1. いちご大福のカロリー

いちご大福のカロリーは、主にいちご、あんこ、求肥によって決まってくる。いちご大福1個あたりに使われているカロリーをそれぞれ紹介しよう。いちご1個5kcal、粒あん49kcal、求肥96kcalとなっている。そのため1個で150kcalになるのだ。
ほかの和菓子のカロリーは、饅頭272kcal、どら焼き271kcal、みたらし団子197kcalとなっている。比べてみるといちご大福のカロリーの低さがわかるだろう。
また、黒あんと白あんではカロリーが違うのだろうか。黒あんの原料である小豆は100gあたり339kcalなのに対し、白あんの原料である白いんげんは100gあたり333kcal。どちらもカロリーは同じくらいであることがわかる。
2. 市販のいちご大福のカロリー

いちご大福は手作り以外にも市販のものを購入して楽しむことができる。ここでは、市販のいちご大福のカロリーを紹介しよう。
シャトレーゼ「大きな苺大福こし餡」
シャトレーゼは、健康に配慮した和菓子や洋菓子の店だ。そこで作られているいちご大福は、1~4月の期間限定で販売。「大きな苺大福こし餡」のカロリーは、1個あたり181kcalとなっている。
ヤマザキ「苺大福」
パンが人気のヤマザキからは、「苺大福」も販売されている。自家製の粒あんをたっぷりと使用しており、1個あたりのカロリーは少し高めの214kcalだ。
あけぼの「いちご大福」
オンラインショップのほかに北は北海道、南は鹿児島県まで店舗を展開する菓子屋あけぼの。「いちご大福」は銀座本店のみの取扱いで、カロリーは1個あたり183kcalとなっている。
3. いちご大福はカロリー以外に糖質にも注意

減量中は、カロリー以外にも糖質や栄養素にも注意したい。ここではいちご大福の糖質と含まれる栄養素を紹介しよう。
ほかの和菓子と比較したいちご大福の糖質
黒あんを使ったいちご大福の糖質は、1個あたり26.6g。中にいちごが入ることによってあんこの量が抑えられ、一般的な大福の約半分の糖質量になっている。
ほかの和菓子の糖質は、饅頭58g、どら焼き29.4g、みたらし団子44.9gである。比べてみると、カロリー同様いちご大福のほうが低い数値だ。これは饅頭やどら焼きなど小麦粉や砂糖を使っているものが多い中、いちご大福はいちごにより使用量が抑えられているからだ。
いちごの栄養素と効能
いちごはビタミンCの含有量が多く、100gあたり62mgとなっている。ビタミンCは風邪予防や美肌対策に有効とされている。日焼けしたときや風邪気味のときには積極的に摂りたい栄養素のひとつだ。
そのほかにもいちごは虫歯予防に効果的なキシリトールや、腸内環境を整えるのに欠かせない食物繊維を含有している。
あんこの栄養素と効能
あんこに使われている小豆は、食物繊維を多く含む。小豆は便の流れをよくする水溶性食物繊維を含んでいるため、便秘の人は積極的に摂りたい栄養素だ。そのほかにも抗酸化作用が期待できるアントシアニンや糖質をエネルギーへと変換してくれるビタミンB1を含んでいる。
美味しく低カロリーなうえに、いちご大福には身体にうれしい栄養素が詰まっているのだ。
4. いちご大福のカロリーが気になるなら

いちご大福のカロリーが気になるなら、食べ方を工夫するとよいだろう。ここではカロリーを抑える以外で、減量中におすすめしたいいちご大福の食べ方を紹介しよう。
粒あんを選ぶ
減量中は、こしあんではなく粒あんを選ぶのがよい。こしあんは小豆の皮の部分が取り除かれて作られているが、小豆の食物繊維は皮に豊富に含まれている。そのため、皮がついている粒あんのほうがお通じもよくなり減量中には向いているのだ。また、皮の食感でしっかり噛む必要があるため、こしあんより満腹感を得られるだろう。
緑茶と一緒に食べる
いちご大福と一緒に緑茶を飲むことで、緑茶に含まれる「カテキン」が血糖値の上昇を抑えてくれる。血糖値が急激に上昇すると、血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」が大量分泌され、インスリンが体内に脂肪を溜め込むよう働いてしまう。緑茶と一緒に食べることで、カロリーだけでなく血糖値の上昇も抑えることができるだろう。
結論
いちご大福は数ある和菓子の中でもカロリーが低く、減量中でも食べやすいお菓子だ。さらに体重を気にしている間はカロリーだけでなく糖質にも気をつけたい。いちご大福は食べ方を工夫することで、糖質も抑えられる。減量中は、緑茶と一緒に粒あんのいちご大福を食べてみるのはいかがだろうか。
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