1. 初心者が選ぶべきワインオープナーは、この4つ

ウィング型
バタフライ型とも呼ばれ、見たことがある人も多いだろう。ハンドル部分を持って回しながらコルクにスクリューをねじ込んでいくと、左右の羽のような部分が上に上がってくる。その上がってきた左右の部分を引き下げ、テコの原理を利用して開栓する。
スクリュープル
ボトルにセットしたら、軽くハンドル部分を回していくだけで開栓できる。コルクの屑がワインの中に入りやすいのが難点だ。
レバー式・電動式
ボトルに取り付けたら、1回~数回に分けてレバーの上げ下げを行うだけで良いのがレバー式。ボトルに取り付けたら、全てを自動で行ってくれるのが電動式である。どちらもかなり便利で安全性が高いが、他のタイプより大きく場所を取ったり乾電池が必要なことがデメリットだ。
ザ・デュランド
ビンテージワインのコルクは長い年月の間にボロボロになっていて、普通のワインオープナーでスマートに開けるのは、玄人でもなかなか至難の業であることが多い。それを初心者でも開けやすくしてくれるのが、「ザ・デュランド」という、ビンテージワインのオープナーだ。それぞれにスクリューと2枚のブレードがついた2つのハンドルで、扱いの難しいもろくなった天然コルクでさえも、しっかりと抜くことができると評判だ。ビンテージタイプ以外にも使える。
2. ワインオープナーが手に入らないときや、忘れてしまったときに便利な3つの裏ワザ

靴を使う
微細な泡が生まれたり消えたりすることによってボトル内の気圧が変化する、「キャビテーション」という現象を利用する方法だ。ボトルに靴を履かせるような形にしたら、横にして靴のかかと部分を壁などに打ち付ける。徐々にコルクが動いてくるので、手で抜けそうな頃合いになったらボトルを縦にすれば完了である。ただしこの方法には、打ち付ける力が強すぎると瓶が割れてしまう、タイミングが悪いと服を汚す、澱が出来ているワインにはオススメできないというデメリットもある。できればボトルをタオルで巻いておいたり、屋外で行うと良い。
ナイフや鍵を使う
小さな果物ナイフや鍵など、ボトルの口より小さく尖ったものを使う。ナイフや鍵をコルクに差したらひねりが生じないようゆっくり回すだけだが、手を切らないようにすることや、鍵が折れてしまわないように注意することが必要だ。バターナイフや駄目になっても構わない古い鍵を使うようにすると安心だろう。
釘やねじを使う
コルクに刺した釘やねじを釘抜きやペンチでホールドし、てこの原理を利用して一気に引き抜く。ナイフや鍵だけよりも、コルクがボロボロになりにくい。
押し込む
スプーンや割り箸、ハンマーを使ってコルクをボトルに押し込む。コルク片が混入してしまって気になる場合は、飲む際にザルやコーヒーフィルターを使って取り除く。
3. ボトル内に落ちた・落としたコルクを取りたい

抜けなかった場合の最終手段としてコルクを押し込んだ時や、途中でコルクがボロボロになってやむなくボトル内に落とした時には、道具を使って取り除く方法がある。コルクが入ってしまったからといって、すぐに味や香りが損なわれたりするわけではないが、ゲストをもてなすシーンなどでは見栄えが気になることもある。家にあるものでも出来る2つの方法と、専用の2つの道具を紹介する。
リボンを使う
40cm~60cm程度に切ったリボンを折り、輪っか状になった方をボトル内に垂らしてコルクをキャッチする。そのままゆっくり引き抜く。
梱包用のビニール紐を使う
切ったビニール紐を、先に紹介したリボンと同じように輪っか状にする。反対側を結んでおくと扱いやすい。輪の部分を細かく裂いてコルクに絡まりやすくしたら、ボトル内に垂らしてキャッチして引き抜く。
専門の道具を使う
3つの鍵爪部分がしなやかにコルクをキャッチし、リングで固定したら取っ手を掴んで持ち上げるだけの「コルクリフター」や、折れたコルク専用の「ジョンワイン」などがある。
コルクリフターは1000円前後で、ジョンワインは少し高めの5000円前後で手に入る。ジョンワインは、1つでコルクの押し込み~引き抜きまで済ませることが可能だ。
コルクリフターは1000円前後で、ジョンワインは少し高めの5000円前後で手に入る。ジョンワインは、1つでコルクの押し込み~引き抜きまで済ませることが可能だ。
結論
様々なワインを楽しみたいなら、コルクを抜く作業からは逃れられない。慣れるまでは失敗してしまうこともあるかもしれないが、その時は今回紹介したことを思い出してみてほしい。ちなみに、スパークリングワインにはワインオープナーは不要だ。圧がかかると瓶が割れることがある。
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