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冬には欠かせない鍋料理!始まりはいつ?今と昔の違いも解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年11月21日

冬の味覚のひとつ、鍋料理。魚介や肉、野菜を入れてぐつぐつ煮込めばできあがるので、忙しい時にもぴったりの料理だ。野菜がたっぷり食べられるのも魅力である。今回は、冬に人気の鍋料理の歴史についてご紹介しよう。

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1. 鍋料理の始まり

鍋料理の始まりは、土器が発明された縄文時代頃と言われている。家族で鍋を囲み、そのままでは硬くて食べにくい食材を刻んで煮て消化しやすい形にすることによって、栄養を余すところなく食べていた。

また、鍋料理の先駆的な存在として、土器ではなく貝殻を小鍋に見立てて、貝の上に具材を置き加熱する方法もあった。現在、秋田の郷土料理として有名な「しょっつる鍋」はもともと貝の上で焼く料理で、昔は「しょっつる貝焼き」と呼ばれていた。

ちなみに、鍋の語源は「肴瓮(なへ)」と言われている。「肴」はさかな、「瓮」は土焼きのかめのことを意味している。土焼きの器で食材を加熱し食べていたことから「肴瓮」と呼ばれるようになり、その後「堝」という漢字があてられ、現在の「鍋」になった。

このように鍋の歴史は古く、そして鍋は世帯や家族を意味するものであった。鍋で調理を行う女性たちのことは「鍋座」「鍋代(なべしろ)」「女座」と呼ばれ、現在の「鍋奉行」と同じく揺るぎない存在として扱われていた。

2. 江戸時代に確立した鍋料理

江戸時代になると、鍋料理に大ブームが起こった。江戸時代の料理本「料理物語」には、その様子が鮮明に描かれており、魚や野菜を煮て鍋ごと食卓に出して熱々を食べるというスタイルが、人気を博したようだ。

その頃の鍋料理は、主に2種類あった。囲炉裏で調理する「大鍋」と、食卓に鍋をそのまま出す「小鍋仕立て」または「小鍋立て」である。江戸時代に入ると一般庶民が広く食を楽しめるようになり、田楽を出す茶屋や湯豆腐の店などと共に、さまざまな鍋料理店が軒を連ねた。

家庭料理としては、「アサリ鍋」「豆腐鍋」「ねぎま鍋」「どじょう鍋」などが流行した。中でもねぎま鍋は、マグロのトロの部分、長ねぎ、セリをシンプルに煮たもので、魚の臭みが抜けて食べやすい鍋であった。冷蔵庫のない江戸時代には傷みの早いトロは食べずに捨てることが多かったが、それを美味しく食べられるという意味でも、庶民の間で人気を集めた。

江戸時代に鍋料理が流行した理由はいくつかある。ひとつは、美味しくて和やかな雰囲気が庶民に好まれたこと。もうひとつは、かまどが一個しかなく薪や水が貴重だった時代において、汁物と煮物が合わさったような鍋料理は、一品でお腹がいっぱいになり、作るのも片付けも簡単であったためだ。

3. 現在の鍋料理

現在では、さまざまな鍋料理が登場し、その種類は年々増え続けている。エスニック料理をベースにした「トムヤム鍋」や「カレー鍋」、西洋の料理をベースにした「イタリアン鍋」や「ブイヤベース鍋」など、和食にとどまらず、海外の料理も楽しむことができる。

また、「○○鍋の素」といった鍋の出汁のベースとして使える商品も多数あり、手軽にいろいろな鍋を楽しむことができる。

しかし基本的には、鍋のタイプは次の3種類である。
  • 「水炊き」など...出汁や水で具材を煮て、個々の皿に取り分けてから薬味やたれで味をととのえる。
  • 「おでん」や「寄せ鍋」など...予め味付けをした薄味の出汁で具材を煮る。出汁もそのままいただく。
  • 「すき焼き」など...味のしっかり付いた割り下や味噌だれなどで食材を煮て食べる。

結論

今やすっかり冬の定番となった鍋料理だが、そのルーツは縄文時代にあることが分かった。手軽に出来て和やかな雰囲気を演出できる鍋料理は、時代を経た今でも人気の料理だ。寒い日には、鍋料理で温まってみるのはどうだろうか。

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