1. パンドミとは?

パンドミ(Pain de mie)とは、フランス発祥の中身を重視したパンの総称。直訳すると中身のパンという意味になり、中身(クラム)を楽しむためのパンのことを指す。フランスパンの多くはバゲットのように皮を楽しむものだが、パンドミは食パンのように中身の美味しさが重視される。海外では山型・角型・円型などさまざまな形があり、主に「サンドイッチ用のパン」として知られている。
パンドミと食パンの違いとは?
パンドミには明確な基準がないため、食パンとの違いもあいまいになっている。店舗によっては「パンドミ=食パン」としている場合もあるが、中には「パンドミ=よりクラムを重視しているパン」としている場合もある。クラムを重視しているパンドミの場合は、小麦粉・砂糖・油脂・水分などの種類や分量にもこだわっており、よりふっくらとした柔らかい食パンを楽しむことができる。
2. パンドミはどこで購入できる?

パンドミは、一般的なベーカリーチェーンやスーパーマーケットでも販売されていることがある。ここではそんなパンドミを購入することができるお店について紹介しておこう。
その1.ベーカリーチェーン
パンドミはベーカリーチェーンで売られていることもある。例えば、ドンク(DONQ)では「パン・ド・ミ角」と「パン・ド・ミ山」を、神戸屋では「神戸屋パン・ド・ミ」をラインアップしている。また、一般的なベーカリーも売られていることもある。お店によっては通常の食パンを売っている場合もあるので、その舌で違いを楽しんでみるのもよいだろう。
その2.スーパーマーケット
パンドミはスーパーマーケットでも売られていることがある。例えば、イオンでは「Free From パン・ド・ミ」シリーズを販売しており、以前は成城石井が「パン職人こだわりのパン・ド・ミ」を販売していた。このように、パンドミを製造・販売しているスーパーマーケットもある。
3. パンドミの基本的な作り方

ふっくらとした柔らかい食感が特徴のパンドミは家でも作ることが可能だ。専用のホームベーカリーを使っても作れるが、ここでは、一般的なオーブンを使った作り方を紹介する。強力粉・薄力粉・無塩バター・砂糖・ドライイースト・牛乳などを用意したら、さっそく以下の手順で作ってみよう。
パンドミの作り方・手順
1.ボウルに生地の材料を入れて混ぜる
2.混ぜた生地を台に取り出してよく捏ねる
3.生地をオーブンなどを使って発酵させる(一次発酵)
4.ガス抜きした生地を3つに分けて休ませる
5. 生地を麺棒で伸ばしてからクルクルと丸める
6.バターを塗った型に3つの生地を並べて入れる
7.生地をオーブンなどを使って発酵させる(二次発酵)
8.オーブンで焼き色が付くまで焼成したら完成
2.混ぜた生地を台に取り出してよく捏ねる
3.生地をオーブンなどを使って発酵させる(一次発酵)
4.ガス抜きした生地を3つに分けて休ませる
5. 生地を麺棒で伸ばしてからクルクルと丸める
6.バターを塗った型に3つの生地を並べて入れる
7.生地をオーブンなどを使って発酵させる(二次発酵)
8.オーブンで焼き色が付くまで焼成したら完成
4. パンドミの美味しいの食べ方

海外ではパンドミは、サンドイッチに使われることが多い。しかし、トーストやフレンチトーストなどにしても美味しく食べられる。ここでは、そんなパンドミの美味しい食べ方をいくつか紹介しておこう。
その1.オリーブオイルと黒コショウのトースト
パンドミの小麦の香りや味わいを楽しみたいなら、「オリーブオイルと黒コショウのトースト」がおすすめだ。材料はパンドミ・オリーブオイル・塩・黒コショウとなっている。作り方は簡単で、トーストしたパンドミにオリーブオイルをかけ、塩と黒コショウを振りかけrれば出来上がりとなる。
その2.サーモンとスクランブルエッグのサンド
パンドミを使って「サンドイッチ」を作るのもおすすめだ。材料には、パンドミ・バター・スモークサーモン・スクランブルエッグ・サニーレタス・黒コショウなどを用意しよう。作り方はトーストしたパンドミにバターを塗る。それからサニーレタス・スクランブルエッグ・スモークサーモンの順に乗せて、黒コショウを振り、もう1枚のパンドミでサンドすれば出来上がりとなる。
その3.オイルサーディンとクレソンのオープンサンド
パンドミの上に具材を乗せて「オープンサンド」にするのもよい。材料には、パンドミ・オイルサーディン・クレソン・りんご・レモン汁・塩・黒コショウ・オリーブオイルなどを用意しよう。作り方は千切ったクレソンと、スライスしたりんご、調味料を和える。それをトーストしたパンドミにオイルサーディンと一緒に乗せれば完成だ。トッピングを変えても美味しく食べられる。
結論
パンドミとは、フランス発祥の中身(クラム)を重視しているパンのことである。そんなパンドミは一般的なベーカリーチェーンやスーパーマーケットなどでも購入可能だ。もし機会があったらより中身にこだわっているパンドミを食べてみるとよいだろう。
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