1. 牛脂スープとは?
牛脂スープとは、牛の独特な香りとコクが楽しめる牛脂を使ったスープのこと。糖質制限中のダイエットレシピとして紹介されたことで注目を集め、材料を工夫すれば「糖質量1g以下で作れる」ということが魅力である。また、ネット上には基本の「牛脂スープ」をはじめ、チーズミルク風やカレー風と言ったアレンジレシピも多数紹介されており、普段から美味しく飲めるスープとなっている。
2. 牛脂スープの特徴や魅力
牛脂スープは糖質制限中の人の間では有名だが、一般的には知らない人のほうが多いだろう。そこでここでは牛脂スープの特徴や魅力を紹介しておこう。
その1.糖質制限中におすすめ
牛脂スープに使われる牛脂は、ほとんど脂質でできており炭水化物(糖質)を含んでいない。また、牛脂スープには牛肉やキノコ類などが使われることが多く、これらの食材も炭水化物(糖質)は少ない(※1)。そのため、ボリューム感があり腹持ちはいいが、糖質量を抑えることができる。
その2.簡単に作ることができる
牛脂の融点は40~50℃程度であるため、調理中のスープに入れるだけで簡単に溶ける。また、牛脂には牛のうま味やコクが詰まっているため、スープにプラスするだけで簡単に「深み」を出すことが可能だ。レシピにもよるが、味付けは牛脂と塩だけでいいのも嬉しいポイントといえる。
その3.リーズナブルに作れる
牛脂は、肉屋やスーパーの精肉売り場で、無料(または低価格)で置かれていることが多い。また、牛脂スープに使われる食材は合い挽き肉やキノコ類などであり、比較的リーズナブルに作ることが可能だ。アレンジメニューの中には、よりリーズナブルに作れるものも多い。
3. 牛脂スープの基本的な作り方
牛脂スープにはさまざまなレシピがあるが、まずは基本の牛脂スープの作り方を確認しよう。牛脂スープに必要な材料は、牛脂・合い挽き肉(牛挽き肉)・キノコ類(しめじ・マイタケなど)・塩・水となっている。これらの食材を準備したら、さっそく牛脂スープを作ってみよう。
牛脂スープの作り方・手順
1.キノコを適当な大きさにカットする
2.鍋で牛脂を熱し、溶けたら挽き肉を入れる
3.火が通ったら、キノコと水を入れて煮込む
4.煮込んだスープに塩を加えて味を調えれば完成
2.鍋で牛脂を熱し、溶けたら挽き肉を入れる
3.火が通ったら、キノコと水を入れて煮込む
4.煮込んだスープに塩を加えて味を調えれば完成
4. 牛脂スープのアレンジアイデア
牛脂を使ったスープにはさまざまなアレンジメニューがある。ここでは牛脂スープのアレンジアイデアとして「テール風スープ」と「かきたまスープ」の2つを紹介しておこう。
その1.牛脂のテール風スープ
テールスープとは、牛のしっぽ部分を煮込んだスープのことである。本来はテールを使う必要があるが、牛脂を活用することでテール風スープを楽しむことが可能だ。作り方は、牛脂を加熱した鍋に水を加えて沸騰させる。それから、鶏ガラスープの素、にんにく、しょうが、塩コショウなどを加えて味を調えれば完成だ。ネギや白ゴマなどを加えるとさらに美味しくなる。
その2.牛脂のかきたまスープ
溶き卵ときのこ類を使って、牛脂のかきたまスープを作るのもおすすめだ。作り方は、牛脂を加熱した鍋に水を加えて沸騰させる。きのこ類を入れて茹でてから、塩コショウで味を調える。最後に強火にして、溶き卵を回し入れてから軽く火を通せば完成だ。きのこ類はしいたけ、えのき、マイタケ、しめじなど、好みの物や冷蔵庫に余っている物を使うとよいだろう。
結論
糖質制限メニューとして注目を集めている牛脂スープは、アレンジアイデアが豊富で手軽に作れるスープとなっている。牛脂は肉屋やスーパーの精肉コーナーなどで手に入るため探してみるとよいだろう。また、まとめて牛脂を手に入れたい場合には、ネット通販を利用してみるのもおすすめだ。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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