おかわりが止まらない！生姜ごはんと相性のよい献立とアレンジ料理

まず、生姜ごはんと相性のよい副菜を紹介したい。基本的な生姜ごはんは使用する食材が生姜と米のみなので、色が映える小松菜としめじと人参のおひたしや、ホウレン草ともやしの卵とじ、青菜とさつま揚げの煮物などがおすすめだ。

また、生姜ごはんはサッパリした味なので、ベーコンとじゃがいものバター炒めや、白身魚の野菜あんかけ、酢豚、鶏レバーの焼鳥といったコクのある副菜もおすすめしたい。逆に和食の献立にしたいときは、出汁巻き卵や三つ葉とささみの酢味噌和え、きゅうりとわかめの酢のもの、焼き塩サバなどもおすすめの副菜だ。

さらに、生姜ごはんにツナ缶や椎茸、油揚げなどを加えて少し濃く味付けしたときは、スルスルっと味わえる春雨サラダや、白身魚のカルパッチョ、いんげんのごま和え、トマトのマリネなども相性のよい副菜である。

次に生姜ごはんにピッタリのスープや味噌汁を紹介しよう。生姜ごはんは和食なので、スープより味噌汁では？と思う人もいるだろう。しかし意外にも相性のよいスープがある。具体的な例を出すと、やさしい味わいの卵とトマトのスープや、野菜たっぷりのコンソメスープ、中華味のワンタンスープ、クラムチャウダー、かぼちゃスープなどだ。また、まるごと玉ねぎのスープやカレー風味の野菜スープ、餃子スープ、サムゲタンスープ、肉団子スープとの相性もよい。

一方で生姜ごはんとピッタリな味噌汁は、ほっこりと和める豆腐となめこの味噌汁や玉ねぎとじゃがいもの味噌汁、ナスと油揚げの味噌汁、オクラとえのきの味噌汁など。生姜ごはんと味噌汁のみで簡単に済ませたいときは、サバ缶を丸ごと1缶使用したサバ缶と舞茸の味噌汁や、さつま汁風の具だくさん味噌汁、ホウレン草の豆乳味噌汁、とろろ入りのスタミナ豚汁などだ。ボリューム感のある食材を使用すれば、少ない品数でも満足できるだろう。

さらに、スープや味噌汁以外に東北地方の名物であるせんべい汁や、山形を代表する芋煮汁をはじめ粕汁、石狩鍋、ほうとう鍋、きりたんぽ鍋など、生姜ごはんは郷土料理や鍋物との相性もよい。

シンプルな生姜ごはんも十分美味しいが、アレンジして食べる方法もある。手っ取り早くアレンジしたいときは、生姜ごはんの上にかつおぶしと食べやすく切ったアボカドをトッピングし、しょうゆを少したらして食べよう。また、豚ひき肉や卵、ミックスベジタブルと炒めてチャーハンにするとピリ辛があとをひく旨さだ。

さらに、ホタルイカを煮た煮汁で生姜ごはんを炊き込み、ごはんの上に煮たホタルイカをのせて食べると、味が奥深くなりイカのプリっとした食感も楽しめる。ほかにも卵をほぐしてカニかまと炒め、生姜ごはんにのせ甘酢あんをかければ、ひと味違った天津飯を堪能できる。

また、甘く味付けた鶏そぼろを生姜ごはんに混ぜると、小さな子どもでも食べやすい味になる。カロリーが気になる人は、ごはんの代わりに玄米とグルテンフリーのキヌア、鉄分が豊富なレンズ豆で生姜ごはんを作るのがおすすめだ。ここで紹介したほかにもアレンジ料理はいろいろとあるので、試して好みの味を見つけてもらいたい。

生姜ごはんと相性のよい献立やアレンジ料理を紹介したが、作ってみたいと思えただろうか。ちなみに生姜を食べて身体の中心から温まりたい人は、加熱することが大切だという。加熱すると生姜に含まれるジンゲロールという成分が、ショウガオールに変化する。ショウガオールは熱を作る働きを助けるため、身体の中心まで温めてくれるらしい。