1. 海ぶどうってどんな味がする?味より食感を楽しむもの

海ぶどうの見た目からは、どんな味か想像しにくい。海ぶどうはほとんどが水分でできている食材のため、味にはこれといった特徴がないのだ。
ほんのり磯の味がする程度
海ぶどうの味はほかの食べ物にたとえるのが難しく、非常に淡泊だ。強いていうなら、海産物のためほんのり磯の風味が感じられる程度である。水分が多いため塩気もほとんど感じられず、塩漬けにされたものでも塩抜きをせずに食べられることが多い。
海ぶどうは食感を楽しむ食材
味に特徴がない淡泊な海ぶどうがなぜ沖縄料理の定番とされるのか。それは、食感に魅力があるからだといえるだろう。海ぶどうを口に入れると、プチプチと弾けるような食感が感じられる。この食感がほかの食材とは違った個性であり、海ぶどうの特徴なのである。味というよりは食感を楽しむのが海ぶどうの食べ方なのだ。
タレなどで味付けをして食べる
淡泊な味の海ぶどうを美味しく食べるには、そのままよりも味付けするのがおすすめである。シンプルなのはタレを付けるという食べ方だ。また、サラダにトッピングしたり、丼にしてほかの具材と合わせたりすることも多い。その場合もドレッシングをかける、タレをかけるというように味付けをするのが海ぶどうの基本の食べ方である。
2. 海ぶどうの味付けは何がおすすめ?

では、海ぶどうにはどのような味付けをすればよいのだろうか。定番の味付けや、意外に美味しい味付けを紹介しよう。
定番は三杯酢
海ぶどうは、酸味の効いたタレでさっぱりといただくのがおすすめだ。そこで、定番なのが三杯酢である。三杯酢は、酢、しょうゆ、砂糖を同じ割合で混ぜ合わせて作られたものだ。好みに合わせて配合を変えてもよいだろう。
ポン酢
柑橘類の果汁が加わったポン酢も海ぶどうによく合う。しょうゆや砂糖で味付けされた市販の味ぽんなら、そのまま使えて便利だ。
マヨポン
意外と海ぶどうにマヨネーズは合う。ただし、そのまま使うよりも味ぽんと混ぜ合わせて「マヨポン」にするのがおすすめだ。ポン酢のさわやかさとマヨネーズのマイルドさが融合して、淡泊な海ぶどうが食べやすくなる。
わさびじょうゆ
海ぶどうを刺身のようにわさびじょうゆにつけて食べてもよいだろう。マグロなどと一緒に食べるとさらに美味しい。
3. 海ぶどうを美味しく食べるためには温度に要注意!

海ぶどうは海中に生息する海藻のため、低温が苦手である。15~28℃が適温とされていることをふまえ、管理には気を付けよう。
冷蔵庫に入れるのは厳禁
とくに夏場などは購入したら冷蔵庫に入れたくなるが、海ぶどうを冷蔵庫に入れてはいけない。低温が苦手な海ぶどうを冷蔵庫に入れると、粒々がしぼんでしまうのだ。海ぶどうは常温で保存するのが鉄則だと覚えておこう。室内の涼しい場所で管理してほしい。
水につけっぱなしもNG
また、塩抜きをするために水に浸そうとする人もいるかもしれないが、海ぶどうを水につけっぱなしにすると、やはり粒々がしぼんでしまう。食べる直前にサッと流水で汚れを落とす程度にしておこう。海ぶどうは基本的に塩抜きをしなくても食べられる。塩気が強く感じる場合も水につけるのは1~2分程度に留めよう。
味付けも食べる直前に
海ぶどうのさまざまな味付けを紹介したが、タレやドレッシングもつけたままにしておくとしぼむ原因となる。そのため、味付けは食べる直前に行うとよい。また、タレなどは海ぶどうに直接かけるのではなく、別添えにしてつけながら食べると最後までプチプチした食感を楽しめるだろう。
結論
海ぶどうの味は非常に淡泊なため、味よりも食感を楽しむ食材だ。その食感を守るためには、常温保存することと水につけっぱなしにしないことが鉄則である。味付けは三杯酢が基本だが、ポン酢やわさびじょうゆなど好みのものを別添えにし、つけながら食べるのがおすすめだ。海ぶどうをサラダや丼の具にする場合も、ドレッシングやタレをかけるのは食べる直前にしよう。
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