1. せせりの焼き鳥はどんな味?
焼き鳥といえば、鶏のもも肉を思い浮かべる人も多いかもしれないが、最近話題なのがせせりの焼き鳥だ。せせりとは、鶏肉の首の部分の肉で、ほどよい脂身とジューシーで食べごたえのある歯ごたえが人気の希少部位だ。せせりは噛めば噛むほど濃厚な味わいがあふれだし、串焼きにすると酒のつまみにピッタリなのだ。せせりの焼き鳥はシンプルな塩味、こってりタレ味のどちらでも美味しく味わえるので、好みの味付けで楽しんでみるといいだろう。
2. せせりの焼き鳥を作る前の下準備
せせりを焼き鳥にするには、まず下処理を行う必要がある。せせりは販売している店によって大きさや下処理が違うので、大きい場合はまず縦半分に切ってから作業を始める。せせりを一口大に切る際には、まず、指で触ってみて固い骨の部分があったら、そぎ落としておく。その作業をしてから焼き鳥に適した大きさに揃えて切るのがいいだろう。
■せせりを串に刺す作業
せせりを切ったら、串に刺す作業を行う。串刺しを行う際は、切り落としたせせりを縫い合わせるようなイメージでどんどんつなぎ合わせて刺していく。基本的にせせりをひと刺しで終わりにしてしまうと焼いている際に崩れてしまうので、2回以上刺していくのがいいだろう。せせりは筋肉質で少し固いので、しっかりと刺していくのがポイントだ。また、肉と肉の間隔も詰めて刺していくことで、見栄えのよいせせりの焼き鳥が完成する。
3. せせりの焼き鳥の作り方
■塩味のせせりの焼き鳥
せせりの旨みを存分に感じたいのなら塩味の焼き鳥にするのがおすすめだ。串に刺し、塩こしょうをしたせせりをサラダ油をひいたフライパンに並べて、表面に焼き色が付くまでしっかり焼く。好みでレモンを絞って食べると美味しい。
■タレ味のせせりの焼き鳥
せせりの焼き鳥は定番のタレ味でも美味しく味わえる。まず焼き鳥のタレは、鍋にしょう油、みりん、砂糖を入れて煮詰めて作る。串に刺したせせりをフライパンで焼き色が付くまで焼いたら一度取り出して、同じフライパンで焼き鳥のタレを煮詰めてせせりを加えてせせりにタレが絡んだら完成だ。甘辛いタレの味付けがせせりによく絡んで、食がすすむ味わいを楽しめる。
■せせりのねぎま
せせりの焼き鳥を楽しむ際、焼き鳥では欠かせない、肉とねぎと交互に刺したねぎまにするのもいいだろう。せせりのジューシーでしっかりとした味わいを、間のネギがさっぱりとさせてくれる。せせりはねぎとの相性もよく、せせりを使ったメニューではねぎを使うことも多いので、焼き鳥を作る際、ねぎまにしてみるのもおすすめだ。
4. せせりの焼き鳥の食べ方いろいろ
せせりの焼き鳥は塩でシンプルに食べるのもいいが、一味唐辛子をつけて食べるのも美味しい。せせりはコリコリとした食感がクセになる味わいなので、酒と合わせてつまみとして味わうのもおすすめだ。その際、一味唐辛子をアクセントに加えることで、ピリッと味を引き締めてくれる。さらにタレでせせりの焼き鳥を味わう際は、粉山椒をふって食べるのもおすすめだ。甘めの焼き鳥のタレに山椒をつけることで、味にアクセントを加えてくれる。ほかにも七味唐辛子など好みのスパイスをつけて食べてみるのもいいだろう。
結論
せせりの焼き鳥は一度食べるとクセになる焼き鳥の新定番ではないだろうか。あっさりとしているのにジューシーな味わいと噛みごたえのある食感はまさに焼き鳥にピッタリなのだ。どんな味付けにも合うので、塩でもタレでも美味しく味わえる焼き鳥だ。自宅でも簡単に作ることができるので、自宅で酒を楽しむ際のつまみにしてみるのもいいだろう。
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