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保存期間の短い千枚漬け?美味しく食べられる保存方法

保存期間の短い千枚漬け?美味しく食べられる保存方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2020年2月27日

柔らかい肉質と、きめ細かな食感が魅力の千枚漬け。大人はもちろん子どもにも食べやすく、幅広い世代に人気のある漬物だ。千枚漬けは旬の時期が決まっているので、その期間にゆっくりと堪能したいものだが、どのように保存すれば美味しくいただけるのだろうか。また、保存期間はどれぐらいなのだろうか。

  

1. 長期保存向きではない千枚漬けの正しい保存方法

千枚漬けは、聖護院かぶを薄くスライスして塩漬けしたものに、昆布などを挟み、砂糖や酢などで漬け込んだ漬物だ。下漬けと本漬け合わせて1週間弱の工程を踏むが、乳酸発酵を伴わないので、長期保存には向いていない。

11月から3月頃までが聖護院かぶの収穫期で、千枚漬けは冬の時期限定のグルメでもある。一般的な漬物の正しい保存方法は冷蔵保存だが、千枚漬けも例外ではなく、長期保存向けではないので、冷蔵保存するのが正しい。

2. 下漬けありの千枚漬けは冷蔵で1週間保存OK

千枚漬けには、1週間ほどかかる本格的な作り方から、一晩でできる即席千枚漬けまで、さまざまな作り方があるが、保存期間もそれぞれ違う。

下漬け、本漬けの1週間の工程を経て作る千枚漬けの場合、漬け込みが終わったら密閉容器に移し替える。冷蔵が基本で、保存期間は1週間だ。本漬けの段階で、保存容器に移し替えて漬けた場合は、そのまま冷蔵保存してOKだ。下漬けを含む本格的な漬け込みをする千枚漬けでは、保存期間は1週間だが、下漬けなしで一晩で漬け込む簡単なレシピの場合は、保存期間は4~5日と短くなるので注意しよう。一晩で漬け込む即席レシピは、タッパーなどの保存容器で最初から漬け込むので、漬け込んだ保存容器のまま冷蔵保存すればよい。

既製品の千枚漬けの場合も、冷蔵保存が基本だ。未開封の場合は、パッケージのまま冷蔵保存。開封後の場合は、ジッパー付き保存袋などに入れて冷蔵保存しよう。保存期間内なら美味しく食べられるが、日が経つにつれて酸味も増してくるので、酸味が強くない漬物を好む方は、できるだけ早く食べ切ることをおすすめしたい。

3. 千枚漬けの冷凍保存はNG

千枚漬けは冷蔵保存で、長くても保存期間は1週間が限度だ。しかし、多く漬けすぎた、一人暮らしで食べ切れないなどの理由で、1週間以上保存したい場合もあるだろう。

長期保存の方法として思い付くのが冷凍保存だが、残念なことに漬物は冷凍保存には適さないと言われている。漬物に使われる野菜の多くは、キュウリやナスなどの水分を多く含む食材だ。水分の多い野菜を冷凍してしまうと、野菜本来のシャキシャキとした歯ごたえが失われてしまうからだ。千枚漬けも同様に、冷凍保存には向かない。冷蔵保存の保存期間内で食べ切るように心がけよう。ちなみに冷凍保存できる漬物は、菜の花漬・高菜漬・みぶ菜漬・なす昆布漬と、これくらいなので覚えておこう。

4. 千枚漬けの味を損なわない解凍方法とは

千枚漬けの冷凍保存はおすすめできないが、どうしても冷凍保存する場合の解凍方法を紹介する。

まず万が一、冷凍保存する場合は、余分な水分を切ってフリーザーバッグなどに入れ、空気を十分に抜く。袋の口をしっかりと閉めて、冷凍保存することが大切だ。解凍方法は自然解凍が原則だ。食べる前日に冷蔵庫に移して時間をかけて解凍するか、常温に置いて自然解凍する方法、どちらでもOKだ。

結論

発酵を伴わない千枚漬けの保存期間は1週間と短く、冷凍保存も適さない。自家製で漬ける場合は、一気に大量に漬けるのではなく、こまめに漬けるようして、いつでも美味しく食べられる工夫が必要だ。美味しい千枚漬けが楽しめるのは冬の間のみ。保存方法を知って、冬の味覚を堪能してほしい。

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  • 公開日:

    2019年1月23日

  • 更新日:

    2020年2月27日

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