1. 海ぶどうに合わせるタレならまずは三杯酢
沖縄に行ったら必ず海ぶどうを食べるという人も多いのではないだろうか。現地ではもちろん、県外の沖縄料理屋でも、海ぶどうについてくるタレの定番は「三杯酢」だ。まずは三杯酢でシンプルに味わってみてほしい。
三杯酢とは?
三杯酢は、酢、しょうゆ、みりんを合わせて作られたタレである。基本的には、これら三つの調味料を同量ずつ合わせるため覚えやすく、さまざまな料理に使える便利な合わせ酢だ。ちなみに二杯酢は酢としょうゆで作られるタレだ。
基本の三杯酢の作り方
酢、しょうゆ、みりんを1:1:1の割合で混ぜ合わせる。みりんは合わせる前に加熱して、アルコール分をとばしておこう。みりんの代わりに砂糖を使うこともできるが、その場合は1/3ほどの量に抑える。
海ぶどうの塩気に合わせて調整してもよい
基本の三杯酢をもとに、割合を調整してもよい。最近ではしょうゆを控えめにする三杯酢も多いが、塩漬けされた海ぶどうなどにはちょうどよいだろう。酢2:しょうゆ1:みりん2くらいの配合でも美味しく食べられる。
タレは別添えで!海ぶどうをつけながら食べよう
三杯酢に限らずほかのタレで食べる場合も、海ぶどうに直接かけるのではなく小皿などに入れて別添えにしよう。海ぶどうは水に浸すと粒がしぼんでしまうからだ。タレにつけながら食べるのがベスト。サラダや丼にする場合は、食べる直前にドレッシングやタレをかけるようにしてほしい。タレをかけてから海ぶどうを後のせするという方法もおすすめだ。
2. 海ぶどうと相性バッチリ!シークワーサーを加えたタレ
海ぶどうに合うタレとして紹介したいのが、同じく沖縄の特産品であるシークワーサーを加えたものだ。柑橘類のなかでも清涼感のある風味が特徴のシークワーサーとともに、海ぶどうを楽しみたい。ここではシークワーサーを使った2種類のタレを紹介する。シークワーサーが手に入らない場合は、レモンやゆずなどほかの柑橘類を代用してもよい。
シークワーサーポン酢
海ぶどうをつけて食べるタレとしてぜひ試したいのが、シークワーサーの果汁を加えて作るポン酢だ。三杯酢の材料にシークワーサーを加えるだけなので簡単に作れる。シークワーサーの果汁4.5に対し、酢3、みりん3、しょうゆ2の割合で合わせよう。もちろん配合は好みで調整してもよい。
シークワーサードレッシング
海ぶどうサラダなどにも使いやすい、出汁の風味とオリーブオイルを加えたタレもおすすめである。シークワーサーの果汁4に対し、しょうゆ1、出汁4、オリーブオイル4、塩こしょう少々を加えて混ぜ合わせれば完成だ。
3. 海ぶどうに市販のタレを合わせるなら?
海ぶどうをもっと気軽に食べたい!という場合は、市販のタレを使ってもよいだろう。海ぶどうにはサラダ用ドレッシングやポン酢、しょうゆなどが合うため市販品でも十分美味しく食べることができる。とくにおすすめなタレを紹介したい。
青じそドレッシング
さわやかな青じその風味が特徴のさっぱりとしたドレッシングは、海ぶどうにぴったりである。小皿に出して海ぶどうをつけながら食べてもよいし、和風サラダに青じそドレッシングをかけて、海ぶどうをトッピングする食べ方もおすすめだ。
ポン酢
市販のゆずポン酢、味ぽんなどのタレで食べても美味しい。ポン酢なら冷蔵庫に常備しているという家庭も多いのではないだろうか。
わさび醤油
刺身のようにわさび醤油に海ぶどうをつけて食べてもよいだろう。さらにマヨネーズを加えて「わさびマヨ醤油」にすると塩気がマイルドになって違った美味しさを楽しめる。
結論
海ぶどうにつけるタレは三杯酢が一番おすすめだが、シークワーサー果汁を加えたタレも簡単に作れて美味しい。また、市販のドレッシングやポン酢、わさび醤油なども海ぶどうとの相性がよいため、さまざまな食べ方を試して好みの味を見つけてほしい。
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