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【紅はるか】ってどんな特徴のさつまいも?美味しい食べ方も紹介

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年10月30日

紅はるかは、外観に優れた品種と、甘くて美味しい食味に優れる品種を交配させて育成された、新しい品種のさつまいもである。糖度がとても高く、あのねっとり系で人気の安納芋の甘さをはるかに超えるということから名前が付けられた。今回は、そんな紅はるかの特徴や美味しい食べ方、保存方法などを紹介しよう。

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1. 紅はるかの産地と歴史

紅はるかは、九州沖縄農業研究センターにおいて、見た目に優れている「九州121号」と食味や皮の色が優れている「春こがね」を交配させて育成した品種である。2010年に品種登録された比較的新しい品種で、大分県では奨励品種に指定されている。

全国での作付け面積は、3,636.9haで、これはさつまいも全体の作付け面積の10.1%にあたる。都道府県別では、茨城県が一番多く1,902.9ha、千葉県の863.1ha、大分県の275.0haと続く。大分県のJA全農大分では、収穫後に一定の条件で40日以上貯蔵させて糖度が高くなったものを「甘太くん」という名前で販売しブランド展開をしている。また、茨城県のさつまいも専門卸問屋が販売する「紅天使」や宮崎県串間市の農業生産法人が出荷する「葵はるか」など、その美味しさから各地でオリジナルのブランドが展開されている。

2. 紅はるかの特徴

先述の通り紅はるかは九州121号と春こがねを交配させた品種で、それぞれよい特徴を持っている。九州121号は、芋の形状や大きさの揃いがよい品種で調理後の黒変が少なく、蒸したあとは冷めても固くなりにくいことから、冷凍焼きいもや加工原料用(ペースト)として利用されている品種である。春こがねは、外皮の色や食味に優れており、食味では高系14号よりも優れている品種である。この両方の特徴を受け継いだ紅はるかは、開発の狙いの通り外観に優れて、非常に糖度が高く美味しいさつまいもである。

その美味しさは、とくに焼き芋にした時に味わえ、ねっとり系のさつまいもを代表する安納芋と人気を二分するほどの美味しさである。果肉は黄白色で、やや粉質であるが、加熱した時のしっとりとした舌触りと、強い甘さが特徴である。しかし、紅はるかは糖質の中でも麦芽糖が占める割合が高いことから、強い甘さにもかかわらず、スッキリとした上品な甘さを感じることができる。ちなみに、紅はるかの名前の由来は、安納芋よりも「はるか」に甘いというところからつけられている。しかも、水分もしっかりとあるため、喉に詰まらないなめらかな口当たりも特徴だ。

3. 紅はるかの選び方と美味しい食べ方

まずは、美味しい紅はるかの選び方を紹介しよう。これは紅はるかに限らずほかのさつまいもの品種にも共通しているので、ぜひ参考にしてほしい。
紅はるかは、外観に優れた品種のさつまいもであるが、購入する際には皮の色が鮮やかでツヤがあり、ムラがなく均一なものを選ぶようにしよう。また、表面は凹凸が少なく、キズや斑点などがないものがよい。大きさはさまざまであるが、見た目にふっくらとしているものがおすすめである。切り口が黒くなっている場合があるが、これは糖質が高く切り口から飴色の蜜がしみ出してきたものが黒く変色した場合もあるし、単に古くなって変色した場合もある。全体を見てハリを感じ新鮮そうなものを選ぶようにしよう。

紅はるかの美味しい食べ方は、何といっても焼き芋である。さつまいもには、アミラーゼというでんぷんの消化酵素が多く含まれており、このアミラーゼがでんぷんを分解して糖分となり甘くなるのだが、アミラーゼは温度が高くなりすぎると働くことができなくなる。そのため、美味しい焼き芋を作るコツは、じっくりと加熱することにある。自宅では、オーブンや電子レンジ、フライパンなどを使って焼き芋を作ることができるが、どの方法でもじっくりと加熱することを心がけてみよう。

結論

ねっとりとした甘さで、ブームといえるほど人気となった安納芋を、はるかに超える甘さがあると名付けられた紅はるか。比較的新しい品種であるが、その美味しさから各地で栽培が広がりオリジナルのブランドも登場している。生産量も増えてきたことから、手に入れやすくなってきたので、見かけることがあれば購入して味わってみてはいかがだろうか。
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