお酒が好みの人は試してみてほしい。
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6. 飲むだけじゃない?ブランデーの使い方
ブランデーはそのまま飲むだけでなくほかの使い方ができる。梅酒は通常ホワイトリカーに梅や砂糖を漬け込むことでつくるお酒だが、ブランデーでさらに贅沢な梅酒をつくることができる。さらにブランデーはお菓子にも使用することができるお酒だ。バターや砂糖、卵、薄力粉にブランデーを加えたブランデーケーキはシンプルながらクセになる大人の味わいだ。
料理にもおすすめ
ブランデーはお菓子や梅酒だけでなく、料理にもおすすめだ。肉をソテーするときにワインの代わりにさっと加えたり煮込み料理に使用してもよい。上品なブランデーの香りをアクセントにしてみよう。
7. おすすめのブランデー3選
レミーマルタン「レミーマルタンVSOP」
1724年創業の長い歴史をもつレミーマルタン社がつくるコニャック。熟成年数が4~12年のコニャックブランデーをブレンドしたもので、上品な香りが楽しめる。
十勝ワイン「十勝ブランデー ジェンティールVSOP」
北海道の十勝地方でワインづくりを行う十勝ワインがつくる国産のブランデー。10年以上熟成した原酒を使用してつくるマイルドな味わいが特徴。
ブラー「ブラーX.O カルバドス」
フランスのカルバドス地域でつくられるりんごの中で、最上の産地として知られるペイドージュ地方のりんご使用した高品質なカルバドス。アップルブランデーならではの香りと甘みが楽しめる。
結論
ブランデーはぶどうやりんごなどの果実を原料とした蒸留酒で、強い香りと甘さが楽しめる。コニャックやアルマニャック、カルバドスは代表的なブランデーとして知られている。熟成年数によって味わいが変わるので、購入の際にはランク付けも参考にしてみよう。