1. お汁粉の素となる小豆の缶詰の種類
缶詰の小豆は大きく3つのタイプに分けられている。まずは、それぞれの特徴と、お汁粉に向いているかどうかを見ていこう。
無糖タイプ
無糖タイプは小豆を茹でて缶詰にしたもの。シンプルな小豆の味わいが感じられるため、お菓子作りだけでなく料理にも活用できるのが大きな特徴。自分で甘みを調整できるため、好みの味にしやすいのは無糖タイプ。お汁粉を作る場合は、砂糖などで甘みをプラスしよう。
低糖タイプ
低糖タイプは少し甘みを付けているもの。控えめな甘さなので小豆本来の味もしっかり感じられ、お汁粉を作るのにもピッタリ。甘さが足りないと感じるときは、砂糖をプラスしてもよい。
加糖タイプ
加糖タイプは、主にデザートのトッピングなどとして使われる甘い茹で小豆。パフェやカキ氷の上にのせたりと、そのまま使うことが多い。甘さがしっかりあるため、お汁粉にはあまり向かないだろう。
2. 缶詰の小豆をお汁粉にするときの注意点
小豆の缶詰を使ってお汁粉を作るときは、小豆の状態や甘さをチェックしておこう。ある程度の甘さがあるものはそのまま使えばよいが、甘さが足りないときは砂糖を足す必要がある。また、茹で小豆には豆の形がしっかり残っているタイプと、こしあんなどと混ぜてある程度滑らかにしているものがある。どちらを使っても美味しく作れるが、水をプラスして煮るので少し形が崩れて滑らかになっているほうがなじみがよくおすすめだ。豆の食感や風味を存分に味わいたい人は、しっかり形の残っているタイプを使おう。茹で小豆は缶詰以外にもパウチや袋に入ったタイプもあるが、缶詰は日持ちしやすく保存がきくのでとてもおすすめだ。
3. 小豆の缶詰を使ってお汁粉を作ろう
小豆の缶詰を鍋に開け、水と塩を1つまみ足して煮る。味見をして甘みが足りないときは、砂糖をプラスして味を調えよう。小豆が煮えたら器に盛り、焼いた餅を入れれば完成。鍋に餅を一緒に入れて煮たり、餅ではなく白玉を入れて食べたりしても美味しい。小豆は焦げやすいため、鍋で煮るときは注意が必要。中火で加熱しヘラなどでつねに混ぜるようにし、鍋底が焦げないようにしよう。小豆を水で戻すところから作ると半日以上かかってしまうお汁粉作りも、小豆の缶詰を使えば10分程度で完成する。小さめの缶詰なら2~3人分から作れるため、少ない量で作りたい人にもピッタリだろう。もちろん、大きい缶詰などを使えば一気にたくさん作ることもできる。
4. 缶詰にちょい足しで豪華なお汁粉に変身!
缶詰を使ったお汁粉はとても簡単にできるが、少しの工夫をするとより豪華に仕上げられる。手軽にプラスできておすすめなのが栗の甘露煮で、できあがったお汁粉にのせるだけで一気に豪華な見ためになる。栗の甘露煮は瓶詰めなどで少量から購入できるので、少しだけ食べたい人にもピッタリ。また、バターをプラスするとコク深い味わいになる。バターと小豆はとても相性がよく、パンなどにもよく使われている。バターを加えることで缶詰を使って作ったとは思えないような美味しさになるだろう。
結論
お汁粉は作るのがとても難しいイメージがあるが、じつは缶詰を使えばササっと作れてしまうとは驚きだ。あらかじめ茹でてある小豆を使うことで、長時間煮る手間もなくなる。少量から作れるのも嬉しいポイントだろう。お汁粉好きな人は、ぜひ試してみてほしい。
この記事もcheck!