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クスクスってどんな食べ物!?各国比較も!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年11月13日

デパートの惣菜としても知られるクスクスだが、原材料や発祥地などはぼんやりとしているのではないだろうか。アフリカをはじめとして中東やヨーロッパにまで広く食されるクスクスについて、各国での食べられ方などの特色について解説する。

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1. クスクスって?

クスクスは、「世界最小のパスタ」ともいわれ、硬質小麦であるデュラム小麦を粉末状にしたものに水分を含ませ、さらに粒状にしたものを蒸して乾燥させたもの。また、その食材(クスクス)を利用して作る料理のこともクスクスとよぶ。本来のクスクスはゆでるのではなく蒸して食すのだが、それがパスタと異なるところである。
クスクスには細粒、中粒、大粒などさまざまな大きさや、全粒粉といった種類があり、一般的には粒が細かい方が高級とされる。小麦以外にも、大麦やとうもろこしなどの粉から作られるものもある。
発祥地は北アフリカもしくはシチリアで、北アフリカの先住民であるベルベル人が食べていたとされている。北アフリカから中東にかけての地域や、北アフリカを植民地として支配していたフランスをはじめとして、スペインなどのヨーロッパやブラジルなどにまで広がった。
手作りのクスクスは時間と手間がかかることもあり、乾燥したインスタントのクスクスを利用することが多い。インスタントのクスクスは、同量の熱湯を加えて短時間蒸らすことで、ゆでることなく簡単に戻すことができる。本場ではクスクス専用の蒸し器で、野菜や肉を煮込んでいる蒸気でクスクスを蒸す。
煮込み料理と共に食したり、サラダにしたり、デザートにしたりと、オールマイティな食べ方ができるのが魅力のひとつである。

2. 各国のクスクス:アフリカ・中東編

広い地域で古くから食べられてきたクスクスだが、その土地の風土や風習に合った独自のクスクスとして発展を遂げた。各国のクスクスについて見ていこう。
  • マグリブ地域のクスクス:モロッコ、アルジェリア、チュニジアの3カ国では、ベルベル人の流れをくみ、クスクスを常食としてきた。肉や野菜を煮込んだスープであるタージーンをクスクスにかけて食すのが基本だが、それぞれの国でも特徴がある。
    辛さを控えてサフランで色や香りをつけバターを入れるのがモロッコ風。チュニジアではトマトベースのものに唐辛子やにんにく、スパイスをペースト状にしてオリーブ油と混ぜ合わせた薬味がきいたクスクスが多い。アルジェリアのクスクスは、たっぷりの野菜とひよこ豆が印象的だ。
  • エジプトのクスクス:周辺の国と砂漠で隔てられていたため、他国と異なった独自の食文化が発展した。エジプトでは、砂糖で甘くしてクスクスを食すことが多いという。
  • イスラエルのクスクス:強力粉で作られた大粒の「プティティム」(「ムブラビーヤ」)とよばれるイスラエル独自のクスクスがある。
  • コートジボワールのクスクス:キャッサバから作られるアチェケとよばれるクスクス様のものをナスがベースのものやパーム油を使ったソースで食すことが多い。

3. 各国のクスクス:ヨーロッパ・ブラジル編

発祥の地から離れることで、ヨーロッパやブラジルでは独自のクスクスが確立されていった。
  • シチリアのクスクス:乾燥パスタは中東からシチリア経由でイタリアに伝わったといわれているが、シチリアは中東の影響が色濃く残っている。「クスクス トラパネーゼ(クスクス トラーパニ風)」は海で囲まれたシチリアのトラーパニを象徴する魚介を中心としたペスカトーレ風のスープを染み込ませた伝統的なクスクス。
  • フランスのクスクス:フランスでは、粒状のクスクスを「クスクス・スムール」とよび、国民食といっても過言ではないほどポピュラーな食材・料理として浸透している。「クスクシエール」という専用の鍋で調理し、「ハヌット」とよばれるクスクス用のブレンドスパイスを調味料とすることが特徴的だ。クスクスを使ったサラダは「タブレ」、羊や鶏肉といった色々な種類の肉類が入るものを「クスクスロワイヤル」とよんでいる。
  • ブラジルのクスクス:キャッサバとトウモロコシの粉から作ため、トウモロコシの黄色が鮮やかなのが特徴だ。普段は塩味をつけて蒸すなどシンプルに食べられているが、「クスクス・パウリスタ」とよばれるサンパウロ州のお祭りメニューは、リング型で抜いたクスクスをえびやゆで卵で飾りつけする。

結論

発祥地とされる北アフリカからヨーロッパに至るまで、様々な食べられ方で親しまれているクスクス。日本でもインスタントのクスクスは手に入りやすいが、蒸して食べると格別においしくなるという。本場の味に近いとされるレシピを参考に、いろいろな国のクスクスを試してみてはいかがだろうか。

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