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クスクスとはどんな食べ物?発祥地や種類・各国の比較も交えて紹介!

クスクスとはどんな食べ物?発祥地や種類・各国の比較も交えて紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年10月15日

デパートの惣菜売り場などで見かけることの多いクスクスだが、原材料や発祥地などはぼんやりとしているのではないだろうか?アフリカをはじめとして中東やヨーロッパにまで広く食されるクスクスについて、名前の由来や食べ方、各国のクスクスなどについて解説する。

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1. クスクスとは?

日本人からすると笑っているような微笑ましいイメージだが、クスクスとはいったいどういった食材なのだろうか?

クスクスはパスタの一種

クスクスは「世界最小のパスタ」といわれている。硬質小麦であるデュラム小麦を粉末状にしたものに水分を含ませ、さらに粒状にしたものを蒸して乾燥させたものだ。また、そのクスクスを利用して作る料理のことも、クスクスと呼ぶ。本来クスクスとは、茹でるのではなく蒸して食すものだ。その点がパスタとは異なるところである。

クスクスの種類

クスクスには細粒、中粒、大粒などさまざまな大きさや、全粒粉といった種類があり、一般的には粒が細かい方が高級とされる。小麦以外に、大麦やとうもろこしなどの粉から作られるものもある。

クスクスの発祥地

発祥地は北アフリカもしくはシチリアで、北アフリカの先住民であるベルベル人が食べていたとされている。北アフリカから中東にかけての地域や、北アフリカを植民地として支配していたフランスをはじめとして、スペインなどのヨーロッパやブラジルなどにまで広がったようだ。

クスクスの語源

クスクスとは「いちばんよい食べ物」「食事」「よく丸められたもの」といった、アラブ語が語源になっている。ベルベル人からすれば、日本人にとってのお米のような大切な食材だったのだろう。

クスクスの食べ方

手作りのクスクスは時間と手間がかかることもあり、乾燥したインスタントを利用することが多い。インスタントのクスクスは同量の熱湯を加えて短時間蒸らすことで、茹でることなく簡単に戻すことができる。本場ではクスクス専用の蒸し器で、野菜や肉を煮込んでいる蒸気で蒸すのが一般的だ。

煮込み料理と共に食したりサラダにしたり、デザートにしたりなどオールマイティな食べ方ができるのも魅力のひとつである。

2. 各国のクスクスとは?〜アフリカ・中東編〜

広い地域で古くから食べられてきたクスクスは、その土地の風土や風習に合わせて独自に発展してきた。各国のクスクスとはどういったものなのか、まずはアフリカや中東編から紹介していこう。

マグリブ地域のクスクス

モロッコ・アルジェリア・チュニジアの3カ国ではベルベル人の流れをくみ、クスクスを常食としてきた。肉や野菜を煮込んだスープであるタージーンをクスクスにかけて食すのが基本だが、それぞれの国でも特徴がある。

たとえばモロッコ風のクスクスとは、辛さを控えてサフランで色や香りをつけバターを入れたものだ。一方、チュニジアではトマトベースのものに唐辛子やにんにく、スパイスをペースト状にしてオリーブ油と混ぜ合わせた、薬味がきいたクスクスが好まれている。アルジェリアのクスクスは、たっぷりの野菜とひよこ豆が印象的だ。

エジプトのクスクス

周辺の国と砂漠で隔てられていたため、他国のクスクスとは異なり独自の食文化が発展した。エジプトでは、砂糖で甘くして食すことが多いという。

イスラエルのクスクス

強力粉で作られた大粒の「プティティム(ムブラビーヤ)」と呼ばれる、イスラエル独自のクスクスがある。

コートジボワールのクスクス

キャッサバから作られるアチェケとよばれるクスクス様のものをナスがベースのものやパーム油を使ったソースで食すことが多い。

3. 各国のクスクスとは?〜ヨーロッパ・ブラジル編〜

続いて、ヨーロッパやブラジルのクスクスとはどういったものか見ていこう。発祥地から遠ざかることで、独自のクスクスが確立されていったようだ。

シチリアのクスクス

乾燥パスタは、中東からシチリア経由でイタリアに伝わったといわれているが、そのためか中東の影響が色濃く残っている。シチリアのクスクスとは、魚介を中心としたペスカトーレ風のスープを染み込ませた伝統的な食べ物で「クスクス・トラパネーゼ(クスクス・トラーパニ風)」という。まさに、海に囲まれたシチリアのトラーパニを象徴するかのようだ。

フランスのクスクス

フランスでは、粒状のクスクスを「クスクス・スムール」と呼び、国民食といっても過言ではないほどポピュラーな食材・料理として浸透している。「クスクシエール」という専用の鍋で調理し「ハヌット」と呼ばれるクスクス用のブレンドスパイスを調味料とすることが特徴的だ。

クスクスを使ったサラダは「タブレ」、羊や鶏肉といった色々な種類の肉類が入るものを「クスクスロワイヤル」という。

ブラジルのクスクス

ブラジルのクスクスとは、キャッサバとトウモロコシの粉から作るためトウモロコシの黄色が鮮やかなのが特徴だ。普段は塩味をつけて蒸すなどシンプルに食べるが「クスクス・パウリスタ」というサンパウロ州のお祭りメニューは、リング型で抜いたクスクスをえびやゆで卵で飾りつけする。

結論

発祥地とされる北アフリカからヨーロッパに至るまで、様々な食べられ方で親しまれているクスクス。日本でもインスタントのクスクスは手に入りやすいが、蒸して食べると格別においしくなるという。本場の味に近いとされるレシピを参考に、いろいろな国のクスクスを試してみてはいかがだろうか。
  • 公開日:

    2017年11月13日

  • 更新日:

    2020年10月15日

  

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