- 1. ワインのフルボディとは何のこと?
- 2. ワインの「フルボディ」以外の表現
- 3. ワインのボディに影響を与える3つの要素
- 4. フルボディの「白ワイン」おすすめ3選
- 5. フルボディの「赤ワイン」おすすめ3選
1. ワインのフルボディとは何のこと?
ワインを飲むときに気になるのが、その銘柄の味わい。ここでは味わいや香りの目安となるボディについて解説する。
ワインのボディとは?
ワインのボディは、ワインが持つ力強さや渋みなどを表す。飲みやすくすっきりとしたワインを「軽い」、味わいが濃くずっしりとしたワインを「重い」と表現することがある。
フルボディのワインとは?
フルボディのワインとは、味わいが力強くタンニンの渋みがしっかりと感じられるもの。香りも強く、濃厚な味わい。
フルボディのワインの楽しみ方
フルボディのワインは、食べ物と一緒に楽しみたい。濃厚な味わいの料理との相性がよいので、肉料理などと合わせてみよう。
フルボディのワインは赤ワインだけ?
フルボディのワインと聞くと、赤ワインを想像してしまうのではないだろうか。もちろん赤ワインにはフルボディの銘柄が多くあるが、白ワインにもフルボディという表現は使われる。白ワインも黄色みがかった力強い味わいのものがあるので、好みの場合は選んでみよう。
2. ワインの「フルボディ」以外の表現
ワインにはフルボディ以外の表現がある。濃厚で力強いものをフルボディと呼ぶが、それ以外の表現をみていこう。
ライトボディ
ライトボディは軽い飲み口で、すっきりと飲みやすい味わいを表す。ライトボディのワインは、比較的アルコール度数が抑えられているものが多いので、強いお酒が苦手な人は選んでみよう。
ミディアムボディ
ミディアムボディはフルボディよりも軽く、ライトボディよりも重い味わい。バランスがよく、さまざまな料理と合わせやすい。
3. ワインのボディに影響を与える3つの要素
次にワインのボディに影響を与える3つの要素を紹介する。
要素1|アルコール度数
ワインのアルコール度数は、ボディに大きな影響を与える。一般的にフルボディのワインほど度数が高い傾向があり、しっかりとした飲みごたえに繋がっている。
要素2|使用されるブドウ
ワインを製造する際に使用されるブドウの種類でも、ボディは変わってくる。ワインの渋みとなるタンニンという成分は、フルボディのワインに多く含まれる。タンニンが豊富なブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー。これらの品種が使われている場合は、飲み口がしっかりとしている場合が多い。
要素3|熟成方法
ワインは製造工程で熟成を経るが、この熟成の方法によっても味わいは変化していく。熟成の際に樽やタンクを使用するが、木製の樽で熟成すると木の成分によって、深みが強くなる。フルボディのワインで長期熟成されているものは、とくにずっしりとした風味が感じられる。
4. フルボディの「白ワイン」おすすめ3選
フルボディのワインには白ワインの銘柄も存在する。ここではネットショップで購入できる白ワインのフルボディ銘柄を紹介する。
ガリル マウンテン「アヴィヴィム白ワイン 13.5 辛口 フルボディ イスラエル 750ml」
シャルドネ種、ヴィオニエ種を使用した辛口でフルボディの白ワイン。イスラエルでつくられる濃厚な味わいの銘柄で、豊かな酸味やバニラのようなアロマが感じられる。
ココス「オールド ヴァイン 1945 トロンテス 2018 エル エステコ」
アルゼンチン北部でつくられるフルボディの白ワイン。果実味溢れる風味と、力強いミネラルや酸が感じられる。
ジャン マルク ボワイヨ「ジャン マルク ボワイヨ 2019 ブルゴーニュ ブラン」
フランスブルゴーニュ地方でつくられるA.O.Cの白ワイン。シャルドネ種を100%使用したフルボディの味わいが楽しめる。
5. フルボディの「赤ワイン」おすすめ3選
最後に赤ワインのなかで、フルボディのおすすめ銘柄を3つ紹介する。
ドメーヌ バロン ド ロートシルト「ポーイヤック レゼルブ スペシアル」
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを使用したフルボディの赤ワイン。果実味や渋み、酸味のバランスよく、ブラックチェリーやスパイスのようなアロマが感じられる。
ダークホース「ダークホース ビッグ レッドブレンド」
カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、テンプラニーリョなどを使用したフルボディの赤ワイン。果実味が強く、カラメルのような香りも感じられる。
ロス ヴァスコス「ロス ヴァスコス クロマス グラン レゼルバ」
チリでつくられるフルボディの赤ワイン。1750年創業の歴史を持つロスヴァスコスが、チリの気候や風土を活かしたワインづくりを行っている。牛肉などの肉料理との相性バツグン。
結論
ワインの味わいや香りを表す際にはボディを使用する。フルボディは濃厚で重量感のある味わいで、肉料理などの濃い味付けの料理と相性バツグン。ミディアムボディやライトボディと比較して、アルコール度数は高めであることが多いので、食事と合わせてゆっくり楽しもう。