1. コールラビの美味しい食べ方

まずは、コールラビの基本的な調理法や美味しく食べる方法をいくつか紹介していく。
コールラビの選び方や調理法
独特のルックスで、カブのようにも見えるコールラビ。名前はドイツ語のキャベツ(コール)とカブ(ラビ)に由来しており、その原型はケールだといわれている。
購入するときは、直径が5~7cmくらいの大きさで、キズが少なくズッシリ重みのあるものを選ぶといいだろう。大きすぎるものは肉質が硬いことが多いので、生で食べたいときには、とくに注意して選んでみてほしい。
コールラビは食べ方も難しくない。調理するときは、表面からとび出している茎を切り落とし、上下をカットして皮をむいて使う。皮を食べることもあるようだが、硬いものが多いので厚めにむいて食べるのがおすすめだ。サラダや漬物にして生で食べたり、スープに入れて煮たり焼いたりと、クセがなくどんな調理法でも食べられる万能野菜である。
コールラビのサラダ
コールラビのおすすめの食べ方のひとつがサラダで、作り方もとても簡単だ。皮をむいて杓子切りにしたコールラビをサッと茹でて、マヨネーズと塩、こしょうで味付けするだけ。イタリアンパセリなどを飾って、粗挽きのこしょうをひとふりすれば、ビジュアルもよいオシャレなサラダの完成である。
生で食べるなら、塩でもんで漬物にしてもいいだろう。どちらもシャキシャキとしたみずみずしい食感が楽しめるので、新鮮なコールラビが手に入ったらぜひ試してみてほしい。
コールラビのスープ
煮崩れしにくいコールラビは、スープや煮込み料理にもぴったりの野菜だ。クセがないので、和風、洋風どんな味付けでも美味しく食べることができる。ベーコンや好みの野菜と組み合わせて、大根やカブなどと同じように使ってみてはいかがだろうか。
また、シチューに入れたり、みそ汁に入れたりして好みの食べ方を模索してみるのもおすすめである。
2. 紫のコールラビの食べ方

紫色のコールラビの食べ方や、緑色のものとの違いについて紹介していこう。
紫色と緑色のコールラビの違い
コールラビといえば緑色が一般的だが、紫色のものもある。鮮やかな紫色なので実も紫色かと思いきや、皮をむいてみると緑色のコールラビと同じ薄い黄緑色の実が姿をあらわす。食感も風味も緑色のコールラビと変わりなく、食べ方も同じである。
紫色を活かす食べ方
「せっかくのキレイな色を何とか活かす食べ方はないものか」と思う人もいるだろう。紫色を活かす食べ方は、ずばり「皮をむかずに食べる」である。皮をむいて食べるのが一般的なコールラビだが、皮をむかずに食べることもできるのだ。薄くスライスすれば生でも気にならないという意見もあるので、ぜひチャレンジしてみてほしい。
生はちょっと抵抗があるが、それでも紫色を活かして食べたいというときは、むいた皮をきんぴらにしてみてもいいだろう。にんじんや大根など、ほかの野菜の皮と一緒にきんぴらにすれば、サスティナブルな気分も味わえる一品の完成だ。
3. コールラビの葉っぱの食べ方

まるごと全部食べられるコールラビ。最後は、葉っぱの食べ方を紹介することにしよう。
コールラビの葉っぱを使ったふりかけ
コールラビの葉っぱのおすすめの食べ方のひとつは、ふりかけである。大根やカブの葉と同じように使うことができる。細かく刻んだコールラビの葉を、ゴマ油で炒めて、和風の顆粒出汁や塩、しょうゆなどで味付けするだけで作れる。白ごはんに混ぜれば、栄養満点な菜っ葉めしのできあがりだ。
コールラビの葉っぱをスムージーに
最後に紹介するコールラビの葉っぱの食べ方は、スムージーだ。クセがなく栄養素も豊富なコールラビの葉っぱは、旬の果物や柑橘類など、いろいろな果物と組み合わせてスムージーにすることができる。バナナや桃などとろみのある果物を使って飲みやすく仕上げてみたり、葉っぱと果物の割合を好みに合わせて調節したりと、味のバリエーションを楽しめるのが魅力的な食べ方である。
せっかく手に入れたコールラビを余すことなく美味しく食べる方法のひとつとして、試してみてはいかがだろう。
結論
とっつきにくい不思議なルックスのコールラビは、さまざまな食べ方ができる万能野菜だ。調理に難しいテクニックは必要ないが、コールラビを使った一品をテーブルに並べれば、きっとできる男を演出できるだろう。店で見かけたら、さっそく献立にプラスしてみてほしい。
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