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節分の柊鰯とは?いわしの頭を使った魔除けについて詳しく解説!

節分の柊鰯とは?いわしの頭を使った魔除けについて詳しく解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年12月20日

節分の時期に見かけることがある「柊鰯(ひいらぎいわし)」。これは江戸時代から続く魔除けの一種であり、軒下に飾ることで鬼を近づけないという効果があるといわれている。今回はそんな節分の魔除けである「柊鰯」を詳しく解説する。柊鰯の作り方・飾り方・片付け方なども確認しよう。

  

1. そもそも節分とは?

節分のいわし
節分とは、季節の変わり目の前日のこと。一般的には立春(2月4日)の前日である2月3日が節分として有名だが、実は立夏(5月5日)、立秋(8月7日)、立冬(11月7日)の前日もそれぞれ節分となっている。現在の節分では豆まきや恵方巻きなどが有名となっているが、古くから魔除けとして、焼いた鰯の頭を柊の小枝に刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」なども飾られてきた。

2. 魔除けの柊鰯とは?

節分のいわし
節分のときに軒下に飾られることが多い「柊鰯」。そんな柊鰯とは、焼いた鰯を柊の小枝に刺した魔除けの一種である。柊の葉っぱはのこぎり状になっているため「鬼の目突き」と呼ばれており、鰯の頭は独特の異臭を放つことから鬼を近づけないと考えられてきた。もともとは江戸時代から行われていたというが、現在では一部地域を除くとあまり見かけなくなっている。

3. 魔除けの柊鰯の作り方

節分のいわし
柊鰯は、一般的な家庭でも作ることが可能だ。必要なものは柊の小枝と鰯だけとなっている。これらを用意したら、以下の手順で魔除けの「柊鰯」を作ってみよう。

柊鰯の作り方・手順

1.生鰯の頭を切り落とす
※頭以外は食べるようにする
2.鰯の頭をしっかりと焼く
3.柊の枝に鰯の頭を刺せば完成

4. 魔除けの柊鰯に関するよくある質問

節分のいわし
ここまで節分や柊鰯の基本などを解説してきた。しかしまだ、柊鰯の飾り方や飾る時期などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、柊鰯に関するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.柊鰯の飾り方とは?

柊鰯を飾る場所は一般的に軒下であり、立てかけたり、吊るしたりしておけば問題ない。しかし、鰯の臭いが強いため、集合住宅などに住んでいる場合は玄関に飾っておくようにしよう。柊鰯の目的は家の中に鬼を入れないことなので、玄関に柊鰯を置いておけば同様の効果が得られるそうだ。

Q2.柊鰯を飾るタイミングとは?

柊鰯を飾っておく時期には「2月中飾っておく」「節分から立春まで飾っておく」といったように地域差があるようだ。もしお店などで購入する場合には、いつからいつまで飾っておけばいいのかを確認するといいだろう。なお、長く飾っておくと傷んでしまうので、特別、地域にルールがなければ節分から立春まで(2月3日~4日)まで飾っておくのを基本とすればよさそうだ。

Q3.役目を終えた柊鰯の片付け方は?

柊鰯は縁起物なので、そのまま可燃ごみとして捨てるのは気が引けるだろう。よりていねいに片付けるならお炊き上げをするのがよいが、玄関先に埋めたり、灰になるまで焼いたりする方法もある。また、手間をかけずに片付けたいなら、塩で清めてから半紙に包んで捨てるのがおすすめだ。なお、いずれの場合も「感謝の気持ち」を込めて片付けるようにしよう。

結論

鬼を家に近づけない効果があるとされている「柊鰯」。そんな柊鰯も節分には欠かせないアイテムの一つとなっている。柊鰯は家で作ることができ、柊は園芸店などで手に入れられることが多い。もし興味があったら、節分の時期に柊鰯を作って軒下や玄関などに飾るとよいだろう。
【参考文献】
※:日本博物館協会「節分」
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  • 公開日:

    2019年2月 3日

  • 更新日:

    2021年12月20日

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