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おしることぜんざいの違いとは?基本の意味や地域ごとの違いを紹介!

おしることぜんざいの違いとは?基本の意味や地域ごとの違いを紹介!

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年9月 6日

甘い小豆や餅などを使って作る「おしるこ」と「ぜんざい」。この2つのスイーツは似ている部分も多いが、詳しく見るとこれらにはいくつか違いがある。また、地域によってもこの2つのスイーツの意味合いは異なるという。そこで今回は、おしることぜんざいの違いについて詳しく確認する。

  

1. おしることぜんざいの違い

ぜんざいとおしるこ
おしることぜんざいにはどのような違いがあるのだろうか。まずは辞書や辞典などに記載されている一般的な意味を参考に「おしるこ」と「ぜんざい」の違いについて確認しよう。

おしることは?

汁粉を広辞苑で引くと「小豆の餡を水でのばし、餅または白玉などを入れたもの。漉餡のものと粒餡のものとがある。→善哉」と説明されている。ポイントは小豆の餡を水で伸ばして「汁状」にしているという点だ。また、こし餡とつぶ餡があり、それぞれ「御膳汁粉」と「田舎汁粉」と呼ぶ。

ぜんざいとは?

善哉を広辞苑で引くと「②関西では、つぶし餡の汁粉。関東では、粟餅・道明寺餅・白玉餅などに濃い餡をかけたもの。」と説明されている。この説明から善哉は関西と関東で違う料理であることがわかる。また、関西では「ぜんざい=田舎汁粉」という認識となっていることも伺える。

2. 地域ごとのおしることぜんざいの違い

ぜんざいとおしるこ
前項でも軽く触れたが、地域によっておしることぜんざいには違いがある。そこで関東と関西のおしることぜんざいの違いについてまとめておく。また、沖縄県のぜんざいについても紹介する。

1.関東|汁気の有無が異なる

・おしるこ:汁気のある餡(こし餡・つぶ餡)に餅や白玉団子などを入れた料理
・ぜんざい:汁気のない普通の餡に餅や白玉団子などを入れた料理

2.関西|あんこの種類が異なる

・おしるこ:汁気のあるこし餡に餅や白玉団子などを入れた料理
・ぜんざい:汁気のあるつぶ餡に餅や白玉団子などを入れた料理
※関西では関東の「ぜんざい」を亀山や金時などと呼ぶ

3.沖縄県|ぜんざいはかき氷

・ぜんざい:かき氷に金時や白玉などを乗せた料理
※沖縄県では関東の「おしるこ」をホットぜんざいと呼ぶ

3. 食品メーカーのおしることぜんざいの違い

ぜんざいとおしるこ
おしるこやぜんざいは食品メーカーからも販売されている。そこでいくつかの食品メーカーのおしることぜんざいの違いについて確認しておこう。

1.井村屋|三重県の食品メーカー

・レンジで簡単おしるこ:こし餡を使用した小豆汁
・レンジで簡単ぜんざい: つぶ餡を使用した小豆汁

2.イチビキ|名古屋の食品メーカー

・甘さすっきりのおしるこ:こし餡を使用した小豆汁
・甘さすっきりのぜんざい:つぶ餡を使用した小豆汁

結論

おしることぜんざいは地域によって料理が異なる。特にぜんざいは地域差が大きく、関東ではあんこと餅を合わせた料理だが、関西ではつぶ餡のおしるこを指し、沖縄県ではかき氷のことを指す。旅行などで別の地域に行った際には、甘味処でおしるこやぜんざいを食べてみると良いだろう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2017年10月13日

  • 更新日:

    2022年9月 6日

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