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マスクメロンとマスカットの名前の意味は同じ?由来を解説!

マスクメロンとマスカットの名前の意味は同じ?由来を解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2020年8月31日

なんとなく名前が似ているマスクメロンとマスカット。マスクメロンの代表的な品種はアールス・フェボリットという品種で、大正時代にイギリスから導入された。それに対してマスカットは、クレオパトラも好んだといわれており、エジプトなどを中心として紀元前から栽培されてきた。どちらも香りが高く、日本では代表的な高級果物の1つである。今回は贈答用としても人気の高い、マスクメロンとマスカットの語源について解説したい。

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1. マスカットとマスクメロン、名前の意味は同じ?

マスカットとは香水でおなじみの「ムスク(musk)=麝香(ジャコウ)の香りがする」という意味だ。麝香はジャコウジカのオスがメスを誘うために、腹部にあるジャコウ腺から分泌されるものである。つまり、このぶどうの香りが麝香のように気高いということから付けられたということである。ほかに、麝香の代用となる分泌物が採れるジャコウネコ「Musk cat」に由来して、「muscat」と名前が付けられたという説もある。
マスクメロンは、その網目模様から風邪や花粉症のときに使う「マスク」を連想するかもしれない。しかし、マスカットと同じく、ムスクが語源である。つまりマスクメロンの香りが麝香に似ていることから名付けられたものなのだ。「musk」の発音は、ローマ字読みのようにムスクとは発音せず、マスクに近い。つまり、日本人の感覚でいうとムスクメロンと読みがちだが、マスクメロンと聞こえるのである。このようなことから、ムスク=麝香とは気づくのは難しいだろう。

2. マスクメロンの味の特徴や起源について

マスクメロンとはじつは品種ではなく、網目があり香りが高いメロンの総称である。レティクラトゥス群やカンタルシスペンシス群といった系統があり、さらにアンデスメロンや夕張メロンといった品種がある。
なかでも高級メロンとして売られているもののほとんどは、アールス・フェボリットという品種。大正時代にイギリスから導入されたものだ。マスクメロンの栽培は果実を1つだけ残し、それ以外の果実はすべて摘んでしまう方法である。それによって、1つの果実に栄養が集中するため、マスクメロンは味が美味しくなるのだ。しかし、1つの株から1つの果実しか収穫できないので価格が高くなってしまう。きれいな丸みがあって均一に張り巡らされた深い網目のあるものが良品であり、持ったときにずっしりとした重みのあるものがよい。完熟したものは上品な甘みと芳醇な香りがあり、みずみずしくなめらかな口当たりである。

3. マスカットの味の特徴や起源について

エメラルドグリーンのぶどうを総称してマスカットと呼ぶことが多いが、高級ぶどうのマスカットといえば、マスカット・オブ・アレキサンドリアのことである。北アフリカが原産であり、エジプトの首都アレキサンドリアが名前の由来といわれている。地中海沿岸では古くから栽培されており、日本へは明治時代に伝わった。
マスカットは芳醇な味と香りがあり、甘すぎずさわやかな甘酸っぱさがある。姿、香り、味、すべてにおいて気品があり、 クレオパトラの好物だったともいわれていることから「果物の女王」とも呼ばれている。それに対して黒系の巨峰などは、甘みと果汁が豊富なのが特徴である。
現在では岡山県がマスカットの生産量の95%を占めているが、マスカットの原産地は高温、乾燥の地であったことから、日本の風土に適さず、露地栽培は困難であった。ところが、岡山県でガラス温室栽培用としてとり入れられてからは、100年以上にわたって品種改良と技術開発が進められた。高度な技術と施設により、温度、日照、湿度管理などがすべて徹底され高品質なものができることも、高級品として位置付けられている理由である。

結論

ムスク(麝香)のような芳醇な香りをもつことから名付けられた、マスクメロンとマスカット。マスクメロンは1株から1つの果実しか収穫できず、マスカットも高品質なものを作るにはガラス温室栽培により徹底して管理を行う必要がある。味や香りだけでなく、このような理由を背景にどちらも高級品として位置付けられ、贈答用としても人気のある高級果物なのである。
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