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かやくごはんの【カヤク】の意味とは?誕生の秘密は大阪に!

かやくごはんの【カヤク】の意味とは?誕生の秘密は大阪に!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2020年8月 2日

米と一緒に油揚げやごぼうなどの野菜、肉や魚介類などを混ぜ込んで炊いたごはんのことを一般には「炊き込みごはん」や「混ぜごはん」と呼んでいる。しかし、大阪・関西では「かやくごはん」と呼ぶことがあるようだ。炊き込みごはんは、米の収穫量が十分でなかったころに米を節約し、かさを増やすためにいろいろな具を混ぜて炊いたのが始まりである。ここでは、かやくごはんの意味について解説していきたい。

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1. かやくごはんのカヤクの意味とは?

かやくごはんのかやくという言葉は、漢字では「火薬」ではなく「加薬」と書く。加薬という言葉の由来は、漢方薬の効果を高めるために加える補助的な薬という意味がある。薬問屋の集まる大阪では、混ぜることをかやくと表現したこともあり、そこから料理に加える薬味や調味料のことも表すようになった。つまり、味を付けたものや細かく切った具のことをかやくと呼ぶようになったのである。室町時代には、味付けしたごぼうや人参などをごはんにのせ、すまし汁をかけて食べる「法飯(ほうはん)」が僧侶や上流階級の間で流行し、形を変えて庶民に広がったといわれている。
かやくごはんが大阪で庶民の味として深く浸透し、郷土料理として愛されている理由を見てみよう。
  • 冷えても美味しい
  • 具が沢山入るため、おかずがなくても食べられる
  • 余っている野菜を使って無駄なく作れる
などなど、いずれにしても合理的であることが、大阪の気質に合うからといわれている。

2. かやくごはんの簡単レシピ

それではここで、大阪発祥のかやくごはんの作り方を簡単に見ていきたい。かやくごはんに使う材料は、米や調味料のほか、油揚げ、人参、こんにゃく、ごぼう、干ししいたけなどの好みの具材だ。
  • かやくごはんの作り方
まずは材料の下準備から。米は炊く30分以上前に水洗いしてザルにあげておく。具材は細切りや千切りなど、食べやすい大きさに切っておこう。干ししいたけは、水で戻しておく必要がある。
鍋に出汁と調味料、具を加えて火にかける。しばらく煮てからザルにあげて具と煮汁に分け、炊飯器に米と煮汁を加える。分量まで足りない場合は、水や干ししいたけの戻し汁を足すとよい。その後に具を加えて全体を混ぜたら、いつも通り炊飯しよう。炊きあがったらしゃもじで底から持ちあげて混ぜ、余分な水分を飛ばそう。器に盛り、好みで三つ葉やネギを添えたら完成だ。
かやくごはんのエネルギーは、1人分(約160g)あたり231kcalだ。白いごはんは1人分(150g)あたり約252kcalなので、ごはんより低カロリーな具材を使うことで、ヘルシーに仕上がることを覚えておこう。

3. かやくごはんにはどんなおかずが合う?おすすめの献立

かやくごはんは具材が多く、一品だけでも立派な食事ができる。しかし、ごちそうメニューの日やごはんだけでは足りないというときは、かやくごはんとおかずを組み合わせてより豪華な食事を楽しんでみよう。ここでは、かやくごはんと合わせるのにおすすめのおかずを紹介していきたい。
  • 鶏の塩から揚げ
定番料理のから揚げだが、かやくごはんと合わせると一気に食卓が豪華になる。かやくごはんだけではたんぱく質が不足しているので、主菜もしっかりとり入れるとよいだろう。ごはんにも味があるので、塩味であっさりしたから揚げがおすすめだ。
  • きのこのホイル焼き
しいたけ、しめじ、まいたけなど好みのきのこをホイルで包んで焼くだけ。きのこの旨みがぎゅっと閉じ込められ、かやくごはんにもぴったり。
  • 小松菜のさっと煮
出汁でさっと煮た簡単レシピ。隠し味に梅しそを少し入れると、サッパリして味が引きしまる。
  • 豚汁
かやくごはんと食材が重なるのが気にならなければ、豚汁との組み合わせもオススメできる。一気にボリューム感が出て大満足のメニューに。
  • 若竹汁
「味付きごはんにはお吸い物」という人には、若竹汁がおすすめ。筍とわかめで上品な味に仕上げよう。

結論

野菜や肉、魚介類などを混ぜ込んで炊いたごはんのことをかやくごはんと呼び、大阪では庶民の味として愛されている。かやくは、味を付けたり、細かく切った具を指す。かやくごはんは冷えても美味しく食べることができ、余っている野菜を使って無駄なくできることなど、合理的な部分も含めて大阪で愛されているのである。かやくごはんは、おかずがなくても食べられるが、さまざまなおかずと組み合わせてもよい万能な料理なのだ。
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