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アンデスメロンの由来は「安心」だった!選び方や食べ頃なども解説!

アンデスメロンの由来は「安心」だった!選び方や食べ頃なども解説!

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年9月 7日

最近のメロンはバラエティー豊かだが、「アンデスメロン」は網目のある果皮や緑色の果肉など、従来から親しまれてきた特徴をもつ定番のメロンの一つだ。名前の響きから「アンデス山脈」や「海外原産」を連想させるが、実際はどうなのだろうか。本記事では、アンデスメロンの由来や産地、美味しい食べ方などについて解説する。

  

1. アンデスメロンとは

アンデスメロンとはどのようなメロンなのだろうか。見た目や味の特徴、ほかの代表的なメロンとの違いを解説する。また、誕生についても併せて見ていこう。

アンデスメロンの特徴

アンデスメロンは、表面に細かいネット状の縞模様が入り、重さは1~1.3kg程度。果肉が厚くジューシーで、コクがあり甘みと豊かな香りが特徴だ。もともとは緑色の果肉であったが、2015年には果肉の赤い品種も発表されている。
品種改良が盛んに行われているメロンの中でも、アンデスメロンは栽培しやすく味が安定している。そのため、露地メロンの品種としてはトップクラスの生産量を誇り、値段もリーズナブルだ。

アンデスメロンとマスクメロンなどの違いは?

アンデスメロンは、昔から高級メロンとして知られるマスクメロンに香りや味が似ている。網目のある果皮など見た目も似ているが、マスクメロンのほうがより濃厚で舌触りがなめらかだ。また、アンデスメロンよりも前に誕生したプリンスメロンは、リーズナブルな点は共通しているが、果皮に網目がない。平成生まれのクインシーメロンは、赤肉のネット系メロンだ。アンデスメロンにも赤肉はあるが、青肉が主流である。

アンデスメロン誕生の背景

昭和52年(1977年)に坂田種苗(現在の「サカタのタネ」)が開発したのが、アンデスメロンである。アールスメロン・コサックメロン・ハネデューメロンの3種類を交配したものであるといわれている。プリンスメロンよりも早く栽培でき大玉であることから、急速に栽培面積が広がった。

2. アンデスメロンの名前の由来

アンデスメロンは南アメリカの西海岸沿いにある「アンデス山脈」とはまったく関係がない。先述したとおり、日本で開発された品種である。では、どのような由来で名付けられたのだろうか。

「安心です」に由来する

アンデスメロンの「アンデス」は、「安心です」に由来する。安心ですが略されアンデスになったのである。開発当初は「安心ですメロン」と呼ばれていたが、ネーミングとしては覚えづらくイマイチということで認められなかったそうだ。
メロンの中心にある芯の部分を除いて食べられるという意味で、安心ですの「しん」を取り除きアンデスという名前が付けられたという。

「安心」であるという根拠は?

アンデスメロンが安心ですメロンと呼ばれていたのは、甘みが安定しているからである。生産者、販売者、消費者のいずれも安心して取り扱うことができるという意味で名付けられたのだ。安定した甘みという特徴のほかにも、安心できる根拠には次のようなものがある。
  • 安心して作れる...それまでのメロンは「うどんこ病」や「つる割れ病」にかかりやすかったが、アンデスメロンは病気に強いため、生産者が安心して栽培できる
  • 安心して売れる...供給量が比較的安定しており、高級メロンと比べて低価格で販売できるため販売者が安心して売れる
  • 安心して食べられる...価格も手頃で安定して美味しい国産品であるため、消費者が安心して食べられる

3. アンデスメロンの産地と収穫時期

アンデスメロンは国産のメロンだが、具体的にはどのような地域で生産されているのだろうか。産地と併せて収穫時期についても見ていこう。

茨城・山形・熊本など生産地は幅広い

アンデスメロンは主に春から夏にかけて収穫され、時期は産地により異なる。九州から東北にかけての広いエリアで作られており、露地ものは時期に合わせて産地が北上していく。4~5月は熊本、5月は茨城、7月は山形での生産量が多い。ほかの地域でも少量ながら栽培されている。地域により旬が異なるため、国内全域で考えると最盛期が4ヵ月ほどあり長く楽しむことができる。ハウス栽培の技術も向上し冬場にも収穫できるようになったため、冬に購入できるアンデスメロンもある。また、海外では韓国でも栽培されるようになった。

4. アンデスメロンの選び方と保存方法

アンデスメロンの美味しさを楽しむためには、よりよいものを選ぶことが大切だ。また、食べ頃までの保存方法も重要である。そこで、選び方のポイントと正しい保存方法を紹介する。

美味しいアンデスメロンの選び方

味が比較的安定しているアンデスメロンだが、できるだけ美味しいものを選ぶコツを紹介しよう。まず、形が整っていること。そして「花落ち」と呼ばれるお尻の部分が小さいものがよい。さらにチェックしたいのが、表面の網目(ネット)である。メロンの網目は、実が肥大するときに表面が割れてできるものだ。網目が細かく均等にできているものほど、まんべんなく成長できているという。網目の美しさは成長のよさを表しており、味や香りが上質といわれている。形、花落ち、網目という3つのポイントをチェックし、より美味しいアンデスメロンを入手しよう。

食べ頃までは常温で保存する

食べ頃になるまでは、冷蔵庫に入れないで常温で保存するようにしよう。入手したばかりのアンデスメロンはまだ硬く、ほとんどの場合追熟が必要である。最初から冷蔵庫に入れると追熟が不十分になってしまうのだ。

5. アンデスメロンの食べ頃とおすすめの食べ方

常温で保存したアンデスメロンは、十分に追熟ができたら食べ頃となる。一番美味しいタイミングで食べるためにも、食べ頃の見極め方を知っておこう。また、食べ方のポイントも紹介する。

食べ頃を見分けるポイント

アンデスメロンの食べ頃の目安は、花落ちの部分を指で軽く押して少し弾力を感じるようになった頃だ。その状態になると、メロン独特の香りも強くなる。食べ頃を迎えたメロンは2~3日ほどで発酵していく。過熟により水っぽくなってしまうため注意が必要だ。メロンの食べ頃は短いため、追熟できたら早めに食べきるようにしよう。

食べる少し前に冷蔵庫に入れて冷やすとよい

食べ頃を迎えるまでは常温保存しておき、追熟が十分にできたら食べる少し前に冷蔵庫に入れよう。あまり冷やし過ぎると甘みが落ちるため、冷蔵庫に1~2時間入れて少し冷やしてから食べるのがおすすめだ。

6. アンデスメロンは「育てて売って食べて安心」の優秀なメロン

安心ですが由来のアンデスメロンは、安定した甘みと病気になりにくい強さ、栽培しやすく生産量が安定してリーズナブルであることなど、さまざまな要素で安心感のあるメロンだ。味は高級メロンに劣らないが庶民的であることも、大きな魅力だろう。美味しいメロンを気軽に食べたいときには、アンデスメロンを選べば間違いない。

結論

風味豊かで美味しいのに手頃なアンデスメロンは、かつては高級品とされていたメロンを身近な存在にしてくれている。比較的品質が安定しているためハズレを選んでしまう心配は少ないが、食べ頃の見極めは重要だ。追熟が進むよう常温保存し、食べる直前に冷やそう。食べ頃を迎えたら速やかに食べきるのが、美味しさを楽しむコツである。
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  • 公開日:

    2018年2月22日

  • 更新日:

    2021年9月 7日

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