1. シャコの食べ方の基本は塩茹で

シャコはエビやカニと比較しても鮮度が落ちるのが早い。そのため、生の状態で販売されることはめったになく、基本的にはボイルされたものを入手することになるだろう。もし運よく活けのシャコが手に入ったら、新鮮なうちに塩茹でしよう。シャコの美味しさを生かすには、シンプルな食べ方が一番だ。
シャコは活きたまま茹でる
シャコは死後時間が経つと、身が溶けて水っぽくなってしまう。活けのシャコを購入したら、なるべく早く活きたまま塩茹でにするのが基本の食べ方だ。鮮度のよいシャコは捕脚という前脚で攻撃してくるため、十分気を付けながら扱おう。
塩茹での仕方
鍋に湯を沸かし、塩を溶かす。沸騰しているところにシャコを活きたまま入れよう。再び沸騰したら、中火で5分ほど茹でる。茹で上がったらシャコを取り出して粗熱を取る。
蒸し煮の方法
一般的には鍋にたっぷり沸かした湯でシャコを茹でるが、鍋底から1cmほどの少量の湯で蒸し煮にする方法もある。その場合は、まず中火で5分ほど蒸したあと、ふたを外して鍋をゆすり、ふたをして2~3分蒸すという作業を2回繰り返す。
殻のむき方
シャコの殻は硬いため、キッチンバサミを使うとむきやすい。まず頭と尾を切り落とし、脚の付け根に沿って腹の殻をそぐように切る。あとは手で全体の殻をむいて食べよう。食べ方はそのままでも美味しいが、わさび醤油をつけるのもおすすめだ。
2. お寿司にも!シャコの簡単で美味しい食べ方

塩茹でしたシャコは、そのまま食べるだけでなく料理に使うなど、さまざまな食べ方ができる。簡単で美味しい食べ方を紹介しよう。
塩茹でしたシャコを料理に
シャコは塩茹ですればそのまま食べられるが、衣をつけて天ぷらや唐揚げにする、炊き込みごはんの具材にするという食べ方もおすすめである。
寿司ネタにする場合
シャコを握り寿司のネタにする食べ方は古くから親しまれてきた。東京発祥の江戸前寿司でも定番ネタで、醤油やみりんで作ったつゆを茹でシャコに絡めてシャリにのせる方法が伝統的だ。もちろん、塩茹でしたシャコをそのまま使い、わさび醤油で食べても美味しい。
シャコの塩茹でしない食べ方
茹でて食べやすい大きさに切ったシャコは、酢の物の具材にもぴったりだ。また、殻ごと味噌汁など汁物に使うと、出汁が出て美味しい。香港などではシャコをまるごと唐揚げにして、ガーリックソースをかけるという食べ方もある。
3. 冷凍のシャコの食べ方

シャコはスーパーなどではなかなか手に入らないため、確実に入手したいなら通販で取り寄せるのがおすすめだ。通販のシャコも、基本的にはボイルしてから急速冷凍され、クール便で送られてくる。冷凍シャコの食べ方も紹介しよう。
解凍は氷水か冷蔵庫で
冷凍シャコは、袋に入ったまま氷水に浸けて解凍させるか、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍させる方法が、食感や風味が変わらず鮮度も落ちにくくおすすめである。氷浸けで冷凍した生のシャコは、氷ごと水に浸けて解凍させよう。
冷凍シャコの美味しい食べ方
ボイルしてから冷凍されていた場合は、解凍後殻をむいてそのまま食べることができる。また、酢の物や揚げ物、炒め物などの料理に使うこともできる。さまざまな食べ方を楽しもう。生のシャコは殻付きのまま塩茹でするとよい。冷凍シャコは解凍すると鮮度が落ちていくため、早めに調理して食べきろう。
結論
シャコは、塩茹でにするのが最も美味しく簡単な食べ方である。シンプルな調理法でシャコの美味しさを堪能したら、酢の物や天ぷらなどにアレンジしてもよいだろう。和風の料理だけでなく、アヒージョやカルパッチョなどにも使える。シャコは鮮度が重要な食材のため、衛生面に考慮するとともに、新鮮なうちに食べきるようにしたい。
※ シャコの生食は食中毒の恐れがあるため、必ず鮮度の良いものを加熱処理のうえでお召し上がりください。
この記事もcheck!