1. エクレアとは

エクレアは、細長いシュー生地にカスタードなどのクリームを詰め、チョコレートなどでコーティングした洋菓子のこと。フランスではエクレールと呼ばれ、非常に親しまれている存在でもある。
エクレアの語源
エクレールとは、元は稲妻を意味する言葉。シュー生地を焼いたときにできる亀裂が稲妻に似ているから、表面のチョコレートの光沢が稲妻のようだから、中のクリームが飛び出したりしないよう急いで食べる様を稲妻にかけた、など諸説ある。
フランスのエクレア
日本のエクレアは、ふんわりとしたシュー生地が多いが、フランスのものはもっとしっかりと焼かれたタイプがポピュラー。大きさももう少しスリムで、小さめの場合が多い。その分、しっかりと甘さがあるので満足感は高い。カスタードクリーム、チョコレート、コーヒー味が定番だ。
2. エクレアが上下逆に食べると美味しい理由

日本でエクレアというとチョコレートコーティングされたものが多い。無論、チョコレートがかかっている面が上にあたるので、多くの人はその状態で口に運んでいることであろう。ところが、逆にすることでより美味しく食べることができる!と断言する人がいるのだ。その人とは、モンテール社の社長である。
モンテール社とは
コンビニやスーパーで販売されているエクレア、シュークリーム、ロールケーキ、ワッフルなどのチルド菓子で知られる同社。添加物を抑えるために、素材を厳選し、衛生管理も法律以上に厳しく行うなど、徹底したこだわりが自慢だ。多くのスイーツに使われる牛乳は、自家製の低温殺菌牛乳を使用。カスタードは熱伝導のよい銅釜で仕上げるなど、ここまで大きな会社でありながら、小さなパティスリーのような丁寧さを貫いている。
逆向きの意味
お菓子にこだわり続けているモンテール社の社長がエクレアを逆に食べた方がよいと発言した理由は、チョコレートとカスタード、シュー生地のバランスが逆向きの方がよいから。舌にチョコレートが触れて溶け、その状態で噛むとシュー生地とカスタード、チョコレートの三重奏が生まれる。これがエクレアを美味しく食べる方法なのだという。
3. エクレアの作り方

エクレアは、お菓子作りの中でも少々難易度が高い。ただ、休日のおうち時間を充実させるためには、難しいからこそ、やりがいがあるのかもしれない。
材料(エクレア生地)
- 1cm角に切ったバター22g
- 水50g
- 塩1g
- 薄力粉30g
- 卵3個
薄力粉と卵と以外を鍋にかけて、沸騰させる。火を止めてふるった薄力粉を一気に混ぜ合わせる。もう一度中火にかけて、火を通していく。完全に火を通さず、生地が半透明くらいになったら火から下ろす。室温に戻し、よく溶いた卵を数回に分けて加えて混ぜ込んでいく。この工程はできれば、ハンドミキサーの低速でやるとよい。卵と生地を乳化させながら混ぜ、ある程度の固さになるまで、工程を繰り返す。ゴムベラですくい、手でツノを作ってみるとだんだんと形を保てなくなる程度が目安。あとは星口金をつけた絞り袋に入れて、オーブンシートの上に均一になるよう、棒状に絞ってオーブンで焼く。
カスタードクリームを自家製にする場合は、ホイップと組み合わせたり、フルーツのブランデーを加えたり、とアレンジも自在。焼きあがった生地が冷め、カスタードも常温になったら、両端に開けておいた穴からカスタードを入れて、チョコレートをコーティングすれば完成だ。
カスタードクリームを自家製にする場合は、ホイップと組み合わせたり、フルーツのブランデーを加えたり、とアレンジも自在。焼きあがった生地が冷め、カスタードも常温になったら、両端に開けておいた穴からカスタードを入れて、チョコレートをコーティングすれば完成だ。
結論
エクレアは、自宅で作るのには少々難易度が高いが、その分やりがいもある。上下を逆にして食べることで、チョコレート、シュー生地、カスタードのハーモニーを存分に楽しむことができる。せっかくなので、自分で作ったエクレアで試してみてはいかがだろう。
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