1. 関西風ゆりね茶碗蒸しの下ごしらえや作り方

ゆりねの下ごしらえ方法を知らないという人は少なくないかもしれない。ここでは、ゆりねの下ごしらえ方法や、ゆりね入りの関西風茶碗蒸しの基本の作り方などを紹介する。
ゆりねの下ごしらえ方法
まず、ゆりねをオガ粉から取り出し、水でオガ粉を洗い落とす。茶色になった部分や汚れを削りとったら、りん辺を一枚ずつはがしていこう。根元が出てきたら根元を切り、はがし終わったらバラバラのりん辺を再度水でキレイに洗う。茶色い部分や気になる汚れを再度削りとれば、下ごしらえの完了だ。
ゆりね入り茶碗蒸しの作り方
ゆりねのほかに、えびや鶏ささみなども一口大に切っておこう。溶き卵と出汁を合わせ、網でこした卵液を作っておいて、蒸し茶碗に具材と卵液を注ぐ。蒸し器に蒸し茶碗を入れて蒸そう。最後にみつばを散らせば、完成だ。
ゆりね入り茶碗蒸しを美味しく作るコツ
ゆりね入りの茶碗蒸しを美味しく作るには、蒸すときの時間がポイントだ。最初に1分強火にかけて、蒸し器の中の温度を上げ、あとの10分は弱火にして蒸すことで、なめらかに仕上がる。また、卵液を網でこすひと手間で、仕上がりのなめらかさがかわってくるので、必ずこすようにしよう。
2. 電子レンジで簡単なゆりね茶碗蒸しの作り方

ゆりねの茶碗蒸しを食べたいが、蒸し器を使うのは面倒だと感じる人も少なくないだろう。ここでは、 電子レンジを使って簡単にゆりねの茶碗蒸しを作る方法を紹介する。
電子レンジを使ってゆりねの茶碗蒸しを作る方法はふたつある。ひとつは、具材と卵液を入れた蒸し茶碗にラップをかけて加熱する方法だ。200Wで7~10分加熱しよう。
もうひとつは、深めの耐熱皿に蒸し茶碗が半分ほど浸かる程度の水を入れ、耐熱皿の上にラップをかけて蒸す方法だ。この場合は、500Wで4分30秒ほど加熱し、固まっていなければ1分ずつ様子を見ながらさらに加熱していこう。いずれの方法でも、加熱しすぎると卵に「す」が入りなめらかさがなくなるので注意してほしい。
3. ゆりね茶碗蒸しをアレンジした作り方

ここでは、ゆりねの茶碗蒸しに入れるほかの具や配合のアレンジをいくつか紹介しよう。
ゆりねと餅の茶碗蒸し
餅はあらかじめ6等分に切っておき、ゆりねは事前に柔らかくなるまで茹でておいてから茶碗蒸しを作ろう。冬が旬のゆり根のほくほく感と、餅のもちもち感が楽しめるシンプルな茶碗蒸しができあがる。
ゆりねとぎんなんの具だくさん茶碗蒸し
ゆりねのほかに、えびや鶏肉、しいたけ、ぎんなん、かまぼこなど具だくさんの茶碗蒸しも食べごたえがあって旨い。最後にみつばを散らせば、えびの赤色とみつばの緑色がキレイな茶碗蒸しができあがる。
ゆりねとはもの冷やし茶碗蒸し
2cm幅に切ったはもを熱湯で茹で、冷水に落として水気をきっておこう。茹でておいたゆりねと合わせて茶碗蒸しを作り、粗熱が取れたら冷蔵庫で30分ほど冷やす。つるんとした冷やし茶碗蒸しも食べやすくて美味しいのでぜひ試してみてほしい。
結論
冬が旬のゆりねを使った料理は、おせち料理や煮物など幅広いが、茶碗蒸しの具材にも入れて、ほくほくとした素朴な味わいを楽しんでみよう。鶏肉やえびのほか、しいたけやぎんなんなどの野菜を一緒に入れて、具だくさんの茶碗蒸しを食べるのもよいし、餅やはもなど、食材を限ってシンプルに味わうのもよいだろう。電子レンジを活用して、簡単に調理することもできるので、ぜひ普段の献立の定番料理として取り入れてほしい。
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