1. 茶豆とは?
茶豆とは、茶色い薄皮が特徴的な「枝豆」の一種である。そもそも枝豆とは、マメ科ダイズ属の大豆を未成熟な状態で収穫した青果のこと。さやは青々とした緑色で、中の豆も鮮やかな緑色をしているのが一般的だ。一方、茶豆のさやは緑色であるが、中の豆はやや茶色くなっている。豆のうま味が詰まっていて、噛むと甘みを感じるため、一口食べると手が止まらないほどの美味しさとなっている。
茶豆の主な産地と収穫時期
茶豆は主に新潟県や山形県、宮城県などで栽培されていて、特に有名なブランド茶豆に黒崎茶豆(新潟県)、だだちゃ豆(山形県)、気仙沼茶豆(宮城県)などがある。また、地域によって多少差が見られるが、旬の時期は一般的な枝豆と同じ7~9月頃となっている。この時期以外は茶豆が手に入らないため、もし興味があるなら7月頃からネット通販などで茶豆を探してみるのがおすすめだ。
2. 美味しい茶豆の選び方
茶豆は、産地では一般的なスーパーや八百屋で見かけることもあるが、そのほかの地域ではあまり見かけない。そのため、自分で選ぶ機会は少ないかもしれない。しかし、もし自分で選べるなら以下のようなポイントを参考に美味しい茶豆を購入するようにしよう。
美味しい茶豆を選ぶポイント
・さや:ほどよく膨らんでいるもの
・色味:さやの緑色が濃いもの
・枝付き:さやがたくさんついているもの
・色味:さやの緑色が濃いもの
・枝付き:さやがたくさんついているもの
3. 茶豆の基本的な食べ方
茶豆の最も美味しい食べ方の一つが「塩茹で」といわれている。そこでここでは茶豆の塩茹でのやり方を紹介する。食塩があればできるので、以下の手順を参考にまずは茶豆の塩茹でを試してみよう。
茶豆を塩茹でするための手順
1.枝豆に食塩を振りかけて塩揉みする
2.鍋にお湯を沸かして塩(3~4%)を入れる
3.鍋に茶豆を入れて、すぐに鍋のフタをする
4.沸騰してきたらフタを取り、3~4分茹でる
5.ザルに移しうちわであおいで粗熱を取る
6.器に盛り付けてお好みで塩をかけたら完成
2.鍋にお湯を沸かして塩(3~4%)を入れる
3.鍋に茶豆を入れて、すぐに鍋のフタをする
4.沸騰してきたらフタを取り、3~4分茹でる
5.ザルに移しうちわであおいで粗熱を取る
6.器に盛り付けてお好みで塩をかけたら完成
4. 茶豆のおすすめの保存方法
茶豆は生のままで置いておくと、すぐに甘みが落ちてしまう。そのため、できれば早めに塩茹でするのがおすすめだ。また、すぐに食べないなら茹で時間を1~2分程度にして、粗熱を取ったものを「冷凍保存」するとよい。茶豆を冷凍保存する場合、1か月程度は美味しく食べることが可能だ。食べるときには、凍った状態の茶豆をお湯で1~2分茹でれば美味しく食べることができる。
5. 茶豆に関するよくある質問
ここまで茶豆について詳しく解説してきた。しかしまだ「茶豆の由来は何か」や「茶豆のルーツはどこか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後にこれらの質問・疑問などに回答する。
Q1.茶豆の名前の由来とは?
茶豆という名前の由来は諸説あるが、一般的には「豆の薄皮が茶色いから」といわれている。このほかの説としては、「さやに生えているうぶ毛が茶色いから」などもあるようだ。普通の青々とした枝豆とは違って、何かしら茶色いことが関係して茶豆と呼ばれるようになったと考えられる。
Q2.茶豆のルーツはどこ?
茶豆のルーツも諸説あり、「もともと山形県庄内地方にあり新潟県などに伝わった」という説や「江戸時代に越後(新潟県)にあり庄内(山形県)に伝わった」という説などがある。また、山形県のだだちゃ豆は「新潟県から伝わった」という説や「福島県の伊達地方から伝わった」という説などがあるようだ。現在も茶豆は、新潟県や東北地方などを中心に栽培されている。
結論
茶豆は枝豆の一種ではあるが、一般的な枝豆と違って薄皮が茶色いという特徴がある。また、うま味や甘みが強くて、豊かな香りを楽しめるのも特徴となっている。おすすめの食べ方は「塩茹で」ではあるが、ほかにも焼いたり、揚げたりしても美味しい。ぜひ7~9月の旬の時期になったら茶豆を購入してみて、いろいろな調理方法で美味しく食べてみよう。
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