このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ハムの作り方を紹介!ジューシーで甘いロースハムは簡単に作れる!

ハムの作り方を紹介!ジューシーで甘いロースハムは簡単に作れる!

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年8月 6日

肉の旨みとほどよい塩加減が美味しいハムは、つまみや料理に便利な食品である。市販品を購入するのが一般的だが、自家製ハムに挑戦するのもおすすめだ。そこで本記事では、自宅でもできるハムの作り方を紹介していく。

  

1. 自家製ハムの基本的な作り方

自宅でハムを作るために必要な材料は、手に入りやすいものばかりだ。ブロックの豚ロース肉、塩、グラニュー糖、白こしょう、ニンニク、フレッシュタイム、エキストラバージンオリーブオイルを用意しよう。燻製しないで簡単に美味しく仕上げる、自家製ハムの基本的な作り方を紹介する。

自家製ハムの作り方・手順

  • 塩、グラニュー糖、白こしょうを混ぜ合わせたものを、豚ロース肉全体にまぶしてもみ込む。
  • 密閉できる保存袋に、1の豚ロース肉と、薄切りにしたニンニク、フレッシュタイム、エキストラバージンオリーブオイルを入れてもみ込み、密封する。
  • 冷蔵庫に2を入れ、24時間以上寝かせる。
  • 60~70℃のお湯が入った鍋に3を袋ごと入れ、温度調整しながら1時間半湯煎する。
  • 袋から豚肉を取り出し、表面の水分を拭き取る。
完成したハムは、好みの厚さに切って食べよう。タコ糸で縛る手間などもなく、非常にシンプルな作り方のため、材料さえ入手すれば気軽に作ることができる。

2. 自家製ハムを美味しく作るポイント

自家製ハムを美味しく作るためには、ぜひおさえておきたいコツがある。燻製しない簡単な作り方でも美味しいハムに仕上げるための、4つのポイントを見ていこう。

ポイント1.豚ロース肉全体に塩をもみ込む

最初に豚ロース肉に塩や砂糖を混ぜたものをもみ込むが、全体にしっかりと塩がいきわたるようにすることが大切だ。全体にムラなくもみ込むことで、肉が引き締まり内部まで塩が浸透する。肉全体に均一に塩がなじむよう、裏面や側面にもまんべんなくまぶし、指の腹で丁寧にもみ込むようにするとよい。

ポイント2.最低でも丸1日は冷蔵庫で寝かせる

塩や砂糖をもみ込んだ豚肉は、オリーブオイルやニンニクとともに密閉袋に入れたあと冷蔵庫で寝かせる。オリーブオイルではなくソミュール液という調味液に漬ける方法も一般的だ。いずれの場合も、冷蔵庫で24時間以上寝かせよう。時間をかけて寝かせることで豚肉から余分な水分が抜け旨みが凝縮し、調味料や調味液の風味がしっかり浸透する。丸1日寝かせればよいが、レシピによっては寝かせる時間を5日程度取っているものもある。

ポイント3.お湯の温度を60~70℃にキープする

豚肉を加熱する際に重要なのが温度である。70℃以上になると肉質が固まってしまうため、柔らかく仕上げるためには60~70℃をキープしよう。湯煎にかけているとどうしても温度が上がってしまうため、70℃を超えそうになったら鍋に氷を加えて温度調整するとよい。1時間半かけて温度調整しながら湯煎するのが難しい場合は、低温調理器を使用するのがおすすめだ。設定した温度を自動でキープするため、鍋の前につきっきりになる必要がなく、より簡単に自家製ハムを作ることができる。
この記事もCheck!

ポイント4.氷水などで冷やして味をなじませる

加熱が終わったらそのままハムをスライスして食べることもできるが、最後に冷やすとより美味しくなる。味がなじみ、肉質も引き締まりスライスしやすくなる。ボウルなどに氷水を入れ、湯煎した豚肉を入れて30分~1時間ほど冷やす。冷蔵庫で冷やしてもよいが、加熱後すぐに入れるとほかの食品が傷んでしまう。冷蔵庫に入れる場合は、常温程度に冷めてからにしよう。

3. 自家製ハムをもっと楽しむアイデア

基本の自家製ハムの作り方をマスターしたら、素材の選び方や作り方をアレンジしてみてはいかがだろう。自宅でも簡単にできる、おすすめの3つのアイデアを紹介する。

アイデア1.ほかの豚肉の部位を使おう

基本の自家製ハムの作り方では豚ロース肉を使用しているが、ほかの部位で作ることもできる。ハムは、豚肉の部位により次のように種類が分かれる。
  • ロースハム 豚のロース肉で作られ、適度な脂身がある。
  • ボンレスハム 骨を抜いた豚もも肉を使用し、あっさりとした味わいが特徴。
  • ショルダーハム 豚肩肉で作られ、網目状に広がった脂身、コクと濃厚な味わいが特徴。
もも肉や肩肉なら、精肉店やスーパーなどでも購入できる。さまざまな部位で自家製ハムを作って、食べ比べてみてはいかがだろう。

アイデア2.豚肉を燻製にしてみよう

燻製しない自家製ハムも美味しいが、作り方に慣れてきたら燻製にチャレンジしてみよう。スモーキーな香ばしい風味をまとった、より本格的なハムを楽しむことができる。専用の道具の用意や煙が出ることなどが不安な場合は、簡易燻製がおすすめだ。自宅にあるものを代用して作ることができる。次の記事を参考に、気軽に燻製ハムを作ってみよう。
この記事もCheck!

アイデア3.鶏ハムに挑戦してみよう

豚肉ではなく鶏肉で作る「鶏ハム」も美味しい。豚肉と同様に、下味を付けてなじませ密閉できる袋に入れて湯煎する。鶏肉の場合は肉の厚みにムラがあるため、最初に厚い部分をそぎ落とす、包丁で開くなどの方法で厚さを均一にすることが大切だ。皮を取り除くかどうかは、好みで判断すればよい。鍋や低温調理器で湯煎する方法のほか、炊飯器の保温機能を利用して温度をキープする方法もある。詳しくは、次の記事を参考にしてほしい。
この記事もCheck!

4. 工場でのハムの作り方とは?

基本的な手順は自家製ハムと同様だが、商品として加工するため、原料の厳しい選別や成型など下準備も行う。塩をもみ込む工程である「塩漬」では、塩漬剤を水に溶かしたピックル液に漬け込む方法が一般的だ。塩抜きを行い充填により成型し燻製する。加熱はボイルや蒸気により数時間かけて行う。最後に急速冷却し、包装後出荷される。

結論

自家製ハムは豚肉をはじめ入手しやすい材料で簡単に作れるが、温度調整が難しい。低温調理器や炊飯器を活用する作り方なら、より気軽に取り組めるだろう。シンプルな作り方だが、美味しく作るためのポイントをしっかりおさえておくことが重要だ。慣れてきたら、素材を変える、燻製するなどアレンジしながらハム作りを楽しんでほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2018年9月30日

  • 更新日:

    2021年8月 6日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧