このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

地域ごとに名前が異なる魚【ベラ】の気になる旬や特徴を知ろう!

投稿者:ライター 五反田愛(ごたんだめぐみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年5月24日

ベラという魚をご存知だろうか?ベラは地域によってさまざまな名前を持つ魚で、その名によっては親しみを持つ人も多い魚だ。ベラは一体どんな魚で、旬や産地、栄養はどのようなものなのだろうか。釣りや料理などに活かせるベラの詳しい情報を紹介する。

\この記事をシェアする/     
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. ベラの旬はいつ?

ベラの旬は7月の初夏の時期から秋口にあたる9月。産卵期が6月から始まり、10月頃まで続く魚のため、旬の時期には身付きのよい状態で楽しめるのだ。

ベラは函館以北エリアや南西諸島エリアを除いた日本全土で漁獲される魚であるものの、食用としては東日本ではあまり好まれない魚である。西日本、とくに瀬戸内地域では長年食用として親しまれてきた魚で、旬を迎える夏には鮮魚店にも並ぶ知名度の高い魚だ。

2. ベラの特徴と名前の由来

ベラは雄が黄緑色や青色、雌が赤色や紫色のカラフルな色が特徴的な魚だ。平均サイズは体長20cm前後で、大きいものになると30cm超。ウロコが大きく、身体の表面には滑り気があり、小さな口の中には硬い歯が生えている。その歯を使って甲殻類や多毛類などの生物を捕食する肉食性の魚だ。また内湾を好み、岩礁・砂底などに多く生息。睡眠時には身体を横向きにして寝るという特徴を持つ。水温が15度以下になると砂に潜るため、冬は冬眠する。

ベラのユニークな特徴に、雌性先熟(しせいせんじゅく)と呼ばれるものが挙げられる。この雌性先熟は、成長段階で雌が雄に性転換を行う生態のことで、ベラの雌は成長とともに雄に変わる場合があるのだ。これは子孫を残すための知恵とも考えられ、ベラのほかにもハゼやハタなどの魚にも起こる生態である。

ベラは地域ごとに呼び名が異なり、標準和名はキュウセン(九線、求仙)と呼び、東日本地域ではベラ(倍良)、西日本地域ではギザミなどの呼び名で親しまれている魚だ。キュウセンの名前の由来には、雌の身体に9本の線が入っていることから名付けられたとされている。ベラの由来は、海中を泳ぐ際に海草や岩の裂け目をヘラヘラと動きながら移動している様を名前にしたといわれており、ヘラヘラとはしなやかな動きを指しているようだ。またギザミの由来には、模様が刻(ギザ)のような形をしているところから名前になった。

3. ベラの産地はどこ?

ベラには特定の産地はなく、日本の本州全土で捕獲される魚だ。しかし、東日本エリアでは食用としての馴染みは少なく、釣れてもその場で海に戻されることが多いようだ。

産地として有名なのは、香川県や兵庫県。ベラを好んで食す産地には、広島県や岡山県などの瀬戸内海近郊エリアがある。このエリアではベラは高級魚として扱われている場所もあり、ベラを特産品に挙げる。このエリアは潮の流れが速く、ベラの身が引き締まりほかの地域よりも美味しい状態で捕獲できることが理由とされるようだ。

瀬戸内海近郊では刺身や焼き物、揚げ物などにしてベラを楽しむことが多く、中でも広島県ではベラの煮付けを焼いて味わうハブテ焼きが有名である。

4. ベラの栄養を知る

ベラの栄養素には脂質にDHAやEPAが含まれている。DHAはドコサヘキサエン酸と呼び、魚に多く含まれる栄養素。EPAはエイコサペンタエン酸と呼び、DHAとともに体内では作ることができない栄養素の代表格だ。そのため食べ物から摂取することが必要であり、魚は最も摂取しやすい食べ物である。

結論

ベラは本州全土で見られる魚であるが、食用として親しまれるのは西日本エリアにとどまる魚だ。西日本ではベラはさまざまな名前で呼ばれ、地域ごとに親しまれていることが分かる。旬を迎える初夏から秋には瀬戸内海近郊では高級魚として扱われることもあり、白身のあっさりとした味わいがどんな料理にもマッチする家庭でも扱いやすい魚だ。手に入ったときにはぜひ調理してみてほしい。
この記事もCheck!

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ