目次
1. スモークサーモンの特徴

スモークサーモンは、生の鮭を燻製にしたものだ。
煙で燻すことで鮭の旨みが凝縮
生の鮭に塩やハーブを揉み込み、水気を取り除いて煙で燻すスモークサーモン。煙の香りをまとうことで香ばしい風味が生まれ、余分な水分が抜け落ちることで旨みが凝縮しているのが特徴である。ほどよい塩加減が食欲をそそり、つまみとしても人気がある食品だ。鮭の種類はキングサーモンをはじめ、トラウトサーモンやアトランティックサーモンなど外国産のものを使用されることが多い。
スモークサーモンには2つのタイプがある
日本でもよく見かけるのが、ソフトスモークという弱い煙で燻したもの。生のままの鮭の風味や食感を楽しめることで人気を集め、広く親しまれている。一方、ハードスモークで作られるスモークサーモンも存在する。こちらは、水分をしっかりと飛ばしたうえで強い煙で燻すため、よりスモーキーな風味が特徴。日本ではドライチップなどといった名称で販売されるが、希少である。
2. 気になるスモークサーモンのカロリーや栄養

スモークサーモンは鮭と塩や砂糖、ハーブなどを使って作られるが、カロリーや栄養に関してはほとんどが鮭由来のものと考えてよいだろう。
スモークサーモンのカロリーは100gあたり161kcal
1枚が約10gのため、1枚あたり16kcalと低カロリーだ。塩気のある食品のため、100gも食べれば満足感を得られるだろう。
栄養はたんぱく質が多い
スモークサーモンの三大栄養素は、たんぱく質が最も多く100g中に25.7g含まれる。脂質が5.5g、炭水化物が0.1gとなっており、食物繊維は含まれないため糖質量も0.1gと低い。また、ビタミンD・B12の含有量も多いのが特徴である。
3. 基本の食べ方でスモークサーモンを味わう

スモークサーモンは、生のままで食べられる食品だ。ほどよい塩気があるため、そのままつまみとして食べるという人が多いのではないだろうか。スモークサーモンはそのまま食べても十分美味しい。そのほか、基本の食べ方には次のようなものがある。
マリネやカルパッチョ
スモークサーモンには酸味が合うため、マリネにして食べると美味しい。また、バルサミコ酢やオリーブオイルをかけたカルパッチョもよく食べられている。
サラダ
グリーンサラダにスモークサーモンを加えるだけで華やかな印象に。鮭の旨みと塩気がほどよい味のアクセントにもなる。
サンドイッチの具材として
ほどよい塩気がアクセントとなり、彩りもきれいなためサンドイッチにもぴったり。オープンサンドやカナッペなどにもおすすめだ。
パスタの具材として
サラダパスタやクリームパスタの具材にすることも多い。濃厚な味わいがパスタによく合うのだ。
4. スモークサーモンと相性のよい食材

基本的な食べ方を紹介したが、スモークサーモンは相性のよい食材と組み合わせることでより美味しく食べられる。食べ方とともに参考にしてほしい。
- スモークサーモンと同じく濃厚な風味の食材(アボカド、クリームチーズなど)
- さっぱりしていて食感のよい野菜(レタス、たまねぎ、ブロッコリー、ズッキーニなど)
- 柑橘類(レモン、グレープフルーツなど)
5. どのくらいもつの?スモークサーモンの保存方法

水分量が少なく煙で燻されたスモークサーモンは、生鮭に比べて保存がきくといわれる。市販のものは開封前なら冷蔵保存で2~3週間ほどもつものもある。開封後は5日ほどのため、手作りのスモークサーモンもそのくらいで食べきったほうがよいだろう。また、スモークサーモンは冷凍すれば約1ヶ月間保存できる。小分けにしたものを密閉袋に入れて冷凍庫で保存しておき、食べるぶんだけ冷蔵室に移してゆっくり解凍するとよい。
結論
つまみとしてそのまま食べても、軽食としてや料理に入れても美味しいスモークサーモンは、相性のよい食材も多い。サーモンピンクと呼ばれるオレンジがかったきれいなピンク色も魅力のひとつだ。さまざまな食べ方ができて、生鮭より保存もきくうえ低カロリーという点も嬉しい。普段の食卓にスモークサーモンを取り入れてはいかがだろう。
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