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「おしるこ」と「ぜんざい」の違いとは?関東と関西で全然違う!

「おしるこ」と「ぜんざい」の違いとは?関東と関西で全然違う!

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年9月21日

「おしるこ」と「ぜんざい」はどちらも小豆を甘く煮てから、餅や白玉などを入れた日本のスイーツだ。甘くてお腹も膨れるので、エネルギー不足になりがちな寒い時期にはとくに食べたくなる。じつはこの2つは関東と関西で意味が異なり、少しややこしい。そこで今回は、2つの違いや地域ごとの特徴などを紹介したい。

  

1. 「おしるこ」と「ぜんざい」の違いとは?

おしることぜんざいには、じつは大きな違いがある。まずは、この2つの特徴や名前の由来などを詳しく見ていこう。

「おしるこ」とは

「おしるこ」は、漢字で書くと「お汁粉」。汁気のあるあんこに餅が入った、温かい食べ物を想像する人が多いだろう。関東と関西では、この「おしるこ」と呼ぶものに違いがある。いまではおしるこは甘いイメージしかないが、おしるこが食べられ始めたとされる江戸時代には塩味のものが主流だった。「すすり団子」と呼ばれる料理が起源とされていて、小豆の粉で作った汁物で団子を煮て塩味を付けていたそうだ。さらに、当時は高級品でなかなか手に入らなかった白砂糖をふりかけて仕上げたのが当時のおしるこなのだ。江戸時代のおしるこは甘味ではなく、酒のつまみだったのも大きな特徴である。塩味のおしるこが、どのようにして現在の甘い味になったのかはいまでもよく分かっていないそうだ。

「ぜんざい」とは

「ぜんざい」は、漢字で「善哉」と書く。語源は仏教語で、釈迦がよい行いをした弟子を「善哉善哉(よきかな、よきかな)」と褒めた言葉からきているのだとか。ぜんざい的なものを食べた一休禅師が、あまりに美味しいので「善哉」といったため、この「善哉」を音読みして「ぜんざい」となったといわれる。この「ぜんざい」も、関東と関西では違いがある。

2. 「おしるこ」と「ぜんざい」は地方によって違いがある

おしることぜんざいがどんなものなのか紹介したが、じつは地方によって違いがある。関東と関西の違いはもちろん、名古屋や九州での違いも詳しく見ていこう。

関東の「おしるこ」と「ぜんざい」の違いは汁気の有無

関東のおしるこは粒あん、こしあん問わず、小豆あんの温かい汁物全般をいう。主に焼いた餅を入れる。粒あんを「田舎しるこ」、こしあんを「備前しるこ」という地方もある。ぜんざいは白玉や焼いた餅に、汁気のないあんこを添えたもの。白玉の場合、冷たいことが多い。

関西の「おしるこ」と「ぜんざい」の違いはあんこの形状

関西のおしるこは、こしあんを使った温かい汁物。焼いた餅や白玉を入れる。ぜんざいは、粒あんを使った温かい汁物。焼いた餅や白玉を入れる。

名古屋の「おしるこ」と「ぜんざい」は餅にも違いがある

関東と関西の間にある名古屋では、こしあんを使った汁に白玉が入ったものをおしること呼ぶ。ぜんざいは、汁気のないつぶあんに角餅などを入れたものを指す。汁気の有無はもちろん、餡の違いや白玉と餅の違いなどで区別されているのだ。

九州の「おしるこ」と「ぜんざい」は地方によって違う

九州のおしることぜんざいの違いは、関西とほとんど同じである。ただし、餅が入ったものをおしるこ、白玉入りのものをぜんざいと呼ぶ地域もあるようだ。

沖縄の「ぜんざい」は冷たいデザート

沖縄のぜんざいはあんこを使ったものではなく、砂糖などで甘く煮た豆や押し麦などがたっぷりトッピングされたかき氷を指す。豆や押し麦のほか、白玉などがのせられているぜんざいもある。「沖縄風ぜんざい」とも呼ばれ、関東や関西のぜんざいとはまた違った美味しさが楽しめるだろう。
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3. 関東の「ぜんざい」は関西の「亀山」や「金時」のこと

それでは、関東で「ぜんざい」と呼んでいる汁気のないあんこを餅や白玉に添えた食べ物は関西にはないのだろうか。関西では、汁気のないものを「亀山」や「金時」と呼び、ちゃんと存在している。

4. 「おしるこ」と「ぜんざい」の作り方の違い

「おしるこ」も「ぜんざい」も、小豆を加工した市販品を使えば手軽に作ることができる。知っておけば、食べたい時に家でサクッと作ることができるので、ぜひ覚えておこう。ここでは、関東のレシピを参考にして作り方から違いを確認してみよう。

おしるこの作り方

市販の粒あんを使う。鍋にあんと同量の水を入れて、火にかけながらよく混ぜる。この時、焦がさないように火加減に気をつけること。塩を少し加えて味を調え、器に焼き餅を入れて汁を注げば完成。
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ぜんざいの作り方

味付きの茹で小豆缶を使う。ボウルに水と白玉粉を入れて耳たぶくらいの硬さになるように練ったら、2cmくらいに丸めて熱湯で茹でて冷水で冷やす。鍋に茹で小豆と水を入れて、火にかけてよく混ぜ、甘さが足りなければ砂糖を加える。白玉を入れて温め、器に盛りつけて完成。冷やしても美味しい。
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結論

おしることぜんざいは、地域によって分け方が違うことが分かった。同じおしるこでも、関東と関西では異なるものを指すのだ。旅行などに行った際は、甘味処などで地域ごとの違いなどをチェックしてみてほしい。また、どちらも意外と簡単に作れるので、ぜひ自宅で楽しんでみてはいかがだろうか。
  • 公開日:

    2017年10月13日

  • 更新日:

    2021年9月21日

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