このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
バターコーヒーは効果的な飲み物?カロリーや糖質量なども紹介!

バターコーヒーは効果的な飲み物?カロリーや糖質量なども紹介!

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年3月24日

SNSなどで話題になり、日本でも徐々に認知度が高まっている「バターコーヒー」。一般的にはダイエット効果が高いといわれており、特に健康志向が高い人たちの間で注目を集めているようだ。今回は、そんなバターコーヒーの効果について解説する。なお、バターコーヒーはあくまで食品であるため、「特定の病気や症状などを改善するものではない」ということは理解しておこう。

  

1. そもそもバターコーヒーとは?

バターコーヒーの効果
バターコーヒーとは、その名前の通りバターを入れたブラックコーヒーのことである。ただし、単なるバターではなく、「グラスフェッドバター」と「MCTオイル」を入れるのが基本だ。バターやオイルによる脂質がプラスされているため、通常のブラックコーヒーとは違ってエネルギーを補うことができる。また、味わいは非常にクリーミーで美味しく、飲みやすいといわれることが多い。

バターコーヒーダイエットとは?

バターコーヒーダイエットとは、置き換えダイエットの一種である。簡単に説明すると、普段食べている朝食を控えて、その代わりに「バターコーヒーを1杯飲む」というものである。2011年にアメリカ人起業家のディブ・アスプリー氏が考案し、日本では2016年に出版された『シリコンバレー式自分を変える最高の食事』で注目を集めた。その後、SNSやメディアなどでも話題となっている。

2. バターコーヒーの効果に関する基本情報

バターコーヒーの効果
一般的にバターコーヒーには「ダイエット効果がある」といわれていることが多い。ここでは、そんなバターコーヒーの効果に関する基本的な情報についてまとめておく。

その1.機能性表示食品は販売されていない

機能性を表示できる食品には「特定保健用食品」や「機能性表示食品」などがある。そこでそれぞれについてバターコーヒーがあるかどうかを調べたが、いずれも現時点では該当する商品は販売されていなかった(※1、※2)。そのため、市販のバターコーヒーを購入する際には気を付けよう。

【機能性表示食品に該当する材料はある】

市販のバターコーヒーの中には機能性表示食品は存在しないが、材料となる食品・商品の中には機能性表示食品も含まれている。例えば、日清オイリオグループの「日清MCTオイルHC 85g」には(※3)、「BMIが高めの方の体脂肪・内臓脂肪・ウエストサイズを減らす」という機能性が表示されている。もし機能性が気になるなら、使う材料・食材にこだわってみるとよいだろう。

その2.脂質やビタミン類を多く摂れる

バターコーヒーの主な材料は、ブラックコーヒー・グラスフェッドバター・MCTオイルの3つである。ブラックコーヒーにはほとんど栄養素は含まれないが、バターやオイルには脂質が多く含まれている。また、バターにはビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKといったビタミン類なども含まれている(※4)。そのため、バターコーヒーを飲むことで脂質やビタミン類を補える。

3. バターコーヒーのカロリーと糖質量

バターコーヒーの効果
バターコーヒーのカロリーや糖質量などは、飲む量や使う材料などによって異なる。しかし、グラスフェッドバター・MCTオイルなどを使う一般的なバターコーヒーの場合、1杯分(200g程度)のカロリーは202kcal程度、糖質量は1.3g程度となる。以下に、それぞれの内訳をまとめておく。

バターコーヒーのカロリーと糖質量の内訳

・コーヒー抽出液(180g):7kcal/1.3g
・バター(10g):72kcal/0g
・MCTオイル(14g):123kcal/0g(※3)

4. バターコーヒーを飲む際の注意点

バターコーヒーの効果
「完全無欠コーヒー(Bulletproof Coffee)」として日本でも注目を集めているバターコーヒー。しかし、バターコーヒーを飲んだり、バターコーヒーダイエットを行ったりするにあたっていくつか注意点もある。ここでは、そんなバターコーヒーを飲む際の注意点についても紹介しておこう。

その1.飲みすぎないようにする

バターコーヒーは「ダイエット効果がある」といわれているが、1杯あたりのカロリーは200kcal程度であり、飲み物の中ではかなり高い。そのため、飲みすぎると肥満などに繋がるリスクがあるので注意しよう。例えば、1日のおやつの目安は200kcalまでとされているため(※5)、普段食べているおやつの代わりにバターコーヒーを1杯だけ飲んだりするのもよさそうだ。

その2.栄養バランスに気を付ける

バターコーヒーには脂質は多く含まれるが、炭水化物・たんぱく質・ビタミン類・ミネラル類・食物繊維などは全体的に不足している。そのため、健康的なダイエットを目指すなら、栄養バランスのよい食事をとるのがポイントだ。極端なダイエットは体調不良の原因になるため注意しよう(※6)。

結論

ダイエット効果があるとして注目を集めているバターコーヒーではあるが、その基本的な方法は「朝にバターコーヒーを1杯飲む」という置き換えダイエットである。また、現在のところ市販のバターコーヒーの中には機能性表示食品などは存在しない。飲むだけで痩せるものではないので、もしバターコーヒーを飲むなら、1日の飲む量を守ったり、日々の栄養バランスに気を付けたりしよう。
(参考文献)
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2021年3月 7日

  • 更新日:

    2022年3月24日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧