このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
【管理栄養士監修】ココアのカロリーと栄養素|栄養図鑑

【管理栄養士監修】ココアのカロリーと栄養素|栄養図鑑

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

鉛筆アイコン 2021年5月21日

甘くて温かくて、飲むとホッとするという印象が強いココア。じつは近年、ココアの原料、カカオに含まれるカカオポリフェノールが、健康やダイエットへの効果があると注目を浴びていることはご存知だろうか。ここでは、ココアのカロリーや糖質、栄養価について詳しく見ていこう。

  

1. ピュアココアと調整ココアって何?ココアのカロリー

ココアを飲むと太るのかどうかについて考えるには、まずココアに調整ココアとピュアココアという2種類があることから見ていく必要がある。

調整ココアとは、ふだん飲むような甘いココアを指す。砂糖や香料といった添加物が使われており、お湯や牛乳で溶くだけで美味しく飲める状態で売られているココアのことだ。

それに対しピュアココアとは、添加物が加えられる前の、文字通り純粋なココアパウダーのことを指している。飲む際にはお湯や牛乳と一緒に砂糖を加えるなどの手間が必要となる。

当然、カロリーは調整ココアとピュアココアで異なり、砂糖などが添加されている調整ココアのほうが高い。具体的な数値で比較をしてみると、粉末100gあたりで調整ココアは412kcal、ピュアココアは271kcal。調整ココアはピュアココアの約1.5倍ものカロリーであることがわかる。

ココア1杯に使われる量は、大さじ1杯で6gほどだ。カロリー換算では調整ココアで約25kcal、ピュアココアで約16kcalとなる。ただし、実際にピュアココアを飲む場合は、砂糖を加えたりするので、カロリーはこれより高くなり、調整ココアとの差は微々たるものでしかないかもしれない。しかし、ピュアココアと調整ココアは違うものだということは覚えておこう。

2. ココアに秘められた栄養素!カカオポリフェノールとは

近年、ココアに含まれるカカオポリフェノールの健康効果が明らかになったことから、ココアがもたらす健康面への作用が注目されるようになってきた。

カカオポリフェノールは強い抗酸化作用を持つ栄養成分で、血行をよくしたり、血糖値の上昇を抑制したりといった効果を持っている。これらの効果から、ココアによる冷えやむくみの解消、動脈硬化の抑制、運動前のウォーミングアップ効果の持続といった作用が期待されており、健康目的でココアを飲む人も増えつつあるのだ。

さらに、ココアにはテオブロミンというリラックス効果が期待できる栄養成分や、食物繊維、カルシウムやマグネシウムといったミネラルも含まれている。ほっとひと息つきながら健康にも嬉しいココア。ただ美味しいからだけでなく、健康を意識しながら飲んでみるというのはいかがだろうか。

3. ダイエット中でも安心?ココアをカロリーオフする飲み方

ダイエット中でカロリーオフを意識する際も同様に、ココアを飲むのであればピュアココアを使い、はちみつやオリゴ糖といった腸内環境を整えてくれる糖類で甘みを付けるといいだろう。砂糖を加えるにしても、どれだけ砂糖を加えて飲んでいるかを自分で意識する、といった工夫も有効だ。

ココアは糖分さえ気を付ければダイエット中でも嬉しい効果が期待できる。ココア自体のカロリーを気にして飲まないよりは、1日2~3杯を目安に飲んだほうが健康への効果は得られやすい。

どうしてもカロリーが気になるという場合は、ココア自体ではなく割って飲む牛乳を低脂肪乳や豆乳に変えてみるなどの方向で、カロリーオフにアプローチしてみるといいだろう。

結論

ココアは甘くて美味しい飲み物というだけではなく、健康にも嬉しい効果がたくさん秘められている。健康目的でココアを楽しむのであれば、ピュアココアを選んで飲むようにするとよいだろう。ココアの歴史は古く、古代マヤ文明の時代から既に薬として飲まれていたともいわれている。古代人が薬として飲んでいたココアのパワー。改めて、ココアを健康のために飲んでみてはいかがだろうか。
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2019年5月 1日

  • 更新日:

    2021年5月21日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧