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ハラールフードとは?日本人でも最低限知っていたい3大原則を解説

ハラールフードとは?日本人でも最低限知っていたい3大原則を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年5月21日

外食産業や食品流通、観光など様々な業界のニュースとして「ハラール(ハラル)フード」「ハラール(ハラル)対応」という言葉を耳にする機会が多くなっている。留学や旅行、ビジネスで来日するムスリム(イスラム教徒)が増加するにつれ、需要と関心が高まるハラールフード。まずはその基本的な考え方を頭に入れておこう。

  

1. 主要なポイントは「アルコール」「豚」「食肉処理の方法」

「ハラール(HALAL)」とは、アラビア語で「許された」「合法な」、「行い」や「もの」を指す言葉。イスラム教では生活全般に様々な戒律があり、食べ物についても「口にしてよいもの」「口にしてはいけないもの」が明確に定められている。「イスラム教の観点から、ムスリムが食べることを許された食物」がハラールフードだ。ハラールフードには非常に細かな規定があり、すべてを列挙することはできないが、大原則は次の3つである。「アルコールが含まれていないこと」「豚と豚に由来する成分が含まれていないこと」「牛、鶏、羊など、豚肉以外の肉はイスラム教の作法に則って食肉処理が施してあること」。

2. 日本でよく使われるあの調味料にも注意が必要

豚については特に厳しく、ポークエキスが含まれる調味料やスープ、豚由来のゼラチンが使われたデザートはもちろん、豚肉を運んだトラックや豚肉を入れた冷蔵庫、豚肉に使用した調理器具などの共用もNG。アルコールに関しても、飲むことは全面的に禁止されている。厳密には、アルコール分は残っていなくても味付けに日本酒やみりん、ワインなどを使った料理、また醸造の過程で自然にアルコールが生成される醤油や味噌、さらには滅菌・消毒用のアルコールも制限されるという。ハラールフードの基準は国や地域、また個人によっても異なるので一概には言えないものの、まずは上記3つの大原則だけはしっかり覚えておきたい。

結論

多様化が進む社会においては、様々な文化的背景への理解と配慮が必要となる。ここ数年で、ハラールフード専門の飲食店やハラールミートのコーナーを設けたスーパー、ハラールメニューを提供する大学の学食が増えてきているほか、ハラール弁当のデリバリーなども登場。機会があれば実際に試してみて、「食」の面からイスラム文化に触れてみるのもよいかもしれない。

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  • 公開日:

    2018年9月28日

  • 更新日:

    2021年5月21日

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