1. 豚こまハンバーグとは?

豚こまハンバーグとは、タネに豚こま切れ肉を使ったハンバーグのことである。普段からよく食べるひき肉のハンバーグに比べて、肉に厚みがあり、歯ごたえやボリューム感があるのが特徴となっている。また、豚こまハンバーグの場合は、豚の切り方で食感が変わるのも特徴である。豚肉をカットするという一手間は必要になるが、いつもと違ったハンバーグを楽しみたい人におすすめといえる。
豚こま切れ肉とは?
豚こまハンバーグのメインに使われる豚こま切れ肉とは、豚かた・豚もも・豚バラなど、豚肉のさまざまな部位をミックスしたお肉のことである。また、部位以外にも大きさや厚さなども不揃いとなっている。さらにこれらの特徴から、豚切り落とし肉などに比べると一般的に豚こま切れ肉のほうがリーズナブルである。なお、商品ごとに部位が異なるため、同じ豚こま100gでもカロリーは異なる。
2. 豚こま肉のカロリーはどれくらい?

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」には、豚こま切れ肉(豚こま肉)の栄養価は収録されていない。そこで豚こま肉に使われることが多い部位のそれぞれのカロリーを以下にまとめておく。
【部位別の豚肉100gあたりのカロリー】
- 豚かた(脂身つき/生):216kcal
- 豚もも(脂身つき/生):183 kcal
- 豚バラ(脂身つき/生):395kcal
- 豚ロース(脂身つき/生):263kcal
- 豚肩ロース(脂身つき/生):253kcal
3. 豚こまハンバーグのカロリーと糖質量

豚こまハンバーグのカロリーや糖質量は、豚肉の種類、使う食材、使う量などによって異なる。例えば、豚こま切れ肉・玉ねぎなどで作るシンプルなハンバーグの場合、一食分(約150g)のカロリーは374kcal程度、糖質量は6.8g程度となっている。なお、このシンプルな豚こまハンバーグのカロリーと糖質量それぞれの内訳は以下のとおりである。
【豚こまハンバーグのカロリー】
- 豚こま切れ肉(100g):262kcal
※豚肉の部位5種類の平均値 - 玉ねぎ(25g):9kcal
- 料理酒(10g/小さじ2):10kcal
- 片栗粉(5g/小さじ1.5):17kcal
- 塩(0.5g/少々):0kcal
- こしょう(0.5g/少々):2kcal
- サラダ油(8g/小さじ2):74kcal
【豚こまハンバーグの糖質量】
- 豚こま切れ肉(100g):0.2g
※豚肉の部位5種類の平均値 - 玉ねぎ(25g):1.7g
- 料理酒(10g/小さじ2):0.5g
- 片栗粉(5g/小さじ1.5):4.1g
- 塩(0.5g/少々):0g
- こしょう(0.5g/少々):0.3g
- サラダ油(8g/小さじ2):0g
4. 豚こまハンバーグをカロリーオフする方法2選

豚こまハンバーグの1食分のカロリーは374kcal程度であるが、ダイエットや食事制限だともう少しカロリーを抑えたいかもしれない。そこで豚こまハンバーグのカロリーオフのポイントを2つ紹介する。
その1.豆腐などを加える
豚こまハンバーグのカロリーを抑えるために、豚こま切れ肉を少なくして豆腐を加えるのもおすすめだ。絹ごし豆腐のカロリーは100gあたり62kcalであるため、豚こま肉よりもかなり低カロリーとなっている。また、豆腐を加えることで柔らかい食感を加えることも可能だ。豚こま肉と豆腐を1対1程度の割合で合わせて、「豚こま豆腐ハンバーグ」を作ってみるといいだろう。
その2.油を少なめにする
豚こまハンバーグのカロリーを抑えたいなら、油を少なめにするのもポイントだ。もし油を引かないとハンバーグがフライパンにくっついてしまうなら、「クックパー(R)フライパン用ホイル」などを使うのがよい。このようなキッチンアイテムを使うことで料理がフライパンにくっつきにくくなるので、少ない油でも美味しく豚こまハンバーグを焼けるようになる。
結論
豚こま切れ肉のカロリーは使われている豚肉の部位によって異なるが、100gあたりおおよそ250kcalとなっている。また、そんな豚こま切れ肉を使った豚こまハンバーグのカロリーは374kcal程度、糖質量は6.8g程度であった。もしカロリーが気になる場合には、豆腐を加えたり、油を少なくしたりするとよいだろう。
【参考文献】
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
この記事もCheck!