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知る人ぞ知る絶品高級魚タカベ!旬が終わる前に食べてみよう

投稿者:
ライター 大関杏奈(おおぜきあんな)

監修者:
管理栄養士 平原あさみ(ひらはらあさみ)

2019年6月16日

「これほどに旨い塩焼きは、ほかにはない」と、ツウたちを唸らせる魚を知っているだろうか。夏に旬を迎える高級魚タカベは、脂が魅力の魚だ。いままで食べたことがないという人は、ぜひ今年食べてみてもらいたい。今回はそんなタカベについて、レクチャーしていこう。

1. 夏の風物詩といわれるほど、旬のタカベは人気

タカベという魚をスーパーで見かけることは、まずないだろう。しかしタカベは、魚ツウの中では「最も好きな魚」と評されるほど、旨いと知られている魚だ。タカベは世界に3属5種しか確認されておらず、国内にはタカベ科タカベ属の1種類のみ。体長は20~30cmほどで、腹は銀色をしており、青みを帯びた背中に黄の縞模様が特徴的だ。
タカベの産卵期は8~10月。産卵期を迎える前の夏が旬の魚である。関東では「タカベを食べられると、夏を感じる」といわれるほど、夏の風物詩となっている。実は「タカベ」という言葉は夏の季語でもある。子どもの頃に学んだであろう季語。さすがにタカベは記憶していないという人が、ほとんどではないだろうか。
4~5月はタカベの走りの時期。6~8月が旬である。関東では走りの時期の魚を好む傾向にあるが、タカベは別だ。出始めはあまり好まれず、丸々と太ってくる夏に人気が集中する。目にすることはかなり珍しく旬の時期も短いため、高値で取引される高級魚であるが、実は水族館では普通に泳いでいることもあるので、ぜひ探してみてほしい。

2. タカベの由来やおすすめの調理法とは?

タカベを漢字で書くと、「鰖」と表される。由来は「タカ」と「べ」に分けられており、タカは漁村用語で岩礁域を、ベは魚を意味する。つまり岩礁域にいる魚のことである。この由来のタカベという読み方以外にも、ベンタやベントウ、ベットウなどの地方名で呼ばれることもある。
由来とは全く関係ないが、タカベは動物性プランクトンを食べて成長している。その姿は、比較的しっかりとした皮をもっているのが特徴だ。身は透き通ったきれいな色をしているが、生で食べても美味しくはない。美味しいタカベを食べたいなら、とにかく塩焼きを試してみてほしい。脂ののった身が絶品と好評のタカベは、捌く際に腹から包丁を入れると、脂が溶け出してしまう。腹を捌かずにうろこを取り除いたら、そのまま塩焼きするのがおすすめだ。腹に含まれる脂が火が通ることで全体にいきわたり、絶品の味へと変化する。

3. 生息地は広いのに、タカベの産地は少ない

関東では高級魚として、市場で取引されるタカベ。八丈島や小笠原諸島と茨城から九州南岸までの太平洋沿岸、若狭湾、島根・鳥取・山口の3県の日本海側に生息している魚である。分布は広範囲に渡っているが、産地は限られているのもタカベの特徴であり、高級魚である所以かもしれない。
国内屈指の産地は伊豆諸島であり、ほかに千葉県や静岡県も産地として有名である。三重県でも獲れるのだが、関東ほど高値はつかず、好んで食べられることもない。ちなみにタカベは群れで泳ぐため、定置網漁で一度に大量に水揚げされる。それでも関東では高値で取引されるのは、やはり美味しく人気があるからであろう。
漁師の間では塩焼き以外に、煮付けや小ぶりなものを唐揚げで食べるのも好まれている。

4. タカベは骨によい、栄養満点の魚

タカベは1尾あたり(可食部約120g)で、197kcalほどある。栄養成分を見ると、タンパク質を約22gと多く含んでいるが、脂質も約11gと多く含んでいるのが特徴だ。この脂質がタカベを美味しくしてくれるのだが、脂質制限が必要な人は注意しておこう。
そのほかの栄養素では、ビタミンDとB12、ナイアシンを多く含んでいる。ビタミンDは丈夫な骨を作るうえで、大切な栄養素である。成長期の子どもや高齢者にも積極的に食べてもらいたい食材である。

結論

旬のものを美味しくいただくのが、和食の極意である。夏の風物詩であるタカベを、ぜひ旬の時期に食べてみてほしい。暑い季節にビールや日本酒とともに食べる塩焼きは、格別であること間違いなしだ。まだ出会っていなかった絶品の味に、出会えることだろう。
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