1. 世界三大珍味|フォアグラ・キャビア・トリュフ

世界三大珍味とは、一般的にフォアグラ、キャビア、トリュフの3つを指す。これらはただ食味が優れているだけでなく、希少性が高くて高級食品として扱われることが多い。ここではそれぞれの食材の特徴を確認しておこう。
1.フォアグラ
フォアグラとは、ガチョウやアヒルの肥大した肝臓のこと。元々は古代ローマ人が食べていたとされており、その後フランスなどで食べられるようになった。濃厚な味わい、ほどよい柔らかさ、滑らかな舌触りが特徴的で、フランス料理ではソテーやテリーヌ、ロッシーニなどにして食べられている。
2.キャビア
キャビアとは、チョウザメの卵を使った塩漬けのこと。主な産地はロシアやイランなどで、オオチョウザメの卵を使ったキャビアは「ベルーガ」と呼ばれる最高級品となっている。滑らかな口当たりと濃厚でクリーミーな味わいが特徴的で、料理のトッピングとして使われることも多い。
3.トリュフ
トリュフとは、セイヨウショウロ科に分類されるキノコのこと。黒トリュフはヨーロッパに自生しており、古くから宮廷料理に使われていたという。味はそこまでしないものの、非常に豊かな香りを楽しむことができる。料理やソースの香り付け、卵料理、肉料理などに使われることが多い。
2. 日本三大珍味|ウニ・からすみ・このわた

日本三大珍味とは、一般的にウニ、からすみ、このわたの3つを指す。江戸時代から三大珍味とされており、特に越前ウニ、長崎のからすみ、三河のこのわたが三珍とされた。(※1)また、場合によってはホヤやウルカを珍味に含めることもあるという。世界三大珍味に比べると、日本三大珍味はいずれも海の幸となっている。
3. 中国三大珍味|アワビ・フカヒレ・つばめの巣

一般的に日本でいわれている中国三大珍味は、アワビ、フカヒレ、つばめの巣の3つを指すことが多い。しかし、あくまで日本でいわれているだけで、中国国内には三大珍味に関する厳密な定義は存在しないようだ。また、中国にはこのほかにも、魚の浮き袋、ナマコなどさまざまな珍味がある。
結論
世界三大珍味はフォアグラ、キャビア、トリュフの3つの食材であり、これらはいずれも高級食材として扱われている。あまり見かける機会はないが、デパートや百貨店などでは売られていることが多い。また、ネット通販で購入することも可能だ。もし興味があったら探してみると良いだろう。
(参考文献)
- ※1:農林水産省「日本三大珍味といわれている「うに」、「このわた」、「からすみ」について教えてください。」
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1601/01.html
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