1. 美味しい黒鯛の選び方とは

成長とともに名前の変わる出世魚の黒鯛は、6~10月が旬の魚。新鮮な黒鯛の選び方としては、以下のポイントが挙げられる。
- 眼が澄んでおり濁っていないもの
- 身に弾力(ほどよい硬さ)があり、肉厚なもの
- 身が黒光りし、つややかなもの
- エラの中が、鮮度のある赤色をしているもの
これらの選び方をふまえ、旬の黒鯛をさらに美味しくいただいてもらいたい。これらの選び方は、黒鯛に限らずさまざまな魚の鮮度判定にも有効なので覚えておくとよいだろう。
2. 黒鯛の美味しい食べ方【刺身・カルパッチョ】

浅い海域を好む黒鯛は育った環境によっては、磯臭さのある個体もある。同じ鯛の仲間の真鯛ともよく似ており調理法も同じだが、臭みがある個体があるという点が異なる。鮮度のよい黒鯛の美味しい食べ方は、「刺身」もしくは「洗い」が絶品だが、刺身と洗いのどちらにするかは、その個体の臭みをみて決める必要がある。
3枚に卸し皮を引いた黒鯛を味見して、臭みがなければそのまま刺身に。独特の臭みが気になるようなら、氷水に晒すことで臭みを消す洗いにするのがよいだろう。洗いは、黒鯛の癖のある臭みを消し、本来の旨みや食感を存分に味わえる、黒鯛の美味しい食べ方である。臭みをチェックするという工程が、黒鯛の美味しい食べ方には外せないのだ。
3枚に卸し皮を引いた黒鯛を味見して、臭みがなければそのまま刺身に。独特の臭みが気になるようなら、氷水に晒すことで臭みを消す洗いにするのがよいだろう。洗いは、黒鯛の癖のある臭みを消し、本来の旨みや食感を存分に味わえる、黒鯛の美味しい食べ方である。臭みをチェックするという工程が、黒鯛の美味しい食べ方には外せないのだ。
3. 黒鯛のおすすめの食べ方【塩焼き・煮付け】

黒鯛の磯臭さを払拭する食べ方として、魚料理の定番「塩焼き」や「煮付け」がおすすめだ。刺身や洗いは難易度が高いという人も、魚を捌くスキルがさほど必要でない塩焼きや煮付けは挑戦しやすい調理法といえるだろう。
・黒鯛の塩焼き
酒をふった黒鯛に塩をふり、グリルでじっくりと焼いていく塩焼き。シンプルでオーソドックスな調理法だが、黒鯛そのものの旨みを存分に味わえる。淡白な味わいの黒鯛の塩焼きには、レモン汁やハーブを味のアクセントとしてプラスしても美味しいだろう。
・黒鯛の煮付け
淡白な味わいの黒鯛は、和洋中とさまざまなテイストの煮付け料理が楽しめる魚。定番の醤油ベースの和風煮付けには、生姜や梅干しなどで味に深みをプラスするのもおすすめだ。また、白ワインやアサリ、トマトなどでさっぱりと洋風に煮付けるアクアパッツアも絶品である。煮付けにする際にも、生姜やニンニクなどの薬味を入れて黒鯛の臭みを消すのがおすすめだ。
4. 黒鯛のアレンジレシピ【鯛茶漬け】

最後に紹介するのは、愛媛県は宇和島の郷土料理「真鯛の鯛めし(鯛茶漬け)」を黒鯛でアレンジしたレシピ。甘辛いタレに漬け込んだ黒鯛の刺身をアツアツのごはんに盛り付け、出汁をかけて味わう絶品アレンジレシピだ。定番料理では飽き足らないという、食通にもおすすめしたい食べ方である。
タレに漬け込むことで独特の臭みも消え、出汁をかけることでほどよく表面に熱が入り美味しくいただける。好みで煎りごまやねぎなどの薬味をのせれば、自分好みの味わいにアレンジすることも可能だ。酒の席での締めにも最適の黒鯛の鯛茶漬け、ぜひ試してみてもらいたい。
タレに漬け込むことで独特の臭みも消え、出汁をかけることでほどよく表面に熱が入り美味しくいただける。好みで煎りごまやねぎなどの薬味をのせれば、自分好みの味わいにアレンジすることも可能だ。酒の席での締めにも最適の黒鯛の鯛茶漬け、ぜひ試してみてもらいたい。
結論
磯釣りの人気魚、黒鯛の美味しい食べ方を紹介してきた。個体によっては臭みもある黒鯛だが、臭みを消す調理方法を知っていれば黒鯛の美味しさを存分に引き出すことができるだろう。刺身に洗い、塩焼きに煮付け...あなた好みの調理法で、ぜひ黒鯛の絶品料理に挑戦してみてもらいたい。
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