1. ペルー料理とは
ペルーとは
正式名称はペルー共和国。南米の太平洋側に位置する国である。ペルーは地形や気候が場所によって大きく異なることから、一般的に太平洋側、アンデス山脈付近、アマゾンのジャングルと3つの地域に分けて説明されることが多い。
地域ごとの素材
太平洋沿岸の地域は海の資源が豊富。必然的にそれらを使った料理が多い。アンデス山脈付近は、世界遺産のマチュピチュがあることでも知られる場所。我々がよく食べるジャガイモはこちらが原産ということもあり、今でも多く食べられている。そのほかトウモロコシも粉にしたり、そのまま食べたりとさまざまな調理法で食べられている。アマゾンではバナナやキャッサバ、淡水魚がよく食べられる。
2. ペルー料理が日本人の口に合う理由
魚介類
ペルー料理が日本人の口に合うとされる大きな理由は3つ。1つ目は太平洋沿岸地域で食べられている魚介類。イカ、タコ、エビ、白身魚、貝など、日本人が好む魚介類が豊富に漁獲されている。さらにこれらを生で食べる文化があるのだ。魚介類を生で食すことは、世界的には珍しいこと。ここにペルー料理と日本料理の共通点があるのだ。
コメとジャガイモとトマト
前述の通り、ジャガイモはペルーが原産。我々日本人にとっても非常に馴染みの深い素材である。さらにコメを食べる地域もある。コメにおかずをのせた日本でいう丼のような料理も多く、それらはまるで日本の家庭で食べているような見た目だったりする。またトマトもペルーが原産で、非常にポピュラー。この辺りにも共通点を見出すことができる。
調味料
南米大陸に位置するにも関わらず、醤油やオイスターソースのようなアジア系の調味料が使われることがあるのもペルー料理の大きな特徴だ。これはある一定数の日系人が住んでいることも少なからず影響を与えていると考えられる。
3. ベルー料理の人気ランキング
セビーチェ
もっともポピュラーなペルー料理のひとつで、現地でも大人気のセビーチェ。とくに太平洋沿岸で愛されているメニューで、赤玉ねぎ、ライム、トマト、唐辛子で生の魚介類をマリネにした料理のことである。現地には専門店が存在するほどの人気だ。さっぱりとした味わいで、非常に食べやすい。日本人にも愛される味である。
ロモ・サルタード
揚げたジャガイモと牛肉の炒め物。ポイントになるのは、アヒ・アマリージョという辛みの少ない黄色い唐辛子のペーストとなんと醤油。ごはんがすすむ味わいで、一緒に盛り付けることも多いらしい。パプリカや玉ねぎなどの野菜を加えたバランスのよいおかずである。
アロス・コン・ポヨ
こちらはパクチーと骨つきの鶏肉を使った炊き込みごはん。ビールやクミンを入れる人も多いようだ。前述のアヒ・アマリージョも味の決め手になる。刻んだ野菜を加えることもある。鶏肉の旨みをたっぷりと吸った米がなんとも旨い。パクチーをトッピングすると見た目もよくなる。
ピカロン
こちらはペルーで人気のおやつ。サツマイモとかぼちゃを使った栄養満点のドーナツで、素朴な味わいが家庭でも人気。甘いシロップをかけて食べるのが現地流だ。
結論
日本人の食文化と意外にも共通点の多いペルー料理。実際食べてみると、控えめな味わいが実に日本の家庭料理に近いことがわかる。もちろんクセの強い食べ物もあるが上記に挙げたレシピは、どれも食べやすい味わい。人気のペルー料理に挑戦してみてはいかがだろう。
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