1. あおさと青のりは別物?違いはどこ?

あおさと青のりについて、違いはどこにあるのだろうか。別名をあおさのりとも呼ぶこの食材は、海藻の一種である。海藻と一口にいうが、実は種類がいろいろとあるのだ。その中であおさと青のりは同じ種類に分類されるという。
種類の違い
あおさも青のりも緑藻に分類される。そして二つともあおさ目だ。しかしあおさはあおさ属だが、青のりはヒトエグサ属に分類される。ただ、ヒトエグサもあおさと呼ぶこともあるため、必ず呼び名が一つの種類だけとは言い切れない。
形の違い
あおさと青のりを見ると、容易に形の違いがわかる。青のりは細かくパラパラとしているのに対し、あおさは横に平たく見え、葉のようである。
価格の違い
青のりは高級なイメージがあるが、あおさは比較的買い求めやすい。種類にもよるが青のりはあおさのおよそ10倍の金額で販売されていることもあるのだ。
2. 忙しい朝に!すぐできるあおさのりの味噌汁

あおさのりは料理に使うと美味しく、好きな人も多い。その中でもおすすめが味噌汁である。日本人に人気のある味噌汁は、どの食事の時間でも飲むとほっとするメニューだ。ではあおさを使うときには、どのように作ればよいのだろうか。ここではあおさのりの味噌汁を美味しく作るコツや、レシピを紹介していこう。
あおさのりを使うときのコツ
味噌汁であおさを使うときは、乾燥したままで使いたくなる。しかし必ず戻してほしい。作る工程で細かい物質が混ざってしまうことがあるためだ。少しだけ浸してしぼり、使おう。入れるタイミングは完成する寸前に入れるのがポイントである。
あおさともう一品プラスの味噌汁レシピ
- あおさ+豆腐
豆腐とワカメは定番の味噌汁の具材だが、あおさを入れるのも香りがよく、おすすめである。 - あおさ+厚揚げ
食べごたえのある厚揚げは、あおさと相性がよい。よそうときにあおさを入れると、磯の香りが楽しめる。 - あおさ+タケノコ
旬の野菜を入れると、その時期の美味しさを楽しめる。たけのこはシャキシャキとした歯ごたえがよく、子どもでも好きな場合が多い。 - あおさ+かにかま
より海鮮感を楽しみたい場合は、かにかまを入れてもよいだろう。鮮やかな赤が、食欲をそそる。
3. あおさが余ったら!あおさのりの佃煮にしてみよう

あおさのりがたくさん余ってしまい、味噌汁の具にするのも飽きてきた...そんなときもあるだろう。あおさのりが余ったら、佃煮にしてみてはいかがだろうか。仕事から遅くに帰ったときには、到底料理なんて作りたくない。しかし佃煮があれば、簡単に夜食などを用意することができるのだ。佃煮がただの海苔で作られていると思っている人もいるが、実はあおさのりで作られていることも多い。そこでここでは、自作できるあおさのりの佃煮を紹介したい。
水洗いをするのがポイント
あおさはまず生を用意しよう。そのまま小さな汚れや貝などをとるため水洗いをしたら、ザルで水気をよくきろう。そしてフライパンで軽く炒めたら、そこに醤油、みりん、酒、砂糖などを入れ火を通していく。このときにゆっくり水分を飛ばしていくことをイメージし、焦げ付かさないようにするのが美味しく完成させるコツだ。
4. 磯の香りがふわ~!あおさのりの炊き込みご飯

あおさのりはほかにも料理で使うことができる。それが炊き込みご飯だ。あおさのりを使った炊き込みご飯が、あまりイメージできないという人もいるだろう。しかし香ばしく美味しいので、ぜひ炊き込みご飯にすることをおすすめしたい。
定番のあおさのりの炊き込みご飯
まずは作りやすい定番のあおさのりの作り方だ。いつも通り米をとぎ、そこに適量の水と醤油と酒などの調味料を入れる。そこに生姜としらすなどを入れ、一度吹き上げたのを確認してから、さっとあおさのりを入れよう。最後に混ぜ合わせてできあがりだ。
シンプル炊き込みご飯
作り方はほかの炊き込みご飯と同様だが、乾燥したあおさのりを戻したあとは出汁を使いたい。しっかり浸すことで炊き込んだときに味がでる。白ごまを加えて完成だ。
アレンジ炊き込みご飯
あおさのりにアボカドを合わせても美味しい。炊き込む際にアボカドも入れてしまい、炊飯器にかけるだけ。混ぜるときにアボカドの形を崩さないように気をつけよう。
結論
ここではあおさのりと青のりの違いや、あおさのりのおすすめの食べ方などを紹介してきた。あおさのりは味噌汁、炊き込みご飯、そして余ってしまったら佃煮にしても美味しい。一品あればご飯のおかずになるあおさのりは青のりより値段も安いので、ぜひ食べてみよう。
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