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知ってた?【いちじく】の種類と選び方 美味しい旬の食べ方編

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2017年11月 5日

古代エジプトの壁画にも描かれ、ギリシャ神話や聖書にも出てくる果実「いちじく」。アラビア半島南部からアジアにかけてのエリアが原産といわれ、日本にはポルトガル人によって江戸時代に渡来したという。生で良し、干して良し、古くから薬効があるとされてきたいちじく。その種類、旬について、学んでみよう。

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種類と旬

いちじくは漢字で書くと「無花果」。なぜこんな名前がついたかといえば、いちじくの果実は内側に多くの小花が密生した花托部分が、壷のような形で肥大し発育したものだから。外皮の中に花が咲き、外側からは見えないことから"花がない果実"という名になった。食べたときプチプチとするのは、この花の食感。つまりいちじくは、たくさんの小さな花がつまった袋状の果実なのだ。

世界の野生種のいちじくには、花の受粉に外皮の中へもぐりこむイチジクコバチという小さな昆虫が必要とされる品種もある。が、日本国内で栽培される品種は、受粉しなくても果実が大きくなる「単為結果性(たんいけっかせい)」という性質を持つ。前年枝についた幼果が越冬し、7月頃に熟す"夏果"。そして、その年の新梢に成り熟す"秋果"とがあるため、夏から秋にかけての8~10月が旬となる。

◇蓬莱柿(ほうらいし)/中国産。秋果専用種。江戸時代の寛永年間(1624~1644年)にポルトガル人によって長崎に伝来。当時は薬用で栽培されていた。早生日本種とも呼ばれ、上品な甘さとほどよい酸味で、西日本で親しまれている。

◇桝井ドーフィン/アメリカ産。夏秋兼用種。広島の桝井光次郎氏が明治42年、米国より持ち帰って以来、今もなお最もポピュラーなロングセラー。大ぶりの果実で、さっぱりと、ほどよい甘さが魅力。

◇とよみつひめ/福岡県生まれの限定ブランド品種。やや小ぶりだが、白い果肉部分が肉厚でとろりとした食感。その糖度はいちごの品種「あまおう」にも匹敵し、後をひく美味しさで今や人気上昇中。

◇カドタ/イタリア産。夏秋兼用種。果実は小さめの一口サイズで外皮は緑色や琥珀色。甘味もしっかりあり、家庭栽培用としても人気。自家製ドライフルーツにも向く。

◇ビオレ・ソリエス/フランス産。フランスやトルコで主流の品種。やや小ぶりで偏平な形。外皮は濃い紫色で、果肉の白い部分は少なめで、赤い部分がねっとりと甘くいちごジャムのよう。
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特産地と選び方

国内での生産量が最も多い産地は愛知県で全国シェアの約20%を占める。ほか和歌山、兵庫、福岡などが続く。

いちじくを選ぶ際は、全体をよく見てから見分けよう。ふっくらとして傷がなく、果皮にハリがあり、手でさわると軽くへこむくらいの弾力があるものが、甘くて美味。ヘタの切り口についている白い液は新鮮さの証だ。また、ハトメ(果頂部)の部分が開いているのは完熟しており、割れてしまうと熟し過ぎなので、食べ頃をよく見極めたい。
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旬の美味しい食べ方

日持ちはあまりしないので、入手後は直ちに食べた方がベター。乾燥が大敵なので、ポリ袋に入れたり、ラップでひとつずつくるんでから冷蔵庫で保存を。一度に食べ切れない場合は、シロップやワインで煮てコンポートにしたり、ジャムにしてもいい。

生でそのまま食す場合は、バナナのようにヘタの部分から皮を剥いていけばOKなので、実に手軽だ。とよみつひめなど皮が比較的しっかりした品種は、皮を剥かずにキウイのように食べる方法もあり。ナイフでたて半分にカットして、そのままスプーンで食べれば、手を汚すことなくいただける。

ほか、皮を剥きカットしてから生ハムやスモークサーモンを巻いたり、サラダに入れたり、肉料理にさっとソテーして添えたり、フライや天ぷらにしても良い。ワインのつまみや料理に華やかさを添えるいちじくを、旬の期間は様々にアレンジして存分に楽しみたい。

結論

いちじくに含まれるタンパク質分解酵素フィシンは、肉と食べ合わせた場合、速やかな消化を助けてくれる。バテ気味になる夏、ついつい食べ過ぎがちになる秋、旬を迎えるいちじくは積極的に摂りたい果物のひとつ。そのまま食べるだけでなく、料理にも取り入れていきたい。

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