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【冬瓜】の下処理と保存方法。料理の前に知っておきたい!

【冬瓜】の下処理と保存方法。料理の前に知っておきたい!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2019年11月19日

水分を多く含み淡白ながらも程よい歯ごたえがある冬瓜。薄味の煮物やスープの素材として使われ、ほっと安心するような味わいを感じさせる。保存法を知ってさまざまな料理に活用していこう。

  

1. 保存方法と下処理

冬瓜は夏から秋にかけてが旬の時期。だが、風通しのよい冷暗所で保存すれば2カ月~3カ月はもつ。冬まで食べられるというのが、冬瓜という名の由来といわれている。
ただし、1度カットしてしまったものは傷みが進みやすい。店頭でも1/2か1/4などにカットされて売っていることが多いので、使い切れない場合は、特に傷みやすいワタと種の部分を取り除いておこう。

また、カットすると乾燥が進んだり、逆に断面から水気が出てべちゃっとしたりもする。ラップでぴっちりと包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存し、3日程度で使い切るようにしよう。
ちなみに冬瓜のワタは種を取り除いたら、捨てないで煮物や味噌汁、スープなどに利用したい。ワタにも栄養が含まれ、とろっとした食感があり、出汁の旨味も吸って実に美味だ。捨ててしまうのはもったいないのでぜひ活用を。

2. 冷凍のコツ

冬瓜はカットすると傷みが早く、変色したり、組織がぶよぶよと溶けた感じになったりしてくる。一部を使ったものの残りはしばらく使わないという場合は、次の2つの方法どちらかですぐに冷凍してしまおう。
  • 生のまま冷凍する
    冬瓜のワタと種を取り除き、皮をむく。食べやすい形に切り、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ入れる。やや薄めの1口大、やや大きめの角切りなど大きさを変えて切り分け、種を除いたワタの部分も適度な大きさに切り、それぞれ別の袋に入れておくと使い分けしやすい。
  • 下茹でしてから冷凍する
    使いやすい大きさに切った冬瓜を、湯を沸かして塩を少々加えた鍋に入れ、透明感が出るまで下茹でする。茹で時間は5分~10分くらいで、大きさによって加減しよう。ザルに上げて粗熱を取り、水気を拭き取ったら、ファスナー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。ワタも一緒に茹でてよいが、火が通りやすいので先にザルに引き上げておくとよい。
生のままでも下茹でしたものでも、いずれも冷凍保存期間は1カ月以内。冬瓜はほかの食材のにおい移りがしやすい素材なのでなるべく早めに使い切ろう。

3. 解凍方法&調理方法

生のまま冷凍した冬瓜は、凍ったまま料理に使うこともできるが、凍った冬瓜をたくさん使うと火を通す時間がかかり、ほかの素材に火が通り過ぎてしまう。そのため、冷蔵庫内で自然解凍するのがベターだ。
一方、下茹でしてから冷凍した冬瓜は火が通りやすいので、凍ったまま鍋に入れることができる。定番の鶏そぼろと冬瓜の煮物は、鶏ひき肉と煮汁を煮立てたら、冬瓜を入れて数分煮るだけ。薄めに切った冬瓜は、豚バラ肉またはエビやイカと、塩味またはオイスターソースでさっと炒め煮に。いずれも低カロリーの冬瓜をたっぷり用いることで、ヘルシーながら満足感の高いおかずになる。

また、冷凍したワタの部分は味噌汁の具として重宝する。豆腐や油揚げの代わりになるうえ、切る手間も省けるので忙しい朝におすすめだ。
ちなみに硬い冬瓜の皮は捨ててしまいがちだが、細切りにしてゴマ油で炒め、酒・砂糖・醤油、白ゴマなどできんぴら炒め風にすると美味しい。実は緑色の皮の部分の方がカリウムやビタミンCなどの栄養があるので、捨てずにこちらもしっかり活用しよう。

結論

冬瓜を丸ごと買って下茹でしてから冷凍しておくと、暑い夏の間、時短料理になるのでぜひお試しを。また、冬瓜は95%以上が水分で低カロリーなので、メタボが気になる人の味方。煮物や炒め物、汁物のほか、和え物やピクルスなどにどんどん使っていこう。
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  • 公開日:

    2018年12月28日

  • 更新日:

    2019年11月19日

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