シャインマスカットは冷凍保存可能？美味しい食べ方を解説！

ぶどうの品種の中で、とくに近年人気を集めているシャインマスカット。鮮やかな緑色が特徴で旬の時期になるとスーパーでは個包装で販売されており、インターネット通販ではお取り寄せも可能だ。シャインマスカットの特徴のひとつが、夏場にしか味わえないこと。先述したように旬の時期は8月上旬～9月上旬と、かなり短い。では少しでも長く楽しむにはどう保存すればいいのだろうか。

シャインマスカットのみならず、ぶどうはとてもデリケートなフルーツで、常温においておくと傷みやすい。ではどのように保存すると長持ちするのだろうか。シャインマスカットは冷凍保存するのがおすすめだ。冷凍するときは粒のみにして冷凍すると、かさばらずに保存できる。

シャインマスカットの特徴のひとつが皮ごと味わえることだ。皆さんの中にもパリッとした食感がクセになる...という人もいるのでは？ただし冷凍保存するとパリッとした食感が失われるうえ、香りも生と比較すると弱くなる。一方で冷凍保存することで、シャーベットのようなシャリシャリとした食感を楽しめるようになるというメリットもある。また食感や香りは落ちやすいが、味は冷凍してもほとんど変わらない。

ここではシャインマスカットの冷凍保存のポイントや日持ちについて解説しよう。

まずシャインマスカットの実を1粒ずつ房から切り離す。手でちぎると皮が裂ける可能性があるので、キッチンばさみを使用し、枝を2〜3mmくらい残して切るのがポイントだ。次に実を1粒ずつ流水でやさしく洗い、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る。あとは密閉できる保存容器かジッパー付きの密閉袋に実が潰れないように入れて冷凍室へ。シャインマスカットの実は、とてもデリケートなので、必ずやさしく洗うこと。また実同士がくっつくと食べるとき傷つきやすいので注意するように。

シャインマスカットを冷凍室へ入れたからといって、長く保存できるわけではない。冷凍保存の期間の目安は3〜5週間ほどだ。ただし美味しく味わいたいなら、なるべく早く食べるように。

冷凍保存したシャインマスカットは、どのように食べればいいのだろうか。先述したようにシャインマスカットは冷凍保存するとパリッとした食感が失われてしまう。気にならなければそのまま食べてもOKだし、パリッと感の源である皮をむいて食べても構わない。

むいて食べるときは、冷凍室から出したシャインマスカットを10〜20秒くらい流水にさらす。この程度の時間であれば皮の部分のみ解凍されるため、あとは素手で皮をむきそのまま食べればOK。また冷凍したシャインマスカットは、保冷剤としても使える。弁当に入れておくと、食べるころに解凍されるため、食後のフルーツにおすすめだし、弁当に入れると彩りもよくなる。

冷凍保存したシャインマスカットは、そのまま食べるのはもちろん、ほかの食材と組み合わせて食べても美味しい。ここでは冷凍保存したシャインマスカットのアレンジレシピを紹介しよう。

冷凍保存したシャインマスカットを手軽に味わいたいなら、シャーベットにして食べるのがおすすめだ。作り方は皮をむいたシャンマスカットを、4～5粒くらいミキサーにかけるだけでOK。シャリシャリとした食感と濃厚な甘みを楽しめるだろう。

冷凍保存したシャインマスカットのアレンジレシピのひとつがスムージーだ。作り方はシャーベットと同じように皮をむき、りんご・小松菜・バナナと一緒にミキサーに入れ、豆乳を少し加えて撹拌すればOK。シャインマスカットは甘みがあるので、砂糖を加えなくても美味しく味わえる。

タネがなく皮ごと楽しめるシャインマスカットの冷凍保存方法と美味しい食べ方を紹介した。そのまま食べても十分に美味しいフルーツだが、先述したようにシャーベットにしたりスムージーで味わったりしても美味しい。紹介したレシピを参考に、いろいろな方法で味わってみてはいかがだろうか。