1. 冷奴とは?

冷奴とは、冷やした豆腐の上に薬味や調味料(醤油など)を乗せて作る豆腐料理の一種である。江戸時代以前から食べられていた料理であり、現代でもご飯のおかずやお酒のおつまみとして定番となっている。作り方は家庭によって異なるが、一般的には豆腐を四角く切ってから薬味と調味料をトッピングするというもの。また、近年は納豆・オクラ・キムチなどを乗せるアレンジ冷奴も増えている。
2. 冷奴の基本的な作り方

それでは冷奴の基本的な作り方を確認しよう。冷奴を作るときは、メインとなる豆腐の他に醤油などの調味料と小ネギなどの薬味を用意しておく。それから以下のような手順で作るようにしよう。
シンプルな冷奴の作り方
- 小ネギ2~3g程度を小口切りにしておく
- 豆腐を1/2(150g程度)にカットする
- 豆腐を器に置き、ネギと醤油を乗せれば完成
3. 美味しい冷奴を作るポイント3つ

冷奴の基本的な作り方は前述のとおりだが、より美味しい冷奴を作りたいなら「豆腐の種類をこだわる」「水切りをしっかり行う」などのポイントを試してみるのもおすすめだ。以下に美味しい冷奴を作るためのポイントを3種類紹介する。
ポイント1.豆腐の種類にこだわる
冷奴に使う豆腐は、一般的には「木綿豆腐」か「絹ごし豆腐」である。木綿豆腐は硬めのしっかりした食感が特徴で、絹ごし豆腐は柔らかめの滑らかな食感が特徴となっている。また、近年はパックに詰めてから固める「充填豆腐」という種類も多く売られているが、こちらは絹ごし豆腐に近い滑らかな食感を楽しむことができる。どの豆腐でも冷奴は作れるので、好みで豆腐の種類を選ぼう。
ポイント2.水切りをしっかり行う
冷奴を作るときはしっかりと水切りをしたほうが、水っぽさが少なくなり豆腐のうま味を楽しめるようになる。水切り方法にはいくつかやり方があるが、おすすめは「豆腐をキッチンペーパーに包んで10分程度置いておく」というもの。これで水っぽさを感じにくくなる。なお、あまり時間がない時には「キッチンペーパーで包んだ豆腐の上に、皿などの重しを置く」というのもおすすめのやり方だ。
ポイント3.調味料や薬味を変える
冷奴には醤油などの調味料や小ネギなどの薬味がよく使われるが、このような調味料・薬味を変えるともっと美味しくなる。例えば、調味料であればダシ・出汁醤油などを使ってみる、薬味であればショウガ・ミョウガ・シソ(大葉)・カツオ節などを使ってみるとよい。他にもオクラ・納豆・キムチなどの食品をトッピングして冷奴のアレンジ料理を作ってみるのもおすすめだ。
4. 冷奴のアレンジ料理3選

冷奴はシンプルな料理であるため、アレンジしやすいというのも特徴である。アレンジ方法には数多くの種類があるが、ここでは冷奴のアレンジ料理を3種類紹介する。
アレンジ1.ネギ塩味の冷奴
1つ目は、ネギ塩ダレをトッピングした冷奴である。ネギ塩ダレは、みじん切りにした小ネギに塩とゴマ油を和えるだけで作れる。ネギ塩ダレと豆腐の相性はよくて、冷奴の味わいをそのままにしつつもいつもと違う味わいを楽しめる。手早くアレンジできる点もおすすめポイントの一つである。
アレンジ2.バンバンジー風の冷奴
2つ目は、蒸し鶏とキュウリをたっぷりトッピングした冷奴である。蒸し鶏は、鶏肉を電子レンジで加熱してからそぎ切りにしておく。それから千切りキュウリと和えて、豆腐の上にトッピング。最後にゴマダレ(ゴマドレッシング)をかければ完成だ。中華風な味付けを楽しむことができる。
アレンジ3.キムチと韓国のりの冷奴
3つ目は、キムチと韓国のりをトッピングした冷奴だ。下ごしらえとして、キムチは刻んでからゴマ油と和えておくとよい。それから豆腐の上にキムチと韓国のりをトッピングすればよい。市販のキムチと韓国のりを使えば簡単に作れるので、おすすめのアレンジ冷奴となっている。
結論
冷奴の基本的な作り方は、「豆腐を切ってから、薬味と調味料をトッピングする」というものだ。ただし、これだけでも十分美味しいが、豆腐の種類にこだわったり、しっかりと水切りしたりすることでより美味しく食べることも可能だ。また、冷奴はアレンジも簡単なので、ここで紹介した「ネギ塩味の冷奴」や「キムチと韓国のりの冷奴」などを試してみるのもよいだろう。
【参考文献】
- ※1:全国豆腐連合会「豆腐の栄養と健康」
http://www.zentoren.jp/knowledge/health.html
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