【メンチカツ】の美味しい作り方や保存法など！お役立ち情報をお届け

美味しいメンチカツを作るにはまず、肉選びを慎重に。メンチカツにおすすめな肉は赤身と脂身が8：2の合挽肉。また牛の合挽肉の場合は赤っぽいもの、豚の合挽肉の場合はピンクっぽいものが好ましい。下ごしらえも美味しいメンチカツを作るうえで重要な工程だ。多くの家庭はメンチカツに入れる野菜としてキャベツ、玉ねぎをチョイスするだろう。分量は各家庭の好みにもよるが、合挽肉、キャベツ、玉ねぎは3：3：1にするとふっくらと仕上がるのでぜひ試してほしい。最後に油で揚げる際のポイントとしては冷えた油の状態からタネを入れておくこと。ボリューミーでジューシーなメンチカツが完成するだろう。油の温度は170℃以下が鉄則。

揚げ物だからと高カロリーに思われがちなメンチカツ。しかし、メンチカツは野菜の量が多いので、ほかの揚げ物に比べると多少はカロリーが低いといえる。茶碗一杯分のごはんよりメンチカツ100gのほうがカロリーは低いという結果も出ているほどだ。また、合挽肉には髪の毛や爪、筋肉を作るのに必要なたんぱく質が。玉ねぎにはたんぱく質の代謝を助ける働きをもつビタミンB6が含まれている。積極的に摂取したい栄養素も含まれているのでカロリーばかり気にせず適度にメンチカツを堪能してほしい。

ひとくちにメンチカツの保存方法といっても、揚げる前のメンチカツを保存するのと揚げた後のメンチカツを保存するのとでは方法が異なる。

・揚げる前のメンチカツの場合
衣まで付けたメンチカツを冷蔵保存するのは好ましくない。肉から出てくる水分でパン粉がべちゃべちゃになってしまい、揚げるときにカラッと揚がらなくなる。揚げる前のメンチカツは冷凍保存がおすすめ。酸化しないようにしっかり密閉してから冷凍庫に入れておくと使いたいときに揚げるだけなのでとても便利だ。

・揚げた後のメンチカツの場合
冷蔵保存ならお皿にメンチカツを乗せ、ラップでしっかり密閉しておけばOK。ただし、1～2日で食べきろう。冷凍保存するなら粗熱をしっかり取り、ラップでひとつずつ包む。包んだらジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫に入れよう。

パンとの相性もピッタリなメンチカツ。キャベツやレタスなどの生野菜とともに食べるメンチカツサンドは絶品だ。しかし、パン、メンチカツ、ソースやマスタードなどの調味料をひとつにしたメンチカツサンドのカロリーは概して高め。さらにポテトやナゲットなど付け合わせと一緒に食べるとなると、とてつもないカロリーを摂取してしまうことになる。カロリーを気にするならせめて単品で食べるなど工夫しよう。メンチカツサンドをカロリーオフする食べ方としては、メンチカツを小さくしたり、野菜が多めのメンチカツに変更したり、薄いパンでサンドするなどがおすすめだ。

家庭に野菜嫌いの子どもはいないだろうか。親として野菜はしっかり摂取してほしいと願うものだ。野菜嫌いな子どもにはメンチカツがおすすめ。定番のキャベツ、玉ねぎのほかに、人参、ほうれん草、しいたけなど、どんな野菜を入れてもOK。お肉の味で野菜の風味を薄くすることができるので、たっぷり野菜を摂取することが可能だ。また、子どもと一緒にメンチカツを作るのも野菜嫌い克服のチャンスかもしれない。自分で作ったものを食べるというのは子どもにとっては貴重な体験となる。余裕がある時は一緒に料理してみるのもよいだろう。

メンチカツは衣のサクサク食感、野菜のシャキシャキ感、肉のジューシー感とさまざまな食感を楽しむことのできる一品だ。コツを掴めば美味しいメンチカツが簡単に作れ、一度にたくさん作っておけば冷凍保存もできる。ぜひ手作りのメンチカツでたくさんの人をもてなしてほしい。