1. 基本のバターロールの作り方:手ごね編

バターロールの作り方を、材料と手順に分けて紹介しよう。
バターロールの材料
まずはロールパンを作るための材料をチェックしておこう。用意するものは、薄力粉、強力粉、ドライイースト、グラニュー糖、塩、スキムミルク、水、卵、バターである。
無塩バターを使用するのが理想的だが、有塩バター、マーガリンでもよい。有塩バターやマーガリンを使用する際は、加える塩の量を少なめにするのがポイントだ。また、バターやマーガリンは室温に戻したものを使用する。使用する水の温度は、夏は10℃ほど、冬は28℃ほどがよいだろう。
手ごねバターロールの作り方
プロが作ったようなバターロールの手ごねでの作り方を紹介しよう。
デジタルスケールを使って材料を正確に計る。ボウルに薄力粉、強力粉を混ぜ、その半量にドライイーストを加えて混ぜる。そこに、グラニュー糖、塩、スキムミルク、水、卵を加えさらに混ぜる。粉っぽさがなくなりつやがでてきたら、残りの粉を入れて混ぜあわせていく。
生地がまとまったら、台の上でこねていく。手のひらを使って台に押しつけるように伸ばし、手前に生地をまとめ90度向きを変えて、押しつけるように伸ばすを繰り返す。生地にべたつきがなくまとまってきたら、バターを混ぜ込んでこねていく。表面がなめらかになったら生地を丸めていく。こねあがりを見分けるポイントは、生地を両手で持って広げたときに、薄い膜がはっている状態であることだ。
まとめた生地をボウルに入れて、およそ2倍の大きさになるまで発酵させる(一次発酵)。一次発酵が完了したら、ガス抜きをし、スケッパーを使い分割していく。粉をふった台の上にならべ、乾燥させないようにラップをかぶせてしばらくねかせる。
生地を円錐形にし、麺棒を使って伸ばしていく。伸ばした面が広いほうから巻いていく。天板の上に、巻き終わりを下にして並べ、二次発酵を行う(35℃前後で2倍に膨らむまでおく)。二次発酵が完了したら、生地の表面に溶き卵をぬり、200℃ほどのオーブンでおよそ10分焼けば完成である。
一見、バターロールを手ごねで作るのは難しそうに見えるが、作り方のコツを掴めば簡単に作れるだろう。
2. 簡単バターロールの作り方:人気のホームベーカリー編

手ごねで作るバターロールの作り方は、手間だと感じる人もいるのではないだろうか。バターロールは、ホームベーカリーを使った作り方が時短になると人気である。なぜなら、ホームベーカリーを使用することで、一次発酵までの作業を短縮できるのだ。材料を入れてスイッチを押すだけで、手でこねていくという手間が省ける。ただ、使用するホームベーカリーによっては、バターを入れるタイミングが異なるので注意が必要だ。
ほかにも、イースト投入口があるタイプは、イーストを投入口にセットするなど、ホームベーカリーの種類によって使用方法は異なる。ちなみに、一次発酵終了後のバターロールの作り方は手ごねと同様だ。自宅にホームベーカリーがあるという人は、簡単にバターロールを作れるのでぜひ使ってみてほしい。
3. バターロールの作り方:アレンジ編

基本的な材料をアレンジしたバターロールの作り方を紹介しよう。
米粉を使う
パン作りに薄力粉や強力粉は欠かせない。しかし、それらを使用せずパン用の米粉を使ってもバターロールを作れる。薄力粉や強力粉のかわりにパン用の米粉にするだけで、作り方には大きな差はない。米粉を使うことで、米粉特有のもっちりとした仕上がりになるのもポイントだ。
仕込み水をアレンジ
パン作りに使用する仕込み水を牛乳や豆乳に置き換えることも可能だ。仕込み水を牛乳に置き換えると、やわらかな仕上がりにミルクの優しい味わいが楽しめる。
また、仕込み水を豆乳に置き換えると、中身がつまったコクのある味わいに仕上がるそうだ。ふっくらとした仕上がりが好きな人は、牛乳を選ぶとよいだろう。いつものバターロールに飽きたら、仕込み水を変えた作り方を試してみてほしい。
ほかにも基本の材料にレーズンやチーズを加えて、味の変化を楽しむのもおすすめである。
結論
バターロールは、作り方のポイントをおさえれば自宅でも作りやすいのが特徴だ。手ごねでの作り方が難しいと感じるなら、ホームベーカリーの使用をおすすめする。簡単に作れてアレンジもしやすいバターロールの作り方をぜひ、マスターしてほしい。
この記事もCheck!